役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

連日の沖縄基地問題報道に思うこと(今後編)

2010年05月24日 17時09分42秒 | Weblog
テレビの報道番組で
連日のように沖縄普天間基地移設問題が
取り上げられています。

鳩山首相や閣僚の足並みの乱れや
政策のブレなど
批判や様々な意見が飛び交っています。
 
個人的に
沖縄のいろいろな場所を訪れると、
活気に満ちた子供たちの声や
走り回る姿を見て
こどもの数が多いなと感じました。

彼らをどう育て
どう幸せに生きて行けるように
環境を後世に伝えていくか、
どの親でも当たり前に考えていることが
県とか国とか大きくなると
少し対岸の火事のような感覚で
とらえているようにも思えるところが
少々湧き出てくるのも事実です。

あくまで個人的な見解ですが・・・

普天間基地の辺野古への移設が
自民党時代の案に戻ったような感じになってきました。

「自民党時代が長年何もしなかった」
と政権交代時には
そういった言葉が飛び交いましたが、
本当にそうだったのでしょうか。

多くの負担を強いる土地が絡んだ政策は、
今日明日ではできない大変厄介なこと。

移設に際し、
住民の理解と環境アセスメントなどの調査も
大変重要なことがらで
それを何年もの間
着々と準備を行ってきた事実があります。

やっとのことで県民が
理解を示しかけてきた そんな時に

「沖縄の負担軽減、普天間基地移設は最低でも県外」

なる眠りかけていた感情を
起こしてしまったのでした。

眠ったいた感情が
「期待」に変わり
人々は夢を見るようになりました。

しかし、
数か月でその期待という夢は
儚く散ってしまい
失望に変わってしまったように思います。

選挙による政権交代の結果が失望なら、
人々は軍事クーデターか
もしくは
無関心になって
それぞれが勝手に行動してしまう世の中になる危険性が
生まれるような気がします。

どうやら今週中に
アメリカと共同声明を発表するらしいです。

1月26日、
3月26日、
4月27日等の
日記ブログに記載したので
根本的な問題のことは割愛し
どうなってほしいか私見を書きます。

さっきのニュースを観ていると・・・

辺野古の海岸を埋め立てて
新しく滑走路を作ることになりそうな雲行きですが、
政府はヘドロなどを使って環境に配慮し
「エコ」という言葉を使って
環境破壊に繋がらないようにと
美辞麗句を様々駆使して
お茶を濁そうとしている節があります。

ここで私が思うことは、
環境に優しいとか
エコなどと言葉巧みに
関心を逸らしているようにしか
思えないということです。

沖縄の海はとてもきれいです。

ただ、
20年前に比べて
本当にきれいな海のまま
今に至っているのでしょうか・・・。

そんな疑問がわきました。

南部の海岸での写真ですが、
サンゴの死がいがいっぱい砂浜を覆っていました。



またゴミもとても多く散乱していました。


ごみを掃除する多くのボランティアの方々・・・






護岸工事や公園整備などの名目で
どんどん工事が進み、
本当の自然がなくなってきているのではないでしょうか。

















護岸工事のされていない海岸は少ない・・・


大義名分を並べても
人間が何かをすれば
自然を破壊してしまうような気がします。

環境に配慮するなら
本当にエコなら
何もしてくれるなと
人間は手を出すなと
私は思います。

また、沖縄の街を散策していて
いろいろ思うことがあります。

まず、普天間基地を高台から
見渡せる公園からの写真です。



ジェットエンジンを響かせる戦闘機が
離陸するときに響き渡る爆音は、
雷が間近で落ちたような音が
数十秒続きます。

響き渡る轟音が、
今まで聞こえていた携帯オーディオの音楽を
打ち消してしまうのです。

民家をこするように飛ぶ飛行機


国土復帰後38年間に
軍関係の航空事故が400回以上もあったと
沖縄タイムズに書いてありました。
非常に怖い話です。
ただ、
こんな危険な場所に建築許可を出した経緯も
調べないと公平ではありません。

