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詩と物語を紡ぎます

はつゆき

2017-12-31 14:00:00 | daily tsukasa
〉はつゆき



あさから、らじおが、はつゆきの、にゆうすを、くりかえし、つたえています。おおみそかの、はつゆきは、ひやくさんじゆうねんぶり、だそうですよ。

おひるすぎに、ふつた、つめたいあめは、さつきやみました。でも、おそとは【さむさむ】です。

おそうじ、おせんたく、かいもの、と、いそがしかつた、つかささんは、……すとーぶのまえで、うとうとしてますよ。

つかささん、うたたねはいけません。とこをとりましよう。

うーん、ねむい。ぐすぐず。

かぜぎみの、こえ、ですよ。くずねゆ、のんで、ゆつくりねましよう。

はいはい。


さて、いよいよ、あしたは、おしようがつ、ですよお! よんでくださった、みなさま、ありがとうございました。らいねんも、よろしくです。

では、よいおとしを!

                  つかさ
              さぼてんゆかり


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2017/12/31
14:00 pm
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あか

2017-12-31 00:00:00 | poem
     あか



鮮やかな『赤』に、出逢う。

例えば、かつて。

目映い、はつなつの、ツツジ。
絶妙な配合の、
『赤紫、或いは浮ぶ蛍光赤』。

そして、現在。
乾いた、はつふゆの、サザンカ。
目に映える、
『濃赤、または乙女の唇色』。


咲み始めた花びらが揺れる。

硬く結んでいた蕾は、
綻びて、解れ、解けて、
一枚、一枚、風に、
揺らめく冬陽のダンス。

赤。
まぶしい色。
熱い色。
生命の色。

頬を、染める、
そして耳を、
柔らかな、
唇を、染める、

赤い血潮の色と、
傾き行く夕日の色と、
重なっていく。


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written:2017/12/28
elaborated:2017/12/29〜30
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