T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

哀愁

2006年04月28日 00時23分08秒 | 福鉄電車
前回からの続き。

目医者での再診も済み、神明駅から大学へ。その後、必要な用事を済ませて、今度は高専へと向かうことにした。

その途中で、何気なく寄ってみたかったのが、福井新駅。ここにはもう使われなくなったものを中心に福鉄電車の車両が留置されている。

福井新駅で電車を降りる。駅とその周辺は、昼間であることに加え、雨の天気であったためか、驚くほどに人が少なく、ひっそりとしていた。この時点では、福井新駅に120形と300形、などが留置されていた。

 トップ写真の120形は何回かこのWeblogでも紹介している通り、長く福井鉄道に居る車両であるが、臨時の急行として以外、走った姿を見なかったように記憶している。今最新の車両と比べれば旧式の車両はほとんど武骨であるかもしれないが、その外見からは最新の車両にない、長い間地方の交通を支えてきただけの、力強さを感じる。


 120形の後ろに止まっていたのがデキ11電気機関車。冬場の除雪車として活躍している。そのまた後ろには300形が止めてあった。


こう見ると、もう動くことはない、そんな感じがした。


これらとは離れて、ただ1両ぽつんと取り残されたように止まっていたのが、この560形。路面電車としては、ずいぶん前から福井鉄道に居たが、イベント以外はあまり動いていなかった。しかし、「すまいるトラム」として福井駅前でトランジットモール実験、または福井大学と企業との共同研究による、電池を用いた走行実験、などその働きは大きい。


 最後に、120形のこちら側を撮って、福井を後にする事にした。長い間福井の交通を支えてきた電車たちであったが、これも時代の流れであろう、路面電車にその役目を譲り、静かに第一線から退く。


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