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ヒースロー空港からロンドン市内へ行くための交通手段はいくつかある。今回は、ホテル近くまで行ける地下鉄(Underground(通称:Tube))を利用することに。
ターミナル1,2,3には地下鉄ピカデリー線(Piccadilly Line)の駅 ”Heathlow Terminals 1,2,3 Station” がある。乗車する前に、窓口で「乗車券」を購入することに。
1回乗車ごとの切符は高い(£4.00)ため、"Travel Season Ticket"(トラベルシーズンチケット)を購入することにしていた。空いた窓口に入り、チケットの種類と期間、カバーする範囲(チケットの有効なゾーンの範囲)を伝えた。有効期間は7日間(7days)、ゾーン(Zone)については、ホテルから国際会議の会場までをカバーするZone1-3で指定した。しかし、これではヒースロー空港(Zone6)から利用できないため、そのことを問われた。自分はその間を通常の1乗車運賃(Single Fare)で賄うつもりであると答えた。すると、「カバーしていない部分は"Oyster card(オイスターカード)"の運賃としてチャージした方が安い」とのアドバイスを受けたので、その形でチケットを購入した。「チケット」といってもICカードとして受け取るため、紙のチケットを利用するより使いやすい。
代金:
・7Days Travelcard(Zone1-3):£28.40
・Add Pre Pay(Zone3-6):£1.80
それにしても、旅行者相手に親切に応対してくれる方で助かった。
なお先生方は、通常のOyster card(デポジット£3.00 + 運賃積み立て金)を購入した。こちらも見た目は自分のものとまったく同じカードであるが、プリペイド式であり、利用時に運賃が差し引かれる。積み立て金の確認と積み増し(Top Up)は各駅の専用機械、窓口で行うことができる。また、こちらは窓口で返却すれば、デポジット込みで最大£5.00まで返還される、という。
すぐ近くの改札からプラットホームへ。改札ではOyster cardを黄色い読み取り部分にかざし、緑のランプがついたら通り抜ける。なおカードは、カバーを付けたままかざしても読み取れるため、取り出す手間が省ける。
(ちなみに、貰ったカバーはスウェーデンの家具メーカー"IKEA"の広告版。日本にもイケア・ジャパンの名で進出しており、関東・関西に店舗がある。)
プラットホームからピカデリー線(Piccadilly Line)に乗車。目的のラッセルスクエア駅(Russell Square Station)までは50分近くの所要時間。空港から途中では、郊外の住宅地を見ることができた。日本にはない、緑の木々に囲まれた中にヨーロッパ式の住宅が整然と並び、その中を2階建ての赤いバスが通っていた。
午後4時半ごろ、ラッセルスクエア駅に到着。プラットホーム上の"Way Out"という電光掲示に従い、出口へ。この駅では3つのエレベータが設置されており、ほとんどはそれを利用する。すぐそばにらせん階段もあるが、175段という段数のため、「緊急時以外は使用しないよう」勧める注意書きが。エレベータは出入りが一方通行になるよう、2つドアが付いていた。つまり、エレベータの利用客は入った側(入り口用)とは反対のドア(出口用)から出るようになっており、次いで同じエレベータのドア(入り口用)から次の利用客が入る、というように交通整理される。
駅の改札を抜けて左手に曲がると、すぐ近くに、今回の滞在で利用するロイヤルナショナルホテル(Royal National Hotel)が見えた。一行は荷物を引き、ホテルに向かった。途中の大通りには信号があったが、歩行者信号はボタンを押しても(たとえ全方向の車信号が赤になっても)変わるのが遅く、また青に変わってもすぐに消えてしまう、という、なんとも歩行者に不親切なものであった。なおこれはこの通りに限ったことでなく、滞在中に使用した他の歩行者信号もだいたいそうであった。
ホテル脇の大通りには赤い2階建てバスが数多く通っている。ロンドンに来たことを実感しつつ、ホテルのフロントデスクに向かった。
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◎コラム4 - Oyster card
オイスターカード(Oyster card)は、ロンドン交通局(Transport for London : TFL)の地下鉄(Tube)、バス(Bus)、DLR、地上線(Overground)、トラム(Tram)の乗車に利用できるICカードである。カードには以下の種類がある。
・pay as you go(プリペイド式):カードに予めお金を振り込んでおき、そこから乗車時に運賃を差し引いていく。1日の差し引き上限額(Oyster daily price capping…Peak、Off-Peakの時間帯で異なる)があり、それ以上は引かれない仕組みになっている。カードの残金、およびチャージ(Top Up)は各駅の機械や窓口で行うことができる。
・Travel season ticket(期限付きのパス):定期券としての利用。7Days、Monthly(1ヶ月)、annual(年間)の3種類がある。購入した利用区間(ゾーン)内の地下鉄、DLR、地上線およびすべての路線バスで利用できる。またゾーン3~6のいずれかを含むチケットは、トラムも利用できる。カードにお金を積み増す必要がないが、利用区間外への移動に使いたい場合、その分の運賃をチャージして利用できる。
このほかにも多くのチケットの種類がある。詳しくはロンドン交通局のサイトへ(チケットの説明書、路線図、経路・路線検索など)。
