今日はあいにくの雨。ちょうど子ども達が家を出るころ、雨足が強くなってきました。
「おはよう。雨がたくさん降ってきて大変だったね。」
私の問いかけにきょとんとしているYちゃん。大変って?と言わんばかりにお気に入りの傘と長くつを見せてくれました。
「子どもは雨の中を歩くのが好きなんですね。いつもより寄り道が増えてなかなか進まないんです。」
傘にあたる雨音。長くつで入る水たまり。雨の日が好きなかたつむり。…
子どもの眼には新しい発見や試してみたいことがいっぱい見つかるのでしょう。
時間を気にして動く大人には見えない楽しみが、こんなにもそこらじゅうにあることを子どもと一緒にいると思い出させてくれます。
ゆっくり雨の散歩を楽しめるときはいいのですが、用事があったりする時はちょっと大変ですね。
でもおもしろいものを見つけている子どもに「早く、早く!」とせかしてもかえって逆効果です。
「もっと先にも何かあるかもよ。お母さんも探してみようっと!」
雨の日って楽しいね、と思って歩くお母さんに子どもは思わず「まって!」と追いかけてくるはずです。
憂鬱な雨の日になるか、すてきな雨の日になるか…お母さんの腕次第です。