T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

震災電車を訪ねて

2006年08月06日 00時58分03秒 | 福井
 真夏日の中、先週金曜、「震災電車」を見に行った。正式には福井鉄道161-2号と言い、戦後間もなくの福井震災(1948年)に被災、その後復活した電車である。空襲と震災を経験した福井市にとって、まさに復興の象徴となっている。

 この電車は現在、福井市美術館のある下馬中央公園の南西端に保存されている。保存される以前は161-1号との連接車であったが、保存に当たり被災時点と同じ単行電車の形に戻されている。とはいえ、元々通路のあった側は、運転台側と全く同じにはできなかったのか、いかにも継ぎ足し、の形になっている。それでも、反対側に似せようとヘッドライトなどの部品がそれらしく付けられている。


 ただ、屋外にあるためか、落書きによる被害があるようで、美術館側の側面はその跡がびっしりと付いていた(反対側は住宅街と言うこともあり、落書きは見られなかった)。


 美術館から少し離れていることもあり、人目につきやすい住宅街の反対側は、このような被害が見られた。これに限らず、どういうわけか寺社仏閣など文化遺産にまで落書きされる事が最近では増えているように思えてならない。前の記事にも書いたが、歴史をないがしろにせず、次代に残していくことの重要性を認識するべきであると思う。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (翼の折れたANGEL)
2015-05-23 23:27:39
電車いいねぇ~
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Unknown (T.S(管理人))
2015-06-20 15:44:07
> 翼の折れたANGEL さん
コメントありがとうございます。
この震災電車は今月27日に内部公開されるそうです。(http://blog.livedoor.jp/fukumokai/archives/1027052048.html
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