T.Shimada's Diary

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北京オリンピック開幕

2008年08月09日 00時25分29秒 | 時事・日記
 2008年8月8日、北京オリンピックがいよいよ開幕した。午後9時(日本時間:午後10時)から始まった開会式では、前半に中国の歴史と技術・文化を伝えるパフォーマンスが行われ、次いで各国選手団の入場が行われた。

 前半では、中国の楽器である「缶」と呼ばれる太鼓の演奏から始まり、中国で発明された紙や竹簡、活版印刷、羅針盤が演目の中に織り込まれていた。「缶」の演奏、紙と活版印刷については、「論語」で知られる孔子にまつわったパフォーマンスが行われ、活版印刷の演目では孔子の弟子たちを思わせる服装をした、竹簡を持った大勢の人々の姿があった。他にも、シルクロードを通じての絹の流通をイメージした踊り、鄭和と海のシルクロードをイメージしたパフォーマンスが行われた。歴史的な内容の演目は、中国の伝統的な踊りをもって終了。その後は、現代中国をイメージし、太極拳や近年の宇宙飛行、会場である国立体育場(「鳥の巣」)をイメージした「ハト」の人間絵など、様々なパフォーマンスが展開された。

 何よりも驚いたのは、各パフォーマンスで動員された人の数。「缶」の演奏をはじめ、数百人はいただろうか。これだけの人数で、これだけの力強い演技を行うことができる、さすがは中国であると強く印象付けられた。


 中国ではこのオリンピックを前に、競技場をはじめとした様々な建物の建設、都市整備が行われた。一方で、都市部の大気汚染、水質汚濁など、改善はされてきたがもう少し、という問題もあるという。さらに、オリンピック直前までの様々な事件のため、北京での警戒は強まっているとも聞く。まずは、オリンピックが無事に終わることを願って止まない。


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