轟音が事故の恐怖を駆り立てます。
普通はこんな場所には建築許可を出さないのだが・・・。

一方、
眺めのいい景色を優雅に広大な敷地で
ゆったりと構えたアメリカ軍関係者の住居と
細々した狭い敷地に居住する日本人。









良いとか悪いとかでなく、
日本人が払っている税金から
「思いやり予算」とかいうお金でこんな状況を
作り出している現状が正しいのでしょうか。

話を変えて・・・

沖縄の一般の方が
普段何気なく買い物や
近場の遊び場にしているショッピングセンターでも
思うことがあります。

サンエーという地元スーパーや
シネマQという映画館が入ったメインプレイスや
サンエーショッピングモール経塚店、しおざきシティ店、西原店、

イオンショッピングモール那覇店、南風原店、北谷店、名護店、

北谷アメリカンビレッジ、
とみとん、
ネオパーク等いろいろ見てきましたが、
休日は本当に人がいっぱいです。

観光地の国際通りや
西は久茂地から東は牧志、北は松山、
南は与儀周辺の繁華街、

アウトレットモールあしびな~は、
観光客もいっぱいです。

また、宜野湾のラウンドワンや
南風原のサザンヒルは
その単体で遊び場が存在し、
相乗効果が期待できるのに
周りには
関東や関西のような遊び場施設がないのが
残念に思いました。

全体的に・・・・、
なんだか
遊び場が少し少ないような気がしました。

北谷周辺の若者の街は、
元はアメリカ軍基地だったらしく
跡地の利用で成功した良い例のような気がします。



普天間や他の基地も撤退したら、
基地とそこに従事する人間の住んでた街のあった広大な土地が
沖縄の人の自由な発想で
街作りを行えると思うのですが・・・。

竹下内閣のときだったか、
故郷創生1億円なる予算配分がありましたが、
思いやり予算の充当を含めて
沖縄のこれまでの基地負担慰謝予算という名で
補助金を交付してあげたら面白いと思うのですが・・・。
撤去費用にも莫大なお金が掛かるのですから。

総括すると・・・、

沖縄だけでなく全体として
アメリカ軍基地の無い日本の国土、
そして
自国は自国で守るという概念と自衛力、
完全に新しいアメリカとの関係、
それに伴う悲惨な戦争の歴史の再確認と
新しい法と制度の構築が
絶対に必要だと思います。
今の様な国民をどう守るか
何も書かれていない憲法のもとでは
法治国家として国民を守れない。
国民自身も意識を改革して
自立しなければなりません。
右翼だとか中道だとかの話ではありません。
国とは何か
自衛とは何か
国際関係とは何か
世界とは何か
しっかりと認識しなければなりません。

問題先送りや及び腰、
グレーゾーンでの決着で
なぁなぁで終わらせることは
絶対にやめるべきです。

そして
最後にもうひとつ重要なこと
それは
新しい日本人への意識改革・・・。
謝り続けて
相手の言いなりになるのは絶対に良くない。
この意味において
憲法改正は避けて通れないと思います。

20世紀後半のように
もう逃げてばかりで
顔色をうかがっている時代は
終わりにしないと・・・。

そう思いました。

。。。。

宮崎県の口蹄疫感染拡大に思うこと

2010年05月24日 04時43分11秒 | Weblog
宮崎県を襲っている口蹄疫という動物由来感染症。
宮崎牛や豚が壊滅的打撃を受けている現状を見て
更に拡大するように思えてなりません。

確か、4月半ばだったか
東国原知事が記者会見で
口蹄疫が発生したが人に感染しないので
風評被害だけは避けたいと言っていたのを
覚えています。

あれから1か月、風評被害どころか
ますます広がりを見せている現状・・・

お隣韓国で
お正月頃、口蹄疫が発生
一旦は終息に向かったが
また発生した。
危機に感じた農林水産省は
全国に防疫対策通知を出した。

にもかかわらず
宮崎の家畜保健衛生所は
見逃したとか
油断していたとか
報道されています。

ホントでしょうか?

