ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

31-23 どっちに分岐しても結果は同じだった

2024年11月23日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
  


 アントワン助祭さん、
どっちみち
泣いちゃってましたね。


 マルティヌスと悪魔は
その後どうなって行くの
でしょうか?

 スルピキウス・
セウェルス師によれば
しよっ中マルティヌスの
前に現れては営業妨害の
ハラスちゃんしていた
ようです。


 ひよっとしたら
ジョーカーがバットマンを
気に入ってる程度には
親しみを感じているのかも?


 それでも、
何らかの方法で悪魔さんが
浄化されてくれると
いいのですが。

 結局今話では
主人公のハリソンさんが
イチ度も登場しませんでした。


 前半12話でも
ウォルポール氏と
デュポン氏の会話だけで
最後まで行ってしまった
のでしたが、
会話の内容はハリソンさんの
経歴についてでした。

 それが今話では
黎明会の皆さんが
ハリソンさんとまだ
知り合ってもいないので、
話題にも上ってません。

 何かもうこの話、
ハリソンさんいなくても
成立する?!


 …とか思いつつも、
次の話ではちゃんと
ハリソンさんが出て来ます。
32話タイトルは
「ポータブルシュンガショウシ」

 太古から現在まで
身近に存在する
異端審問所である
家庭の恐怖を描きますが、

予定では新年早々から開始
…できたらいいなといった
所です。

 ロバート・バートンが
「恋愛憂鬱症の解剖」で書いた
戦慄の妖怪チューチェディの
謎が解けたんで

前半上げたブログで続きを
書きたいんじゃい!

 

31-22 末永く聖 (きよ) き人生を送られますように

2024年11月22日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
  

 もし、
このフラグメント(断片)が
オラトリオだとしたら、
このページは
最終第3部の終曲と
いう事になり、
当時はローマ属州内
だったフランスの
トゥール地域の
皆さんによる
「良かった良かった
めでたしめでたし
ワイワ〜イ!」

の合唱シーンで
幕を閉じます。

 ちなみに、

 第1部は
マルティヌスが
「神のために戦う戦士に
なりたいから」

(31話タイトルの
「聖戦士」はここから来ている)
を理由に近衛隊からの
退職を願い出て、
ローマ皇帝と
大モメになった話。

 第2部は
トゥール地元民の間に
根強く残り続けている
樹木信仰とマルティヌス
とのせめぎ合い。

 …となるのでしょうが、

 古代ローマ帝国領内の
切支丹禁制
(江戸幕府だけじゃないぜ!)
が解かれて
未来への展望が開けた
時期だったとはいえ、
マルティヌスさん、
頑張りが過ぎて
結構ケンカ&
ハッタリかましな
タンカ切りが多いです!


 あと、
事故も含めて
本人が死にかけたり
殺されそうになったり
した事が何度も
ある
のでしたが、
その度、
上手い事切り抜け、
60代〜80代 (正確な
生年月日不明のため)
のどこかまで長生き
できたのでした。

 マルティヌスさん、
本フラグメント (断片)
中ではラストまで
全くキャラ崩れしていません。

 これだけで既に奇跡!?

 が、
今後描かれる予定では
ハリソンさんが今度は
サン・フランソワ
小さき兄弟黎明会員へと
シン・解釈を語る事になります。

 今までハリソンさん、
前半第15話で
「トリストラム・シャンディ」
本ブログ内では
後半24話で
中世イタリア巷談
同29話で
「ジェヴォーダンの獣」
のシン・解釈を行って
来ましたが、
イケメン聖者マルティヌスは
如何様に解釈されるんでしよう?

 ってか、
「トリストラム・シャンディ」
2巻17章ではスロップ医師が
自分達の宗派では
〈聖者の爪の切り屑を
侮辱しても酷い目にあわされる〉

って言ってますけど。

 スロップ医師も会の皆さんも
c教R-c派なので、
そういう人達に囲まれた所で
…そういう事して…
大丈夫でなんでしようか?

