去る7月9日(日)、田澤雄作先生講演会には本当にたくさんの方にご参加いただきました。
幼稚園、保育園の先生から図書館関係の方など子どもの育ちに関わるお仕事の方、子育て真っ最中のお父さん、お母さん,そして子どもたちも最後まで熱心に田澤先生のことばに耳を傾けていました。
アンケートもほとんどの方が書いてくださり、反響の大きさを感じました。
田澤先生への感謝の気持ちと共に、いただいた講演の感想を一部紹介いたします。
・メディアの子ども(大人)への影響を軽く見ていました。家族で考えていきたいと思います。
・まなざしが人を人にと育てていくということに、心が揺さぶられました。脳の映像が大変分かりやすく、理解が深められました。
・清貧という最後の言葉、とてもドキッとしました。あらゆるものを得ようとする社会の流れの中でもう一度考えたい生き方だと思いました。
・テレビ、スマホがよくないことは知っていましたが、なぜいけないのか、脳にどのように影響するのか具体的にわかって納得しました。人間らしい部分をつかさどる前頭葉の機能低下はとても怖いですね。
・保育中の落ち着きのなさ、想像力の低下が今日のお話につながっているように思います。
・具体的に(科学的にも、実例でも)示されていてよくわかりました。繰り返し見ることが危険だということを初めて知りました。
・「心の回復力」に希望がもてました。 etc.
小学生からも
・スマホ、ゲームは楽しいけど、とてもこわいとおもいました。時間を決めたりして安全に使っていきたいと思いました。
・意味のわからない言葉もありましたが、とても勉強になりました。今ゲームをやりすぎているので少し時間をへらそうと思いました。
という感想をもらいました。
メディアが脳や体に直接及ぼす影響についても知らないことが多かったという方、そして、メディアの行き過ぎが生活にも人生にも大変な問題を引き起こしているということを今、知ってよかった、もっと早く知りたかったという方がとても多くいらっしゃいました。
また、「メディアのない世界ってどんな感じなのでしょう?」「排除することだけを呼び掛けても追い詰められてしまう人もいるのでは?」という意見もありました。
メディアに囲まれた世界に生まれ、メディアありきが当たり前となっている世の中で子どもたちを育てていくことは、本当に大変なことだと思います。でも一番こわいことは、知らないでいること、知ろうともしないことです。
そして、知ったうえでどうしていこうかを考える力、選ぶ力をつけていくことが大事なのではないでしょうか?
清貧…講演会の最後に田澤先生にいただいたこの言葉。
あり過ぎるけど豊かじゃない今の生活の矛盾…余計なものが多すぎることで見えなくなっている幸せをもう一度考えていきたいと思いました。
でも差し当たってどうすれば?
難しく考えないで、まずはテレビを消して家族でご飯をおいしく食べる。
当たり前のことを当たり前に戻すだけでも子どもたちに本当の笑顔が戻ってくるでしょう。
皆さんのその後、また機会がありましたらお知らせください。
お忙しい中、快く講演をしてくださった田澤先生に心から感謝申し上げます。
講演会開催にあたり、ご協力いただいた方々、参加してくださった皆様にもお礼申し上げます。