一部ラジオの報道では、
獣医師の不足で
対応が後手後手になっていると
指摘しているジャーナリストもいます。
保健所で仕事をしていたのでわかりますが
獣医師のお仕事は
犬猫病院が主ではなく
防疫関係が主体で
こちらの方がはるかに難易度が高く経験が必要で重労働、
なり手が少ないのと
そもそも論ですが
獣医師を育てる学校自体が少ない。
そういったことは
全くTVでは報道されない・・・。

また、
所管大臣も外遊して
指揮を取れず
命令系統が自民党時代とは
違って
政治主導に切り替えていたため
主管官僚が動かなかったらしい。

まぁそのことは
責任のなすり合いになるから
私はどっちでもいいのです。

私が一番
今してほしいことは
特に報道機関がしっかり報道してほしいのですが
「感染経路及び媒体」の調査と解析なんです。
PCRでもなんでも行って早く特定してほしい。

原因究明に全力を注いでほしい。

韓国から風に乗ってやってきたのか
なら空気感染するということなので
潜伏期間後
九州や中国地方は感染していると考えて
対策を早急にしなければいけないと思います。

または人が宿主になっていることも考えられます。
それなら全国に感染していることも・・・・。

生きている牛や豚を何十万頭も殺して埋めるなんて
いくら強力な感染症とはいえ
最小限にとどめてほしい・・・。

農家や加工業者、その流通業者、小売販売業、
飲食店など大打撃を受けて死活問題・・・。

民主党が選挙公約で言ってた
農業所得個別保証制度。
こういった人たちを
救えるような制度にすればどうなんでしょう。
保険もあるようですが
行政の基金や
独立行政法人が事業仕訳で廃止と仕分けられた予算を
回してあげればいいと思うのですが・・・

特別立法かなんかで無理なんでしょうか。

。。。

鳩山首相の沖縄県再来に思うこと

2010年05月24日 03時54分53秒 | Weblog
日曜日、新聞を買いに行ったら
朝から警官隊のものものしい警備が
国際通り入り口から
県庁周辺に敷かれていました。

10時半くらいに
鳩山首相が到着するとのことで
それに合わせて
基地撤去等の文字が躍った
チラシがいっぱい撒かれていた。

狭い県庁入り口付近では
黄色い色の「怒」の文字の書かれた
プラカードを持った数百の人々が
狭い歩道などで
拡声器を手に演説を繰り広げていました。

その後しばらくして
県庁前の広場に移動して
集会を開始・・・
私も話を聞くことに・・・


県議会議員さんや市議会議員さんが
先頭に立って
演説していました。


一周回ってみると・・・


鳩山首相が県庁に入った時が
一番の盛り上がりでした。

その時は警備がすごくて
遠くで見にくかったですが
黒車が入った瞬間
入口付近では
かなりの人が群れになって
抗議行動に出、
警官隊も阻止すべく集団を形成していました。

他方、
場所を奥武山公園に目を向けると
カヌー大会が開催されていました。




普天間基地移設等での死活問題を訴えるケンミンとレジャーを楽しむケンミン・・・。

同じケンミンでもまったく異なる現状・・・
これを見て
今の日本の現状を
よく物語っているように思えました。

あくまで私見ですが・・・
普天間が取り座沙汰されていますが
それだけでなくアメリカ軍基地問題は
どこに移すとかの問題だけでなく
冷戦後
旧の米ソを軸にした体制が終焉を迎え
これからの世界の軍事面及び防衛面での
新しい体制を構築しなければならない危機的課題であって
これを放置しておくと
今後の世界を大きく揺るがす大問題になると
私は思います。

しかしながら
他方では
アメリカ軍基地の恩恵で
沖縄の若者等の就職がまかなわれている現状があり
ケンミン生活の一部に軍がなってしまっていると
報道するテレビ局もあります。
あたかも
軍が恩恵を享受してあげているかのごとく・・・
普天間基地を移設しては
死活問題になると言っているようにも聞こえるのです。

アメリカ軍も同じ人間であって
沖縄の地で生活するのであれば
日本人と交わることもあるはず。
いがみ合ってばかりいては、
生活がままならない。
人はもともと平和的な生活を好むはずなので
日本人もアメリカ人も
歩み寄り共生の道を模索するようになったと思うのです。

38年も経てば普通に共生するでしょう。

基地と共生している現状と
基地問題は
別のことがらと私は思います。

沖縄も日本の一部・・・、
でも遠い国のような感覚もある・・・。

今回の「怒」のプラカードを掲げた日本の人々と
カヌーで遊ぶ日本の人々と同じように・・・。


。。。。