bikepit saito

自転車屋の日々

宮城県 石巻 女川へ

2018-10-13 13:43:00 | お散歩
先月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。福島から石巻、女川の続きです。

大川小学校から北上川を挟んだ対岸辺りに建つ "釣石神社" に寄ってみました。

落ちそうで落ちない御神体の巨石は受験生の味方として合格祈願の参拝者が絶えず、先の大震災の揺れでもびくともしなかったそうです。



本殿へ向かう長い石段の途中に何かプレートが設置されていますね。



津波はここまで上がってきたんですね…。
震災当日はこの石段を登って助かった人もいたようです。



振り向くとこの景色。再建された社務所の向こうには整地中の広大な更地が広がります。
まるで埋立地か宅地造成地のようですが、ここも津波の被災地なんですね。



それにしても大きな石です。



丸いのかと思いましたが、けっこう突き刺さっているんですね。



女川の中心部へ向かって海岸線をドライブ。途中で小さな漁港へ寄り道です。



忠Y漁港。



午後も遅い時間だったので漁師の皆さんの仕事も終わり漁港は静かでしたが、仕事上がりに誰かがご飯を用意してあげているようで、ねこねこねこねこ…猫が騒がしいです。

忠Y漁港に下る坂の上から撮影した住宅地にはデザインに統一性を持った新築の家が並んでいますね。
ここも津波の被害を受け、海岸沿いに有った家屋は少し高い位置に建て直したようです。
その時猫はどうしていたのでしょう…。



夕方、やっと女川駅に着きました。

1985年のサイクリング以来、33年振りにやって来ました。
当時、女川駅舎の横で野宿をし(当時は道の駅等という物は無く、駅は水道とトイレが使えるのでとてもお世話になっていました)、翌朝出発前に千円札を拾ったという思い出があります。



33年振りの駅前は当時の面影はまったくありませんが、それも33年と言う年月の経過によるものだけでは無いのだ、と思うと複雑な心境です。



女川は今、今まで以上に観光に特化した街づくり?に舵をきったようです。駅前なんて既存の港町のイメージを覆す美しさと賑わいです。私はこれもアリだなと思いました。

東北では今、"ツールド三陸"とか"ツールド東北"等復興応援サイクリングイベントが人気のようです。来年は参加してみようかな!?

シーパルピア女川




宮城県 石巻 女川へ

2018-10-09 16:08:00 | お散歩
先月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。福島の続きです。

帰還困難区域の浪江町を抜け、また常磐自動車道へ戻りました。
このまま宮城県に入り石巻まで進みお昼にしようと思っていたのですが、仙台を越えた辺りで満タンでスタートしたアクティのガス欠マークがもう点灯してしまいました。

この先サービスエリア(GS)の位置もよく分からなかったので、どうせならまた寄り道していこうと松島で自動車道を降りました。
ガソリンと一緒に人間の方も食事を、と思ったのですがさすが松島、平日でしたが駐車場がどこもいっぱい。
ようやく停められた道の駅のような大きなお店で海鮮丼を頂きました。






自動車道へ戻り今度こそ石巻を目指します。

石巻市ではまず最初に行っておきたい場所がありました。







ここで、津波で、たくさんの児童と先生がお亡くなりになりました。



グラウンドすぐ後ろの山の斜面です。津波到達点の看板が立っています。あの高さまで津波が襲ってきたんですね。
(ここに登っていれば全員助かったのでは? と言われている裏山です。実際は学校の前を流れる北上川沿いを上流へ向かって避難を開始し、直後に津波に飲み込まれたそうです…)



凄まじい水の力と二階の教室まで飲み込むその圧涛Iな水量…











地震発生から津波到達まで51分。なぜ逃げられなかったのだろう…、なぜすぐ裏山へ登らなかったのだろう…。色々な事が今まだ検証されています。
7年経ったって、何十年経ったって、遺族や関係者の方々の気持ちが癒される時は来ないのかもしれません。

外からやって来た私達は被害者の冥福を祈り、ただただ手を合わせることしか出来ません。















福島県へ

2018-10-07 11:59:00 | お散歩
先月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。

福島では高速道路を降り帰還困難区域を抜ける国道6号線を走りました。
大熊町、双葉町、浪江町を通る6号線は原発の事故後通行止めになっていたのですが、数年前に線量も下がったという事で通行止めが解除されました。



線量が下がったとはいえ、本当に安全なのか? 人体に悪い影響は無いのか? ネット上ではありますが色々と調べてから行きました。

最初は「わざわざ危険な場所に近づく事はない」という意見も聞き、行くのをやめようとも思ったのですが、実際に行った人の話し、現在の線量、そもそも放射性物質とは? 等改めて調べてやっぱり行くことにしました。



車は通れますが駐停車禁止、二輪と人はまだ通行禁止で普通に歩いている人を見ることはありませんでした。信号は全て黄色点滅で左右に曲がることも出来ません。

コンビニ等の駐車場はもちろん、一般的な民家にも車が侵入停車出来ないように高いゲートが設置されています。
一部の大型商業施設は除染等の作業にあたる企業の基地として使われていました。

除染作業で出た土等を運搬するダンプもたくさん走っています。



道路上には現在のその場所の線量を表示する電光掲示板もたくさんありました。福一原発から直線距離で一番近い(約1km)所は他の場所に比べると少し線量は高めでした。
国道脇には許可を得て帰還困難区域(の自宅等)へ進入した車がスクリーニングを受ける施設もいくつかありました。

(ここは結婚式場だったようです。)


人が入れないのでどこも手付かずで荒れ果てた(地震で壊れた)ままで、全体的にはちょっと異様な雰囲気です。7年も経っているのに…。

しかし、本当に線量は下がっているようで国道沿いでは一軒だけですがガソリンスタンドも営業していました。

行く前から分かっていた事ではありますが車はもう普通に走っていますし、交通整理の警察官や警備の方々も普通の服装で仕事をしています。草刈作業なんかもしていました。

まだまだ時間は鰍ゥりそうですが、少しずつ元へ戻りつつあるようですね。
とにかく国には隠し事をすること無く復興へ向けてしっかりとやる事をやり、帰還困難区域が無くなる事を願ってやみません。

テスタッチ テンス

2018-10-06 12:58:00 | 自転車
東京サンエスの贈る東洋フレーム製クロモリフレーム、"テスタッチ テンス" を組んでみました。



ロードバイクとしての使用を前提に作られたフレームですが、細いクロモリフレーム&フォークなのでこんなハンドルバーを付けて街乗り用として作りました。

バーはアルミ、ステムはクロモリ、どちらも日東の製品です。
ブレーキレバーは吉貝、キャリパーは前田、ペダルは極東、ギヤクランクは杉野、タイヤは松下(とは言わないか ^^;)の26c。



ディレイラーは7800デュラエースをWレバーで操作します。ハンドルまわりもスッキリするしシンプルで良いですね。



ママチャリ用のアルミシートャXトにブルックスの鉄やぐら、サドルはブルックス  …ではない何か。トークリップとストラップはクリストフでなぜかストラップが青い。(青しか持ってなかった ^^;)。
バーテープはコットンを巻いてみましたがこの後上から重ねて革  …ふう合皮バーテープを巻きました。



ハンドルを極端に切ったときトップチューブにブレーキレバーが擦れるので、革を巻いてアクセントに。ホイールはえらいレーシーですが悪くないかな!?

そんなこんなの有り合わせで組んだわりにはまあまあのまとまりで。



中古の寄せ集めで作った新車? でも新しいオモチャは嬉しいものです。
運動不足の解消にしばらくはこいつが活躍しそうです。