 そもそもハリソンさん、
「トリエント公会議には
出席しない」
って
前半3話のラストページで
言ってませんでしたっけ?!


 ⛪ 次はラスト1ページ。
ほっこり終われたらいいのですが。

31-21 素晴らしき哉 (かな)、聖者マルティヌス

2024年11月11日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
  


 「聖マルティヌスの日」
の今日を31話の最終回に
しようとしていたのに、
ネコハラ😼と
己の眠気に負けた…🥲

予定では
残りあと2ページ。

 ネコハラについては
ハリソンさんも第3部
英国編で散々な目に
遭うので、
その時にとくと語らせて
頂こうと思ってます。
…というか、
猫じゃなくて
語るべきなのは
牛🐂なのでは?!


スルピキウス・
セウェルスの文では
牛は複数匹が荷車に
繋がれていて、
その中の一匹が
緩んだ革帯を
締めようとした時に
角で農夫を刺したと
あります。

 その後に牛が
どうなったのかは
書かれていません。
 
 最後のコマのお兄さん、
前ページ (31-20)
下の段の真ん中の
コマの人と
同一人物ですが、
土壇場で
重要(?)な役を担わされ、
タッチも変わってます。

 
 ⛪ そして遂にハッピーエンドへ。
&悪魔👿はどうなった!?


31-20 そして民達もガヤガヤと集まって来た

2024年11月09日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
 


 もしこれがオラトリオ
(聖書や聖人の生涯等から
題材を取り作曲され、
独唱、重唱、合唱が
オーケストラ伴奏で
歌われるキリスト教の
宗教曲) のCDだとしたら、

マルティヌス (レチタティーボ)
■これから神より賜りし力を

マルティヌス (アリア)
■悪魔に自ら従う事も

民の合唱
■一体どうしたのか?

アルノ (レチタティーボ)
■何て事だ

民の合唱
■おお、これこそが
名高き奇跡の行い

 ※ ■には再生順番の
数字が入る。
――とかなんのか!?

 このアルノさん
死なない版の分岐、
31-7まで戻って
そこに繋がります。


 最初っからこっちなら
アントワン助祭さん、
泣かなくて済んだかも…。

🥲🥲🥲

 マルティヌスの弟子中、
森には直行せず、
近所への聞き込み捜索
してたメンバーも
森へと向かい、
心配した人々も
ぞろぞろ後から付いて
来ました。

 そして、
そこで見たのが
かの有名な力を使った
奇跡の瞬間だったの
です。



 ⛪ 上手く行けば続きは明日。


31-19 「探愛紀行」への月星(みちしるべ)

2024年11月06日 | 第31話 闇祓いの聖戦士マルティヌス THE FRAGMENT
  


 漢字は違いますが🌛⭐
あの「五稜星」と同じ読み方です。😅

 「探愛紀行」というのは
後にハリソンさんが
書く旅行記のタイトル
となります。


 アンリ4世は
ナバール王国出身の
16世紀後半〜17世紀
初めに生きた
フランスの王様で、
激化するカトリックと
プロテスタント間の
闘争を鎮めました。

 豪快で親しみやすい
性格、
プロテスタント民を
率いる頭 (かしら)
という点で似通った
所があってか、
ローラン神父は
「18世紀のアンリ4世」と、
ギョーム・シュペール
(米名: ウィリー・
スーパー) 氏にニック
ネームを付けています。

 ローラン師は
カトリックの司祭で
サン・フランソワ
小さき兄弟黎明会の
聖職者会員でも
あるのですが、
シュペール氏とは
気が合って親しく
しています。

 そして、
二人を発起人として
ある集いを立ち上げようと
していたのでしたが、
ハリソンさんの参加も
期待して、
この後あれやこれやと
接近を試みるのです。


 ⛪ 日本じゃハロウィン🎃🎃
終わればクリスマス直行!

🎄🎄🎂🎂🍾🍾🍗🎂

 新旧教徒共通の人気聖人
セイント・マーティンの
祭りは眼中にナシ!!
それでも、
次ページで
「マルティヌス奇跡劇」
がハッピーエンド版で復活。