今年2度目の東京（6） - 御茶ノ水駅

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　御茶ノ水駅は神田川に沿って東西に細長い駅になっているが、その両側に架かる橋から駅やその周辺を望むことができる。

　まず、駅西の御茶ノ水橋からは、聖橋（前回の記事写真参照）や御茶ノ水構内の中央線（東京行き）を観る事ができる。一方、橋の反対側からは、川岸に沿ってカーブする中央線、総武線の各列車を見ることができる。

中央線　総武線

　これに対し、駅東の聖橋側。橋が駅や神田川をまたいでいるため、高いところから見渡す（または見下ろす）形で景色を楽しむことができる。


　さてここで変わった風景をひとつ。下は、聖橋の下を通る外堀通りから撮った写真。

　この写真で面白いのは、橋の架けられている高さが各所で異なっていること。そして低い橋を架線の無い電車が走っていること、だろうか？

　実はこの電車、東京メトロの丸ノ内線、つまり地下鉄である。丸ノ内線の駅はこの写真手前方向、JRの御茶ノ水駅とは川を挟んで反対側の地下にある。間に川があるため、ここで地上に出て橋を渡っている。また、この電車は電気を架線から取る方式でなく、下にある電気用のレールから取る方式（専門用語では第三軌条方式というそう）のため、普通の電車のように屋根に機器がない。

　ただこれを見ると、川が増水した時はどうしているのだろうとふと考えてしまう。橋は川からせいぜい2m前後くらい上であり、加えて電気が架線でなく下のレールを通っている、となると、やはり増水時は運休、ということになっているのだろうか。近年、東京でも集中豪雨による被害が出ていることもあり、気になった。


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　さて、御茶ノ水周辺での散策（前回参照）を終えた後は、早々に神田駅に戻り、ロッカーから荷物を取り出した。着替えも済ませ、中央線で東京駅に戻り、再び荷物をロッカーに預ける。必要な荷物を持って、次に目指す上野行きへの電車乗り場に向かった。

（つづく）