・Transport for London(ロンドン交通局)
・Journey Planner(経路検索、日本語選択可能)
ターミナル1,2,3には地下鉄ピカデリー線(Piccadilly Line)の駅 ”Heathlow Terminals 1,2,3 Station” がある。乗車する前に、窓口で「乗車券」を購入することに。
1回乗車ごとの切符は高い(£4.00)ため、"Travel Season Ticket"(トラベルシーズンチケット)を購入することにしていた。空いた窓口に入り、チケットの種類と期間、カバーする範囲(チケットの有効なゾーンの範囲)を伝えた。有効期間は7日間(7days)、ゾーン(Zone)については、ホテルから国際会議の会場までをカバーするZone1-3で指定した。しかし、これではヒースロー空港(Zone6)から利用できないため、そのことを問われた。自分はその間を通常の1乗車運賃(Single Fare)で賄うつもりであると答えた。すると、「カバーしていない部分は"Oyster card(オイスターカード)"の運賃としてチャージした方が安い」とのアドバイスを受けたので、その形でチケットを購入した。「チケット」といってもICカードとして受け取るため、紙のチケットを利用するより使いやすい。
代金:
・7Days Travelcard(Zone1-3):£28.40
・Add Pre Pay(Zone3-6):£1.80
それにしても、旅行者相手に親切に応対してくれる方で助かった。
なお先生方は、通常のOyster card(デポジット£3.00 + 運賃積み立て金)を購入した。こちらも見た目は自分のものとまったく同じカードであるが、プリペイド式であり、利用時に運賃が差し引かれる。積み立て金の確認と積み増し(Top Up)は各駅の専用機械、窓口で行うことができる。また、こちらは窓口で返却すれば、デポジット込みで最大£5.00まで返還される、という。
すぐ近くの改札からプラットホームへ。改札ではOyster cardを黄色い読み取り部分にかざし、緑のランプがついたら通り抜ける。なおカードは、カバーを付けたままかざしても読み取れるため、取り出す手間が省ける。
(ちなみに、貰ったカバーはスウェーデンの家具メーカー"IKEA"の広告版。日本にもイケア・ジャパンの名で進出しており、関東・関西に店舗がある。)
プラットホームからピカデリー線(Piccadilly Line)に乗車。目的のラッセルスクエア駅(Russell Square Station)までは50分近くの所要時間。空港から途中では、郊外の住宅地を見ることができた。日本にはない、緑の木々に囲まれた中にヨーロッパ式の住宅が整然と並び、その中を2階建ての赤いバスが通っていた。
午後4時半ごろ、ラッセルスクエア駅に到着。プラットホーム上の"Way Out"という電光掲示に従い、出口へ。この駅では3つのエレベータが設置されており、ほとんどはそれを利用する。すぐそばにらせん階段もあるが、175段という段数のため、「緊急時以外は使用しないよう」勧める注意書きが。エレベータは出入りが一方通行になるよう、2つドアが付いていた。つまり、エレベータの利用客は入った側(入り口用)とは反対のドア(出口用)から出るようになっており、次いで同じエレベータのドア(入り口用)から次の利用客が入る、というように交通整理される。
駅の改札を抜けて左手に曲がると、すぐ近くに、今回の滞在で利用するロイヤルナショナルホテル(Royal National Hotel)が見えた。一行は荷物を引き、ホテルに向かった。途中の大通りには信号があったが、歩行者信号はボタンを押しても(たとえ全方向の車信号が赤になっても)変わるのが遅く、また青に変わってもすぐに消えてしまう、という、なんとも歩行者に不親切なものであった。なおこれはこの通りに限ったことでなく、滞在中に使用した他の歩行者信号もだいたいそうであった。
ホテル脇の大通りには赤い2階建てバスが数多く通っている。ロンドンに来たことを実感しつつ、ホテルのフロントデスクに向かった。
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◎コラム4 - Oyster card
オイスターカード(Oyster card)は、ロンドン交通局(Transport for London : TFL)の地下鉄(Tube)、バス(Bus)、DLR、地上線(Overground)、トラム(Tram)の乗車に利用できるICカードである。カードには以下の種類がある。
・pay as you go(プリペイド式):カードに予めお金を振り込んでおき、そこから乗車時に運賃を差し引いていく。1日の差し引き上限額(Oyster daily price capping…Peak、Off-Peakの時間帯で異なる)があり、それ以上は引かれない仕組みになっている。カードの残金、およびチャージ(Top Up)は各駅の機械や窓口で行うことができる。
・Travel season ticket(期限付きのパス):定期券としての利用。7Days、Monthly(1ヶ月)、annual(年間)の3種類がある。購入した利用区間(ゾーン)内の地下鉄、DLR、地上線およびすべての路線バスで利用できる。またゾーン3~6のいずれかを含むチケットは、トラムも利用できる。カードにお金を積み増す必要がないが、利用区間外への移動に使いたい場合、その分の運賃をチャージして利用できる。
このほかにも多くのチケットの種類がある。詳しくはロンドン交通局のサイトへ(チケットの説明書、路線図、経路・路線検索など)。
・Transport for London(ロンドン交通局)
・Journey Planner(経路検索、日本語選択可能)