地方民鉄 旅ガイド

　福鉄電車の車内に設けられているラック。元は鯖江のCROSS+MEDIAが発行していたフリーペーパー「クロスフクイ」を置いていたが、今年3月のVol.7で休載？となった以降しばらくは空きがあった。

　現在、ラックには日本民営鉄道協会（http://www.mintetsu.or.jp/）の発行する「地方民鉄 旅ガイド」が置かれている。同協会に加盟する鉄道会社72社のうち、「地方民鉄」とよばれる56社の電車や路線・観光名所・みみより情報・味を紹介している。巻末には各社の路線名や距離、所要時間、運賃が示されており、実際に旅をする上での参考となるだろう。なお、福井県の私鉄である福井鉄道、えちぜん鉄道もこの冊子で紹介されている。（なぜか石川・富山と同じ北陸信越地区でなく、中部地区というくくりになっている。）

　各社1ページほどのスペースであるが、各地域を走っている電車の特色だけでなく、周辺の観光地を知るにはちょうど良い内容だと思う。例えば、和歌山電鉄の「たま」駅長など、最近の話題も写真入りで伝えている。このように、冊子の内容は決してマニア向けなものではなく、しかも無料であるので、旅に興味ある人なら誰でも気軽に読める内容であると感じた。


　夏休みの時期はもうすぐ終わりであるが、秋の行楽シーズンもすぐ来る。近場でも良いから、電車で各地の観光地を訪ねてみてはどうだろうか？



◎「地方民鉄 旅ガイド」は、福井鉄道では各電車内の座席横に設けられているラックから入手することができる。（ラックの無い電車、他の広告の関係で冊子を置いていない電車も一部あり。）