役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

どうなるのかな~・・・せいじ

2012年06月20日 23時54分16秒 | Weblog
昨日は
台風4号の強風に驚きました。
6月から台風が上陸するなんて
10年に1回くらいのことでしょう・・・。

金冠日食やら
金星が太陽に重なったり
珍しい自然現象がいっぱいで
竜巻被害もあったし
今年は奇異な自然現象が多いような・・・。

そんなで
今日は朝からテレビ三昧・・・。

懐かしい暴れん坊将軍や水戸黄門など
近頃は放送がほとんど無い時代劇を
いっぱい観ました。

最近は
こういった時代劇は
ほとんど無くなってしまいました。

時代に合わないと言うか
やみくもに権威に迎合する姿勢が
現代人の琴線に触れないから
という感じというかなぁ・・・

これら時代劇に共通する主題は
上に立つ将軍吉宗や黄門さまが
品行方正で
完全無欠の正義の味方という点。

人々は印籠や葵の御紋にひれ伏し
上に立つ人は
下々の人々を守り
世の中を良くしてくれる・・・
含蓄されている主題が
同じような気がします。

それはそれで良いのですが
この主題が現す感覚が
日本人の精神を代弁しているなら
少々残念な気がしてなりません。

水戸黄門や暴れん坊将軍を
批難しようと思っているのではありません。
単にテレビを観ていて
そんな感覚に襲われたのでした。

なぜ
そんな感覚に襲われたのか・・・。
それは
今起こっている世の中の報道に
関係があるように思います。

とりわけ驚いたのが
野田首相が
メキシコで開催中のG20を
初日で切り上げ
いきなり帰って来たこと。

ドタキャンするみたいに
いきなり帰って来て
何をするかと思ったら
輿石氏や自民党などが画策して
消費税増税法案の採決をお蔵入り
してしまわないようにするため・・・。

それほどまでに
この法案が重要なのか・・・。

世界に向けて
特にアメリカに褒めてほしいからか・・・、
日本は儲けないよう
外に向かず
内向きにこんなことをしましたとでも言いたいのか。
戦争に負けて
大国アメリカに
庇護されていることで
日本経済が復興し回っていると
本当に思っているのか・・・。

先日の7日だったか
中国大使の丹羽氏が
石原都知事の尖閣諸島購入計画で
日中領土関係に重大な影響を及ぼすと
反対の見解を
イギリスの雑誌インタビューに回答を示し
世界に発してしまった。
中国駐留の全権大使なのに・・・。
野田首相は
国益を損ねた恐れたがあると
国会で答弁しているにもかかわらず
丹羽氏を更迭せず
反省しているからと
うやむやにしてしまった。

なぜそこまで中国に気を使う必要があるのか
中国との間に
問題を
波風を立てないようにしているアメリカに
ヨシヨシ言ってもらいたいからか・・・

ペコペコすることが日本人のメンタリティなのか
日本は
アメリカの属国という感覚なのか・・・。
日本の全権を受けて駐留しているはずで
国益を守らねばいけない立場なのに
領土問題がないと言っている政府の立場を無視した発言をした。
中国側の思いのツボじゃないですか。
習氏がリーダーになったら
このへんから付いてくること明白。
消費増税よりも大きな問題に思えるのに
うやむやで残念です。

一方
もうすぐ国会延長が決まるでしょうけど
民主党は
自民党の案に乗っかるように丸飲みして
乗り切ろうとしている・・・。

民主党が政権の立場にありながら
それに乗っかる形で
団結して法案を通そうとしている。
大震災の復興でさえ
大同団結しなかったのに
この法案で
大同団結したがっているように見える。
おかしな話です。
来週には採決になって
小沢氏などの反対派は欠席してのりきるだろうし
中間派は選挙の際の刺客に怯え
結局は何もできず有利な方へ鞍替えするでしょう。
反対派は
党議拘束を掛けても
うやむやになるような気がします。

