T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

仙台(6) - 秋保温泉の自然と路面電車

2007年07月22日 00時25分55秒 | 出張・旅行
 研究会会場に滞在するのがこの日までであったので、時折小雨の降る中、時間を見つけて周辺をぶらりと歩いた。

 温泉街のすぐ北は名取川が流れている。トップ写真の通り、両岸は崖のような川岸が木々に覆われており、仙台市内とはいえ自然を直に感じることのできる場所となっている。

 ここから秋保街道を東へ20分ほど歩き、のぞき橋に辿り着いた。このすぐ近くには磊々峡(らいらいきょう)があり、のぞき橋から名取川を「のぞく」とその景色を堪能することができる。その前に、磊々峡を直に見ることにした。

 磊々峡は名取川の一部になるが、温泉街で見られた景色とは一変して、荘厳な印象を受ける場所であった。

  
(左より、磊々峡のぞき橋寄りとその反対側、およびのぞき橋から見た景色)

 近くに温泉街がありながら、ここがどこか高山の奥であるような、そう錯覚してもおかしくないほど、自然の清廉なる印象を受けた。実際は写真で受ける印象よりも、水やその場の空気など、五感で受ける印象がとても強く、素晴らしいとかそういった言葉でさえも稚拙に感じる、何ともいえない感じを受けた。



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 磊々峡入り口から出たところ、すぐ近くにこのような路面電車の車両が保存されていた。窓には「故郷(仙)台へ帰ります/長崎の皆様サヨナラ」と張り紙が。どうやら、昔仙台市内を走っていた市電車両であったそうで、のち長崎電軌鉄道に譲渡されたよう。引退後、こちらに引き取られて保管されている。所々、塗装が剥げ落ちるなどの痛みはあるものの、かつての仙台市電を知る「証人」として、ここ秋保温泉でひっそりと佇んでいる。


(つづく)


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