《自転車走行中の破損事故、10年間で2倍超に。》
相談件数が2004年の100件から13年は251件に倍増。国民生活センターによると走行中の突然破損やそれによる転刀E怪我が多発しているという。(2015年4月19日放送NHKニュース「おはよう日本」)
《フレーム折れて転刀A8本の歯を折る。》
「ビーズ」(東大阪)が製造・販売し「ドッペルギャンガー」のブランド名で展開する折り畳み自転車を2012年11月に購入。13年6月走行中にフレームが突然折れて転刀A歯が折れるなどした。同社は製品の欠陥を認め750万円を支払うことで和解。
《小さな段差を越えられず治療に500万円。》
木更津市の男性、通販で購入した折り畳み自転車で鼻骨骨折と前歯8本を失った。
車道と歩道の繋ぎ目のわずか4センチの段差を前輪が越えられず、前輪はシャフトから先が折れた。治療に約500万円かかり販売会社を提訴しようとしたがすでにその会社は梼Yしていた。
《溶接不良でフレーム折れ負傷。》
ネット通販で購入し走行していたところ「フレームが真二つに折れ、負傷した」と消費生活センターに相談が寄せられた。
該当する折りたたみ電動アシスト自転車は、2014年の国民生活センターの調査で、パイプ材と相手材(折りたたみヒンジ)の溶接不良が確認された。
《ネット通販品は輸入後、業者による整備が行われないことも。》
欠陥製品に詳しい弁護士は、「ネット通販は、店舗を持たない個人でもヤフーや楽天などの大手ネット市場を利用して商売を展開することができる。そのため海外の手抜きや欠陥製品が混入しやすい環境」と指摘する。
《日本には国が定める「安全基準」がない。》
弁護士は、「自転車には自動車のような法律で規定した安全基準はない。」と指摘。
業界団体から国に対し強制力のある基準づくりを求める声もあがっているが、そうした基準は実質的に自転車の輸入規制につながるという意見があり実現に至っていない。
《高品質は欧州へ。「基準ゆるい日本」に粗悪品流入か。》
NPO法人「自転車活用推進研究会」は、日本の自転車販売に関するルールは先進国中「最もゆるい」と話す。
欧州の有名メーカーも中国工場で製造を行うが、同タイプの製品でも厳しい試験を突破できる品質の良い物は欧州へ出荷されるケースも多いと話す。
《半数が自転車購入で「後悔」、メンテに無関心の事実。》
自転車の安全利用促進委員会が自転車通学をする中高生の子供を持つ主婦を対象に調査したところ、購入した自転車について「後悔」や、メンテナンスについて「面唐ュさい」といった、ネガティブな感情をもっている人が多数いることがわかった。
《“面唐ュさい”が事故のもと? 愛着ゼロの“メンテナンス放棄自転車”に要注意! 》
母親の半数が「価格重視」で後悔、中高生の3割は「デザイン重視」で後悔。
《『それに乗っていると危ないよ』という自転車をよく見かける。》
自転車の安全利用促進委員会の疋田智氏は、「自転車には車検がない。結果、空気が入っていないタイヤ、効かないブレーキ、キーキー異音を発する自転車等『それに乗っていると危ないよ』と、すぐ分かる自転車をよく見かける」と話す。
《組み立てや点検整備などの作業が信頼できる店を選ぼう。》
自転車は流通上の事情により一部未完成の状態で工場から出荷され最終的な組み立ては販売店で実施することが多い。そのため販売店は、価格だけで選ばず、販売時の組み立てや点検整備などの作業が信頼できるかどうかで選ぶと良いといわれている。
《調整が不完全のままだと走行中に破損することも。》
一般的にスメ[ツ車は軽量化に重点を置いて造られている為、外部からの衝撃などに対して大きな余裕を持っていない物も。
スメ[ツ車特有の構造や調整方法を熟知せず調整が不完全のまま使用していると走行中に部品が破損し転梼膜フに発展することも有りえる。
《「どこで買っても同じ」じゃない。》
粗悪品と分かっていても販売停止させられない自転車業界の闇は深い。のか!?