T.Shimada's Diary

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福井鉄道ミニ資料館

2009年06月06日 19時52分19秒 | 福鉄電車
 先月下旬に、福井鉄道西鯖江駅に開館したミニ資料館。週末、所用で高専に行く際に立ち寄ってみた。

 タクシー停車場の横にある資料館の玄関を見ると、ベンチが置かれており、閉まっていた。駅に回って、窓口の駅員さんに資料館に入れるかを尋ねた。すると、「いいですよ。外から玄関に回ってください」とのことで、そちらに戻った。内側から玄関の扉を開け、ベンチをどけてもらった。

 駅員さんが窓口に戻る前に、見終わったあとに一言かけたほうが良いかと尋ねたが、そのままでいいですよ、とのこと。一見、無用心かと思われるかもしれないが、タクシーの運転手さんらが玄関両脇のベンチに座っており、心配は無い。

 
 さて、ミニ資料館の中。先に地元紙でも紹介がされていたように、過去に使われていたバスや鉄道の乗務員の制服や制帽のほか、福武線の駅・車両の写真が飾られている。写真は見易いように、多くは原版でなく紙に拡大印刷したもの(一部は原版そのもの)が貼られている。以下、展示品の一部を紹介したい。


 昭和37年当時の福鉄バス。当時のカラーは今のような白地+赤線でなく、白地+緑の線であったと聞いている。


 一時期越前海岸で運行されていた、観光用のボンネットバス、「越前有情号」の切符。乗ったことはないが、小さい頃に姿を見たことがあり、懐かしさを感じる。


 福鉄の観光バスのデザイン案。現在はこのデザインが採用されているが、資料館にはこの他の2案も展示されている。

 
 福井鉄道に関する記事がある雑誌(寄贈品)と、福武線・鯖浦線(せいほせん)・南越線(なんえつせん)の沿線についての古写真集。福武線では当時の武生新駅、木造電車(モハ1型)の写真などがある。鯖浦線は電車・バス両方の沿線の古写真があり、当時は海水浴場に休憩所を設けていたことが興味深い。

 
 南越線についての写真展示から。左は、昭和初期に走っていたガソリンカー「軌道客車5号」。南越線で使われていた蒸気機関車の写真も展示されている。右は、南越線の駅のひとつ、五分市駅。このほか、駅については野岡駅や福井口駅、社武生駅の写真もある。


 昭和56年の五六豪雪の様子。120形・140形が雪に埋まっている。子供向けの資料として使っていたのか、ひらがなの説明が入っている。


 来館記念のグッズ類。時刻表付きのポケットティッシュや「地方民鉄旅ガイド」などがある。横には、福井鉄道の路線バス時刻表も置かれている。


 ここで紹介した以外にも、古い切符など、まだ多くの展示品がある。興味のある方は、一度ご覧になることをお勧めしたい。地元紙によれば、今後、鯖浦線の写真も展示される予定とのこと。開館は、8時半から17時半まで。

 また、資料館の玄関にも案内があるが、福井鉄道では資料館に展示する写真、物品の提供を受け付けている。昔のものはもちろん、最近のものでも例えば福井鉄道に関する雑誌の寄贈なども良いのかもしれない。



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