まだ寂しい春の庭に、今年もプスキニアが咲き始めました。

白にブルーのストライプ、

小さな小さなお花なのに、

白にブルーのストライプ、
小指の爪ほどの小さなお花です。
この花のことを教えてくれたのは、陶芸を通して知り合い、友だちになった大切な人でした。
彼女に見てもらいたくて、ありすの庭に球根を植えたのは、秋。
春になって、もうすぐ初めての花が開くというころ。
咲いたら写真を撮っていちばんにメールしようと楽しみにしていたのに、
彼女は突然空へ旅立ってしまいました。
あれから5年。
今年は芽吹くのが遅くて、もしかしたらだめになっちゃった?と心配していましたが、
今日、外で粘土作りをしている時、咲いていることに気づきました。
い、いつの間に?
「みほちゃん、明日は私の誕生日だよ。仕事ばっかりしてて忘れてない?」って言われたみたいな気がしました。
・・・忘れてないよ。
でも、ずるいよ、自分だけず~っと40代のままなんて(笑)。
少しだけ、切り花にして小さな片口に挿してお店の中に飾りました。

小さな小さなお花なのに、
私はここにいるよと言っているみたいに、強く香っています。
そうだね。
・・・明日はちゃ~んとお祝いしなくちゃね。