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今週、福井駅前大通りにお目見えした、福井城百間堀の展示スペース。JR福井駅から大通り南側の歩道へ入るとその囲いが見える。
百間堀は、福井城で最も幅広の堀であり、最大55間(約100m)の幅があったという。展示スペースはその東側の中央部に位置する部分にある。
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こじんまりとした囲いをのぞくと、ガラス張りの下に石垣が見えるようになっている。この石垣は、駅前大通りで進められている地下駐車場整備を機に復元されたもので、この場所や周辺で出土した石を使って復元されたという。石はもちろん笏谷石(しゃくだにいし)で、かつては足羽山から切り出されていた。また、石垣の上面は、現在の歩道より1mほど下にあり、そこから2mほどの高さで石垣が積み上げられているという。
展示スペースからは当時の石垣のラインを示すタイルが延びている。今後は西側のラインなど歩道3個所にも追加される予定である。
なお、この百間堀は明治期にも残されており、明治40年代の福井市街地図を見ると、福井駅のすぐ西側に堀が迫っていた。しかし、堀が比較的浅いことなどもあり、戦前には堀がすっかり埋め立てられ、現在の町並みに変貌した。百間堀が存在していたことを知らない我々の世代にとっては、かつての福井の歴史を知る上で、重要な史料であることには違いないだろう。
百間堀は、福井城で最も幅広の堀であり、最大55間(約100m)の幅があったという。展示スペースはその東側の中央部に位置する部分にある。
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こじんまりとした囲いをのぞくと、ガラス張りの下に石垣が見えるようになっている。この石垣は、駅前大通りで進められている地下駐車場整備を機に復元されたもので、この場所や周辺で出土した石を使って復元されたという。石はもちろん笏谷石(しゃくだにいし)で、かつては足羽山から切り出されていた。また、石垣の上面は、現在の歩道より1mほど下にあり、そこから2mほどの高さで石垣が積み上げられているという。
展示スペースからは当時の石垣のラインを示すタイルが延びている。今後は西側のラインなど歩道3個所にも追加される予定である。
なお、この百間堀は明治期にも残されており、明治40年代の福井市街地図を見ると、福井駅のすぐ西側に堀が迫っていた。しかし、堀が比較的浅いことなどもあり、戦前には堀がすっかり埋め立てられ、現在の町並みに変貌した。百間堀が存在していたことを知らない我々の世代にとっては、かつての福井の歴史を知る上で、重要な史料であることには違いないだろう。