
福井市・鯖江市・越前市を結ぶ福井鉄道福武線の存続が問題になっているなか、鯖江市が存続のための独自の案を打ち出していることが分かった。
・福井新聞「福武線利用増へ独自案」(10/24付、紙面のみ)
鯖江市が提案しようとしている案は
・鯖江市内6駅の駅名変更
・市外からの遠足に対する運賃の一部助成
の2つであるという。
市内6駅の駅名変更は、駅名を市民に親しみやすいものにすることで、電車に乗る運動を活発化し利用増加へつなげようとするものだという。市内にある福鉄福武線の駅は、北から順に、鳥羽中、神明、水落、西山公園、西鯖江、上鯖江、の6駅があるが、このすべてが対象となるという。具体的には、駅名に市内の名所旧跡(例えば西山公園、誠照寺)、歴史人物(鯖江藩の間部氏、吉江藩出身とされる近松門左衛門)などにちなんだ名称を組み合わせるという。加えて、市では神明駅東口(旧駅舎側)の整備や、住民と連動した各駅の清掃・整備にも着手するそう。
市外からの遠足に対する運賃の一部助成は、現在バスの利用が多い遠足に福武線の利用を奨励するものであるという。市内観光の誘致という側面もあるため、市内の名所旧跡、社会体験(漆器の絵付けなど)のできる施設を網羅したモデルコースも策定するという。その上で、福井市や越前市の学校を中心に遠足の誘致を展開するそう。一方、市内の学校についても遠足に福武線を利用するよう求めるという。
鯖江市では、この提案以前にも上鯖江駅のサンドーム最寄駅としての活用策を検討したり、現在の牧野市長がサンドーム福井駅の新設構想について言及したりするなど、福武線の活性化に積極的な面がある。市民の貴重な交通機関という認識の下、来月上旬には開かれるという福武線存続協議のなかで、積極的な議論が展開されることを望みたい。
(写真:2007.10 福井鉄道神明駅)
・福井新聞「福武線利用増へ独自案」(10/24付、紙面のみ)
鯖江市が提案しようとしている案は
・鯖江市内6駅の駅名変更
・市外からの遠足に対する運賃の一部助成
の2つであるという。
市内6駅の駅名変更は、駅名を市民に親しみやすいものにすることで、電車に乗る運動を活発化し利用増加へつなげようとするものだという。市内にある福鉄福武線の駅は、北から順に、鳥羽中、神明、水落、西山公園、西鯖江、上鯖江、の6駅があるが、このすべてが対象となるという。具体的には、駅名に市内の名所旧跡(例えば西山公園、誠照寺)、歴史人物(鯖江藩の間部氏、吉江藩出身とされる近松門左衛門)などにちなんだ名称を組み合わせるという。加えて、市では神明駅東口(旧駅舎側)の整備や、住民と連動した各駅の清掃・整備にも着手するそう。
市外からの遠足に対する運賃の一部助成は、現在バスの利用が多い遠足に福武線の利用を奨励するものであるという。市内観光の誘致という側面もあるため、市内の名所旧跡、社会体験(漆器の絵付けなど)のできる施設を網羅したモデルコースも策定するという。その上で、福井市や越前市の学校を中心に遠足の誘致を展開するそう。一方、市内の学校についても遠足に福武線を利用するよう求めるという。
鯖江市では、この提案以前にも上鯖江駅のサンドーム最寄駅としての活用策を検討したり、現在の牧野市長がサンドーム福井駅の新設構想について言及したりするなど、福武線の活性化に積極的な面がある。市民の貴重な交通機関という認識の下、来月上旬には開かれるという福武線存続協議のなかで、積極的な議論が展開されることを望みたい。
(写真:2007.10 福井鉄道神明駅)