ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

29-14 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅹ 〜有名人コメントに突っ込んでみました〜

2024年06月18日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 本ページはわざと
エッセイ漫画っぽく
描いてみました。


 この描き方だと
自分内比で2倍速。
相当時短なのは確か。

 ウォルポール氏、
18世紀中頃の欧米では
相当な有名人。
モーツァルトに完全圧勝の
国際的超セレブで
インフルエンサーでした。


  

 
 会う前から引け目を感じ、
そんなにいい印象を持って
無かった本人に実際会って
ハリソンさんは
モヤモヤ倍増。


  


 しかし、
相手方もそれは
同じでした。


  


 それが何なのかを探して
暗躍するウォルポール氏。


  


 又従弟を強力な味方に
引き入れ、その後英国に
戻ったハリソンさんを
追い詰めて行く事に
成功するかと思いきや――。


 ✹ 続きは明日。
  「人は基本ヘンタイって事?」
  と、自分で描いてて
  思いました。

  
  

29-13 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅸ 〜有名人がコメントしてました〜

2024年06月17日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 今回の旅行のパリでは
一足先に着いていた甥っ子
ジョージ・ブリングストン
伯爵の借家に泊まっていました。

 そこで見つけた雑誌には
著名人らの意見が
集められていましたが、
その中には…


  


 その後、
因縁の人となって行く
ウォルポール氏の
意見も掲載されて
いたのでした。


  


 旅行に出る前にも
ロンドンの遊園地で
ハリソンさんは
ウォルポール氏と
ニアミスしていました。


  


 そして地位と名誉、
容姿と性格、
富と人脈諸々に対し
メラメラとした物が
湧き上がるのでした。


 ✹ 続きは出来次第。
  ウォルポール氏の人間論に
  ハリソンさんが本音むき出しでツッコミ。



29-12 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅷ 〜私も取材協力してました〜

2024年06月10日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  

 その後のある日、
ハリソンさんが勤めて
いた事がある新聞店の
ロンドンにある本店から
ジェヴォーダンの獣事件に
ついての問い合わせが
来ました。

 ハリソンさんは
その年の5月までいた
パリでの下宿先だった
カフェの跡取り娘
マリアンヌ・ブルトン
へと情報提供依頼の
手紙を書くのでした。


 ✹ 続きは出来次第。
  そしてパリでは
  ウォルポール氏も…。

 

29-11 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅶ 〜私も煽りーズでした〜

2024年06月07日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 フランス・ジャーナリズム界は
この事件を大々的に報道。

 特に新聞はバカ売れ。
他の地域の人々の間にも
恐怖を広めて行きました。

 ハリソンさんは
1764年5月にフランスから
英国に帰国しましたが、
田舎の友人宅で見た
雑誌の海外ニュース特集で
この怪事件を知ったのです。

 ハリソンさんが
可愛がってる友人宅の猫。
こいつもある意味
「魔獣」なのでした。


  


 前半13話19ページ
野良出身の幼獣にして
既に大物の気配。


  
 

 同14話29ページ
なぜか動物好きの
お父さんだけ
シカト。


  


 同16話1ページ
「吾輩は猫である。
名前はカンディドゥス・
ミカエリウス・
キンプゾニウス。
名付け親はハリソン
ぞなもし。」


 ✹ 続きは出来次第。
  ハリソンさんに
  この事件の取材依頼が―。


29-10 シン・ジェヴォーダンの獣 Ⅵ

2024年05月31日 | 第29話 続・スパイとインボウ論
  


 ここまでは
ハリソンさんが心の中で
組み立てた話。

 ベルサイユ宮
王の内殿・奥の間での
ルイ15世が
「こうだったんぢゃないか
劇場」
なのでした。

 謎の男が英国の事を
「借り物好きごたまぜ国」
と言ってますが―。

 18世紀の英国では
音楽業界は外国から
作曲家や演奏家が
呼ばれていて、
英国人同業者は
ドイツ人ヘンデルに
圧倒されていました。

 ファッションは地味で
ヤボいのがインドから
更紗が来て
ちょっとは
マシになったくらい。
でも本国産の
デザイナーがダサセンス
ではダメなんじゃね?

 食事は北米から
新食材が入って来ても
メニューが豊かに
なったようには
ちっとも見えないし。

 演劇は野蛮で
下世話だし、
小説はまだサブカルの
域出てねーじゃんよ。

 海外旅行先で
美術品買い漁ったり、
勝手に持って
来ちゃったり。

 そもそも
王様からして
ドイツから借りて
来た人の孫
だしね?
オランダから借りて
来た事もあったし。

 ーーと、
いう事のようです。
 
 文化と伝統を誇り、
世界からの尊敬と
憧れを受ける
あの英国にも、
現在とは大違いの、
高度成長時代〜バブル期に
浮かれてた日本みたいな
時期
があったんですね〜。


✹ 続きは来週、
 ハリソンさんやウォルポールさんも
 事件の煽りに加担していた?!