バングラデシュはイスラム教徒が多いので、多くの女性はスカーフを頭にかぶっています。
イスラム教徒90.4%、その他(ヒンズー教徒、仏教徒、キリスト教徒)9.6%(2019年、バングラデシュ統計局)
マレーシアもイスラム教徒が多いので、同じくスカーフを頭にかぶっている女性が多いのですが、
興味深いのは、そのかぶり方が全く違うということです。
イスラム教(連邦の宗教)(61%),仏教(20%),儒教・道教(1.0%),ヒンドゥー教(6.0%),キリスト教(9.0%),その他
マレーシアのスカーフ(トゥドゥンTudungと呼ぶ)のかぶり方は、
髪の毛1本たりとも見せず、顔もお面のように周りをすべて覆います。
夫以外の男が髪の毛を見て欲情しないように、だそうです(諸説あり)が、
髪の毛で欲情するやつなんか、おるんか?
マレーシアではこんな感じ
年配の方はもちろん、子供も割と小さい頃からかぶっています。
一方、バングラデシュでは、スカーフ(ヒジャブと呼ぶ?)のかぶり方は割と自由です。
バングラデシュ(チョットグラム)で一番多いのは前髪を出したこんな感じ
もちろん、中東のような目だけ出した厳格なヒジャブをかぶった人もいます。
マレーシアでは中東諸国からの観光客以外では、こういうかぶり方をした人はいなかったように思います。
こちらはコロナの影響でマスクしてるので、そのような雰囲気になってしまっていますが、
前髪は出ています。
次に多いのは、髪の毛を後ろでお団子にして、そこにちょっとだけスカーフかアクセサリーをかぶってる、さらには何もかぶっていない方です。
政府関係者や地位の高い方はその傾向が強いようです。

左は某銀行の会長、右はハシナ首相です
子供のうちはかぶっていない子が多いように思います。
結婚式ではこのスタイルがトレンドのようです。
ほとんどかぶっていないのと同様のアクセサリー状態ですね。
鼻チェーンが結婚式のトレンドのようですが、
痛そうです。