
今週は、津軽一番の大切な行事のご紹介。
このお祭りに、津軽の歴史・文化・意味が全部含まれていると言っても
過言ではありません。
岩木山 お山参詣は、
重要無形民俗文化財(昭和59年1月)です。
津軽地方の人々にとって「岩木山」はかけがえのないシンボルであり、
古くから「お岩木山」とか「お岩木様」と慣れ親しまれてきました。
旧暦の8月1日(岩木山神社の誕生日)には、
「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、
この「お岩木様」に集団登拝する行事が「お山参詣」・「ヤマカゲ」といわれている行事です。
今年の、お山参詣の日程は、
8月27日、初日/向山(むかいやま)と呼ばれる初日、
岩木山神社では、訪れた多くの人たちが参道を上ってお参りします。
28日「宵山(よいやま)」では、大勢の参拝者が
黄金色の御幣や色あざやかな幟(のぼり)を掲げ練り歩きます。
白装束に身を包んだ参拝者たちは、登山囃子が響く中「サイギ、サイギ」の掛け声を響かせ、
岩木山神社を目指します。
29日、最終日の3日目は、旧暦8月1日の「朔日山(ついたちやま)」。
参拝者は岩木山の山頂を目指して未明に出発します。
懐中電灯などの明かりを頼りに岩場を登り、山頂付近でご来光に向かって手を合わせます。
ちなみに・・・・お山参詣の唱文


懺悔懺悔(サイギサイギ)
六根懺悔(ドッコイサイギ)
御山八代(オヤマサハツダイ)
金剛道者(コウゴウドウサ)
一々礼拝(イーツニナノハイ)
南無帰命頂礼(ナムキンミョウチョウライ)
•過去の罪過を悔い改め神仏に告げこれを謝す。
•人間の感ずる六つの根元。目・耳・鼻・舌・身・意の六根の迷いを捨てて汚れのない身になる。
•観音菩薩・弥勒菩薩・文殊菩薩・地蔵観音・普賢菩薩・不動明王・虚空蔵菩薩・金剛夜叉明王
•金剛石のように揺るぎない信仰を持つ巡礼を意味します。
•八大柱の神仏を一柱ごとに礼拝する。
•身命をささげて仏菩薩に帰依し神仏のいましめに従う。
小学校の頃、覚えさせられた意味不明だったこの歌が、
女35にして分かったという事実

さて、私達も、勿論参拝

まずは、手と口を清めて・・・・

「世界が平和になりますように。できれば、世界経済も安定しますように」By藤田
「家族みんなが健康でありますように」By境

私、顔も洗った方がいいですね

この二人は何を願ったのかな??多分・・・・
「営業、取れますように」By営業S氏
「お酒で失敗しませんように」ByディレクターM氏

今回も、お話は岩木山神社 禰宜の須藤さんからお伺いしました

私達のバックにそびえたっているのは笛です

歴代の登山囃子大会優勝者の名前が刻まれています。
本当に音が出る巨大笛だそうですよ~~津軽のもつけっぽいですよね


「なんでも、人の為にやることが大事!」
そうおっしゃる須藤さんの言葉が心にしみわたりました。

そう、境さんは、今年の初詣で
ここ、岩木山神社に絵馬を奉納。
そして、4月から番組がレギュラーに

「やっぱり、岩木山神社はご利益がある~~~。」なんて言っていると、
須藤さんは、
「それは、あなた達がむしゃらに頑張ったからだよ。」と。
その瞬間、がむしゃらに頑張る、津軽クルーの姿が脳裏に浮かんだ。
皆、私の為にありがと~~~~う

なんて言ったら、殴られますね

リスナーの皆さんは、誰の為に仕事や家事、育児、介護、勉強などしてますか??
表面的には、周りからは自分の為に見えたり、実際そうかもしれません。
でも、そこから深~~~く掘り下げていくと
必ず、誰かの為に繋がっていると思います。
そうやって、ちょっと考えてみると、
嫌なことも、自分の為ならすぐ投げだしちゃかもしれませんが
人の為なら、なんだか、頑張れそうな気がしませんか??
さ、皆さん、
8月27日28日29日、岩木山神社は大賑わいです

どうぞ、参拝にいらしてください
