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詩と物語を紡ぎます

贈り物

2017-12-17 22:20:00 | daily tsukasa
     贈り物


ネット友のYさんからハムの詰め合わせを戴きました。即、お礼のメールをお送りしましたが、改めてお礼を申し上げます。

お気遣い頂き感謝します。有り難く頂戴致します。

さっそく晩ご飯にロースハムを戴きました。美味しかったです。堪能しました。


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2017/12/17
22:00 am
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極夜

2017-12-17 20:00:00 | poem
     極夜



轟々と唸りを上げた風が
烈しく吹き荒んでいる夜を
眠れないまま歩き続けていた

実は夜は始まったばかりで
これから本当に(本当に!)
夜更けていくのではないか

まだほんの数十分、か、ばかり
まだ一時間とも、経ってはいない
或いは、もう幾十夜も重ねている

の、かもしれないと思ったのは
最早朦朧と歩き疲れてしまって
脚を引き摺っていたせいだろう



辿り着いた先に雪洞か提灯か
風に煽られるまま不規則に蠢く
鈍い明りは赤く透かした耀きで

円軌道上を重なっては反発して
仄かな香りが渦を巻いて舞い上がり
ぼんやりした脳裏に緞帳が降りて暗転し

そこは子供が遊んでいた例の無い
八畳ほどの殺風景な児童遊園で
蕾だった山茶花の紅い花弁が開いて

花言葉に浄められて居るのだと知り
曖昧に咲いながら見蕩れている
気付けば夜は白々しく明けかけて



わたしは独り
生け垣のそこかしこと、浮き上がる
紅色の花の前に、佇んでいたのだった



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written:2017/12/15〜17
elaborated:2017/12/17
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薄明

2017-12-17 18:00:00 | daily tsukasa
     薄明


 大気に季節風が波打っている。急速に夜の色が密度を失い、急速に朝の色が充満していく。人が目覚め猫が欠伸し鳥が唄う。日の出まで三〇分を切った。夜と朝のはざまにわたしは居る。


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2017/12/17
06:25 am
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