本当は
今一番しなければいけないことは
国を挙げて
今後のエネルギーの確保を
どういう方向に政策を持って行くのか
道筋を示さないといけないはずです。

なのに
エネルギー政策の道筋を示すこともできず
脱原発と言ったかと思うと
大飯原発の再稼働を決めたり
一貫性が無い。
福島原発の終息宣言をしたにもかかわらず
未だに原因究明が棚上げされたまま
格納容器の中もどうなっているかわからないまま。

そんな中
石油や天然ガスが埋蔵されている可能性が有ると
佐渡島の南方を調査するとか
トンチンカンな国策を促したり・・・。

ある学者曰く
世界的には
日本海には新エネルギー(メタンハイドレード)が無尽蔵に眠ると。
その調査も開発もせずに放置状態・・・。

世界が新エネルギーに注目して来ているのに・・・。

ロシアのバイカル湖では
日本企業が採掘して
メタンハイドレードのエネルギー開発をしているとネットニュースに書いてあるし
韓国でも
2年後にメタンハイドレードを
新エネルギー政策として実用化を目指すと宣言しているし・・・。
だから
竹島を自国の領土にしたがっているのに・・・。

日本政府は
メタンハイドレードのない太平洋側で
従来のゼネコンなどの既得権益を保護するため
石油工学で対処しようとし
韓国・ロシア・中国との摩擦を恐れ
新しい海洋土木工学で
日本海を調査しようとしないという説もある。

日本のエライさんは
戦争に負けた国だから
資源のない国だから
アメリカの言うとおりに
石油や天然ガスを買うがゆえ
日本経済は回っていると
思っている節が有る。
印籠はアメリカの星条旗か。
Mr.プレジデントは上様か・・・。
大きな既得権益があるようで、
議員も官僚も財界のエライさんも
それに群がっているように見える・・・。

日本が資源大国になると
何がまずいのか。
日本が世界のリーダーになって何が悪いのか。

ドイツやイタリアが戦争に負けた国だからと
卑屈になって
アメリカの言いなりになっているのか。
西洋諸国と比較したり
参考にしたりしている政策が多いのに
この部分は何故強気に使えないのか。

資源が無い国など
きっと嘘っぱちだろう。
開発をしようとすれば
妨害されて
できなかったというべきでしょう。
印籠や上様が守ってくれている方が
楽だし既得権益も有る。
議員も官僚も財界のエライさんも
激しい討論や
交渉する能力が欠如していても
利益が得られるわけだし・・・。

不都合な真実になるんでしょうな。

そんな中でも
一つの光はある。

佐賀県の武雄市長は
レンタルのツタヤに
公立図書館を運営委託するよう議案を提出したり
京都府山田知事は
新エネルギー政策における
日本海に埋蔵される良質のメタンハイドレードの採掘帰港として
舞鶴や宮津などを利用することを提案したり
橋下大阪市長は
中之島図書館廃止や市バスの敬老パスを有料化したり
地下鉄を民営化したり
行き詰った既得権益を
かなりの速度で改革しようとしています。

それらは
首長さんが主導権を握って
旧権益に戦いに挑もうとしている点がすばらしい。

いつまでも
大きな力が守ってくれると思うのではなく
自分の力で動かねばいけないと思う。

アメリカのような強大な国が
守ってくれているという印籠は
今となっては幻想にすぎない。
否、初めから幻想だったのかもしれない。
そう気が付かなければいけない時期に
来ているように思う。

お上という文字に甘え
政策は赤字が当たり前とか
何でもサービスとか
現実問題、無理に決まっている。
打ち出の小づちは
世の中に存在しない。

上にあげた時代劇が
現代の平成の社会には違和感が有り
長寿のテレビ番組として名を馳せたにもかかわらず
打ち切られ以後ほとんど無くなった時代劇を鑑みると
今の国のシステム自体が
水戸黄門や暴れん坊将軍のような時代劇に該当し
過渡期にあるような気がする。

新しい概念として
現在の国政選挙自体が違憲状態である以上
国という概念は
もっと小さくあるべきなのかもしれません。
そして
お仕事は重なり合うことなく
広域でかつ緻密に・・・。

道州制が現実味を帯びてきたような・・・。
それとも
見たことも聞いたことも無い
新しい制度が出て来るのか・・・。

テレビを観ながら
そんなことを考えていました。

。。。。。