先月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。福島から石巻、女川の続きです。
大川小学校から北上川を挟んだ対岸辺りに建つ "釣石神社" に寄ってみました。
落ちそうで落ちない御神体の巨石は受験生の味方として合格祈願の参拝者が絶えず、先の大震災の揺れでもびくともしなかったそうです。
本殿へ向かう長い石段の途中に何かプレートが設置されていますね。
津波はここまで上がってきたんですね…。
震災当日はこの石段を登って助かった人もいたようです。
振り向くとこの景色。再建された社務所の向こうには整地中の広大な更地が広がります。
まるで埋立地か宅地造成地のようですが、ここも津波の被災地なんですね。
それにしても大きな石です。
丸いのかと思いましたが、けっこう突き刺さっているんですね。
女川の中心部へ向かって海岸線をドライブ。途中で小さな漁港へ寄り道です。
忠Y漁港。
午後も遅い時間だったので漁師の皆さんの仕事も終わり漁港は静かでしたが、仕事上がりに誰かがご飯を用意してあげているようで、ねこねこねこねこ…猫が騒がしいです。
忠Y漁港に下る坂の上から撮影した住宅地にはデザインに統一性を持った新築の家が並んでいますね。
ここも津波の被害を受け、海岸沿いに有った家屋は少し高い位置に建て直したようです。
その時猫はどうしていたのでしょう…。
夕方、やっと女川駅に着きました。
1985年のサイクリング以来、33年振りにやって来ました。
当時、女川駅舎の横で野宿をし(当時は道の駅等という物は無く、駅は水道とトイレが使えるのでとてもお世話になっていました)、翌朝出発前に千円札を拾ったという思い出があります。
33年振りの駅前は当時の面影はまったくありませんが、それも33年と言う年月の経過によるものだけでは無いのだ、と思うと複雑な心境です。
女川は今、今まで以上に観光に特化した街づくり?に舵をきったようです。駅前なんて既存の港町のイメージを覆す美しさと賑わいです。私はこれもアリだなと思いました。
東北では今、"ツールド三陸"とか"ツールド東北"等復興応援サイクリングイベントが人気のようです。来年は参加してみようかな!?
シーパルピア女川