【地球温暖化のなか 今、原発を問う】・・講演会
講師:京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏
【5/9 於:新宮市福祉センター】
優しく、分かりやすく説明して下さって、参加者一同大満足!!
目から鱗のお話もいっぱい!!
★地球温暖化と二酸化炭素の関係
・温室効果ガスの二酸化炭素が増えると、温暖化になると言われていますが・・・
統計学上・・・気温が上がった後、二酸化炭素が増えている。
(地球上の二酸化炭素は、ほとんど海中にとけ込んでいるので
気温が上がると、大気中に出てくる)
☆原因と結果が反対!!
★原子力発電所は、「海温め装置」
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原子炉で発電しているエネルギーの33%が電力に、残りは海水を温めています。
7度高くして放出する温排水の総量は、年間1000億トン
日本の河川の総流量は、約4000億トン・・・
日本全河川の温度を、約2度近く暖めて、一年中流しているようなものだそうです!
★貧弱なウラン資源
・・今日(5/12)も、ニュースでウランが高騰していると言っていました。
★日本が保有する分離プルトニウムは、45トン(長崎型原爆4000発分)
★原子力は即刻止めても困らない
☆原子力発電をすべて止めて、現在停止させている「火力発電所」を稼働させる。
(その場合でも、火力発電所の設備利用率は7割)
☆ピーク時・・・真夏の、数日の間の、数時間に、わずかばかりの不足が生じると言うのであれば
自家発電からの融通や、工場の操業時間の調整、そしてクーラーの温度設定の調整などで
十分乗り越えられる。
★地震のない、アメリカやヨーロッパなどに比べ、地震大国の日本・・
大地震が来ても本当に大丈夫なのでしょうか?
★小欲知足
・生命環境を守るために、エネルギー消費を減らすことが必要
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講演会が終わった後も、先生を囲んで質問攻め・・・快く応じて下さいました!
皆様も機会がありましたら、是非小出先生のお話をお聞きください!