T.Shimada's Diary

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ロンドン滞在記(5) - 入国審査

2008年11月30日 19時46分03秒 | 出張・旅行
 ロンドン・ヒースロー空港(Heathrow Airport)のターミナル3(Terminal3)に到着した乗客は、搭乗口から、動く通路のある、非常に長い通路を通って、入国審査場へ。動く通路は4回続いただろうか。黄地に黒で"Arrival"(到着)と書かれた先に進むと、広い場所に入った。入国審査場(Immigration)である。

 ヒースロー空港では、「EU域内の国民」と「それ以外の外国人」で、審査場が分けられていた。自分たちは当然EU域外の国民であるので、「それ以外」の通路に進んだ。審査場は柵で区切られていたが、この時間は空いており、関西からの乗客のみが審査を待っていた。

 この時点で、引率の先生方とは合流していなかった。加えて、ある審査ゲートでは、初老の日本人(?)が審査官への説明に手間取っていた。無事に通過できるのだろうか、と焦燥に駆られるも、自分の順番は迫っていた。

 ゲートが1つ空き、入国審査官の前に進んだ。制服と眼鏡を着用した、厳しそうな男性の審査官。なるようになれ、と半ばあきらめながら、パスポートと入国カードを渡し、いよいよ審査へ。聞かれた質問は以下の通り(英文は覚えている範囲のみ)。

・"How long are you stay?":滞在期間
 … "One week","7 Days"と返答。初の質問でかなり焦ってはいた。

・"What's your purpose?":目的
 … "International Conference at University of East London"のようなことを答え、国際会議での発表者リストを審査官に提示し、自分の発表論文名を見せた。

以上の2つで質問は終わり、パスポートにスタンプと審査官のサインを受けた上で、OKをもらった。意外と早く審査が終わったのは、国際会議という明確な目的があることと、事前に自分の発表論文が書かれた資料を用意していたためだろうか。とにかく、これで正式にイギリスへ入国したことになる。

 入国審査のゲートを過ぎたところで、先生方を待った。するとまもなく先生方を含めた多くの乗客が入ってきた。審査は同じ審査官でなかったこともあるが、職業を聞かれるなど、自分より少し質問内容が異なったようで、少々長くかかった。

 3人が合流したところで、審査場左のエスカレータで下に降り、荷物受け取りへ。ヒースロー空港では、各ベルトコンベアの付近に便名と出発した空港名などを記載した電光掲示板があり、それを見て自分たちの荷物が出される場所へ向かった。

 ベルトコンベアでは、順番に流れてくる荷物から自分のものを探し、下ろす。先生方の荷物はすぐに来たが、自分の荷物がなかなか来ない。係員に尋ねたほうが良いのでは、言われたころに、ようやく自分の荷物が流れてきた。おそらく出発時の搭乗手続きが早かったため、貨物室の奥にしまいこまれていたのではないかと思われる。とにかく、これで荷物も揃った。

 この後は、ひとまずホテルへ。ターミナル3から"London Underground"とある案内板を目印に、地下鉄の駅へと移動した。


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◎コラム3 - 入国カード

 イギリスへの入国の際、必要となる書類は "Landing card"(入国カード)である(トップ写真)。飛行機内で配布される。着陸までには記入を済ませること。記入はいずれも英字(活字体)で。

・Family name … 氏名のうち、苗字を英字で記入する。
・Forenames … 氏名のうち、名前を英字で記入する。
・Sex(性別) … M(男性)、F(女性)いずれかを記入する。
・Date of birth(生年月日) … 左から 日、月、年を2ケタずつ記入する。
・Place of birth(出生地)… "Fukui, Japan" というように、都道府県名、国名を記入する。
・Nationality(国籍)… 日本人の場合、"Japanese"と記入する。
・Occupation(職業)… "Student"など、自分の職業を記入。できれば事前に英単語を調べておきたい。
・Address in United Kingdom(英国での住所・連絡先)… ホテル名と住所を記入する。できれば事前に調べておきたい。
・Signature(署名)… パスポートと同じ書式で記入(漢字でもそのまま書く)。


 なお、JAL機の場合、座席個別のスクリーンを操作して入国書類の記入方法を閲覧することができる。


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