役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

残念な結果でした・・・

2011年04月11日 22時47分50秒 | Weblog
世の中、自粛、節制、イベントは何もかも不謹慎・・・。

何かおかしな気がしてなりません。
自粛って・・・

自分で粛正するわけで
強制的な自粛っておかしくないですか。
原発の自主避難もそう。
自主避難なら別に避難しなくていいわけで・・・。
行政が自主的にっておかしい話ですね・・・。
保障問題の逃げ道を作っているのでしょう。

そんな中、
地方で統一選挙が行われました。

その結果、
とても残念なことになりました。

そもそも政府は「国難」に国民全体で対処を
と言っておきながら、
こんな時期に選挙をやってのけるあたり
本当に国を挙げて
全力で一体となって
復興に捧げる気が有るのか
不思議に思っていました。

選挙をすると
行政は
普段の業務と兼務で
選挙事務をこなすようになるわけで
3月末から4月始めは年度の切り替えで
普通の時でもめちゃめちゃ忙しいのに
これに選挙事務が入り人手を割かれ
告示、名簿・票作成郵送、期日前及び選挙当日の会場運営や
開票作業なども山積の作業が有るのです。
被災地への職員の派遣で
保健師や医療スタッフが抜け
保健所や保健センター、病院他大変だと思います。

投票する人の側も
報道が震災関係一色で
選挙の立候補者が
何を争点に主義主張しているのか
わかるのでしょうか。

しかし、決まったからには仕方が無いことで
受け入れるしかないわけで・・・。

そんな中でも特に気になってたのが
首都東京の知事選。
70歳を超えたロートルが
4選されることはないと思っていたのに・・・
新銀行東京の失敗は?
オリンピック誘致失敗の責任は?
風俗営業法の行きすぎた規制強化は?
青少年健全図書などの行きすぎた規制は?
大震災を「天罰」と言った失言は?
花見を自粛しろと言った無責任発言は?
東京湾花火を止めさせた責任は?

残念な結果でした。

今の日本では
政府にしてもほとんど60歳以上のロートル
東電にしても社長も会長もロートル
巨人にしてもナベツネ氏は80歳を超えたロートル
南米選手権をキャンセルしたサッカー協会もロートル
どこもかしこもロートルが権力を握っていて
若手が潰されて行く・・・・

そんなロートルさんが生まれ育った昭和を考えてみると・・・

昭和の時代で生きて来た方々にとては
仕事と言えば
人海戦術が当たり前で
どこにでも人がいた時代でした。
組織は多くの人が支え合って
護送船団方式で成り立っていた社会だったのです。
終身雇用が当たり前で
コツコツ真面目にこなすのが良しとされ
付和雷同が和として扱われ
多くのことに
白黒付けないことが最良とされて来た。
解決策は先送りを良しともしていた。
細かい規律や要綱が無く
良い意味で「なぁなぁ」が通じていた。
例えば
トップが変なことを言えば
参謀とそれを支えるスタッフが
陰で動いて正当化していたことでしょう。

しかし、
今は昔と違い
何もかも機械化され
有る程度先を見越し
その場で白黒つけなければ
先に進まない時代になって来た。
問題を先送りにすれば
無能とされ
合理化の元人員削減され
コストカットが人的経験を上回り
金銭的利潤の追求が至上命令となった。
事細かに規律があり
要綱の存在が人を支配する。
しかも規律違反は
「なぁなぁ」では済まされなくなっている。
人が減り
昔のように1人欠けたからといって
職場で誰かがすぐに代わりをできる時代ではなくなった。

現実の今の日本の社会を見てみると
そんなロートル達が
時代の変化にも気が付かず
上辺だけで新時代とか言って
社会全体で未だに権力を握り続けている。

大震災から1か月経っても
何も先に進んでないように見えるのは私だけでしょうか。
原発処理にしても
復興処理にしても
人命救助にしても
救援活動にしても
ゴミ瓦礫問題にしても
死体処理にしても
義援金配分にしても
今後の経済社会教育にしても
今後の見通しにしても
今後の再生計画にしても
保障問題にしても
昭和な時代のまま対応している。

時代を見据えて
超法規的かつ超時代的な対応をしなければ
復興に当たった人も
その人がいた元の場所も
どれも潰れてしまう可能性がある。

日本は今も国として生きているわけで
外交が有り、経済活動が有り、
生命財産を守る仕事もあるわけで・・・。

今、北朝鮮がまた拉致していたらどうするのでしょうか。
竹島が占領されたらどうするのでしょうか。
尖閣諸島で密猟されたらどうするのでしょうか。
北方領土で大開発されたらどうするのでしょうか。
海外で日本人が紛争に巻き込まれたらどうするのでしょうか。
あらゆる産業が新興国に取って代わられたら
どうするのでしょうか。
外国の人がすべて良い人なわけありません。
外国が支援をしてくれているという報道は
一部だと思います。

昭和が悪いとは言いません。
良い部分もいっぱいあります。

ただ、問題を先送りし
護送船団方式で「なぁなぁ」で済ませようなど、
また、人海戦術でとりあえず人を集めよう、
そんなやり方では
今の世の中では
すべてにおいて対応できないと言っているのです。

悲しいかな
震災から1か月が経過し
選挙も民主党が敗北とか
次元の違う話をしているこのざまでは
何もかわらないでしょう。

相も変わらず
ロートルばかりで
政治の世界では50歳で若手って・・・

これからも後手後手が続き
多くの人の気力も減退して行き
失われた時間
失われた時代と
後世になって言われることでしょう。

空白の震災後とか
恥辱の迷走時代とか・・・

これからの1か月~3か月が
時代の勝負かもしれません。
多くの人が疲弊し
気力がなえる・・・・。
何か希望の光が見えればそれに越したことはない。
しかし、それは無理。
光が見えない中で
原発問題などで国際的な非難を浴びて
更に窮地に追いやられる。
そこで
今の権力者が
すべて逃げ出せば勝機が見えるかもしれません。

人間と言うのは
その痛みを味わった人でしか
本当の痛みは分からないもの。
だからこそ
被災地の批難所出身者もそう
命かけて報道している人もそう
体を酷使して救援活動している人もそう
現場で多くの被災体験をした方もそう
多くの机上の勉強と現場での実経験を融合して
自己の理論を構築している学者もそう
ただ、人を助けたいと思っている人もそう
地盤・看板・かばんも無く
ごく普通の人が立ち上がり
形成して行く社会が出来るかもしれない
という意味でです。

。。。。