某携帯電話会社のCMで話題になった、福井鉄道福武線の駅。撮影当時(今年1月)は「西武生(にしたけふ)」駅でしたが、今年3月のダイヤ改正に伴い、「北府(きたご)」駅と改称されました。かつて武生に越前国府があったことから、その北の地区(すなわち国府の北)を表す「北国府」から「北府」になったといわれています。(なお、CMのカットを用いた各駅のポスターでは、駅舎の写真にて、「北府駅」と書かれた看板が駅舎の屋根にあります。)
駅舎内。大正13年に建造された、福武線で最も古い木造駅舎であり、機能的な現代の駅舎とは違って、温もりを感じさせます。(なお、駅舎は来年度に建て替えられる予定です。)
駅にいると、先ほどの200形電車が駅に入ってきました、福井駅前行きの急行として折り返し運用に入ったようです。
CMでは201号でしたが、個人的にはこちらの203号のデザイン(200形導入当初のデザイン)のほうが、より古い駅舎にマッチしていると思っています。
ブルーライナーミニに似た770形「ローソン・福銀号」
越前武生駅へ向かう880形「日刊県民福井号」
名鉄色に類似した880形「コカコーラ号」
元・岐阜県内の路面電車の車両群。3枚目の車両、もし名鉄色のままであったなら、CMの反響も少し異なっていたかもしれません。
この日は大型連休中であったこともあり、子供連れの親子のほか、女性グループ、近所の方々、カップルなどが訪れていました。1時間ほど滞在しましたが、約20人くらい訪れたでしょうか。訪問手段は電車と車が半々、近所の方は徒歩でした。普段なら通勤・通学を除いてあまり多くの乗客はありませんので、それほど全国放送のCMの力が大きいといえるでしょう。放送から1ヶ月以上経っていましたが、まだまだその反響はあるようです。
(つづく)