私のひとり言

出来事、出会いなど気の向くままに!

人は

2011-10-10 10:34:49 | Weblog
人は誉められてはじめて、自分のよさに気づきます。
愛されて、人を愛することができる人になります。
認められて、心にゆとりを持つことができます。
渡辺和子シスター

近況報告

2011-10-09 10:13:45 | Weblog

つい最近まで30度に迫る気候だと思っておりましたら、急に寒さを感じる季節に
一転しまして、このところ暖房も必要な朝夕になってきました当地でございます。
「あれから」・・・広島では8・6、長崎では8・9、ニューヨークでは9・11
東北の我々にとっては3・11の暗黒の日
一人一人の「あれから」が克明に延々と後世に語り継がれていくんでしょうか?
早かったような、長かったような、「あれから」七ヶ月が過ぎようとしております。
「日常」を取り戻した地域もありますが、仮設住宅に入り寒さも近づき、未だ青写真が
描けない方々もいると、被災地のニュースでは報道もされております。
なんとか政治行政(あまり当てになりませんが)の力添えで、前へ進んでもらいたいものです。

福島県の浜通りでは畜産農家どころか死の町(ある大臣曰く)の状態になったようで
弊社の営業権も皆無になってしまいました、その分を宮城県の畜産農家を頼りに失地回復を目指し
頑張っておりますが、しかし、こちらもセシウムの風評被害で困難を強いられている状態です。
黒毛和牛一頭の生産者販売価格が以前でしたら、約100万円位しておりましたが
現在では、半分の約50万円程度にしかなりません。宮城県産(産地表示の義務があり)でこの値段、
福島県産では30万程度に落ち込んでおります。いずれも検査済でセシウムがフリーでこの有様です。
消費の低迷で、完全に生産原価を割った価格になっております。

宮城県の畜産農家全体で東京電力に損害賠償の請求を月毎に提出し、損害金を貰うよう手続きを
しておりますが、膨大な金額になっておりまして、果たしてどの辺で和解案が出てくるのか
賠償金が下りてくるまで、もう少し時間がかかるようです。
東京電力から損害賠償が出てくるまで、一時的に県の畜産協会より再生産できる金額を
借り入れる仕組みができており、そこで、畜産農家に代わって、その借入金や東電への損害賠償の
書類作りのお手伝いが最近の毎日の仕事になっている次第です。
そんな訳でしばらくの間、災害の後始末で時間が潰れそうな日々が続きそうです。



おじさんへ

2011-08-16 09:38:37 | Weblog
残暑お見舞い申し上げます
お便り嬉しく拝見させていただきました。そちらの空気にもすっかり慣れて
お元気でお過ごしのご様子、何よりかと存じております。あれから丁度五ヶ月が過ぎてしまいました。一人一人、被災地の方々はいろいろな思いで、一言では言い表せない複雑な思いで、長かった方、あっという間の方、この五ヶ月を歩んできたのではないでしょうか。あの災害が無かったならと鎮魂の思いで、このお盆を、誰しもが思っていることではないでしょうか。先日、海沿いのある小学校に立ち入ってみました。この時期この季節でしたら子供達の楽しそうな声がそこここに聞かれる場所でしょうが、聞こえるのは松林が根こそぎ倒され、直ぐそこに海が見えて、潮騒ばかり。人っこ一人いない小学校の校舎は原形を留めていましたが教室に入ってみると、黒板の上に掲げてある掛け時計の針が、どの教室も「三時二十分」を指しているのが、胸を締め付けられる思いでみてきました。津波がこの時刻に、全てのものと同時に時計をも飲み込んだことを表しているのでしょう。
楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、飯館村、川内村、南相馬市、福島の浜通りには四十年位前から通いつめ、親しくお付き合いさせて頂いていた弊社のお客さんが百軒ほどおりました(過去形)。海沿いの方は津波で流され、追い討ちをかける様に原発の事故で否応なしに、農業を捨て、各地に避難せざるを得ない悲惨さには、まさに涙無しには語れない心境でおります。最低十年くらいは故郷に帰ることが出来ないような状況の中、何とか一日でも早く収束宣言し、緑豊かな故郷に帰ることが出来、再び生業が出来ることを願わずにいられません。
仮設住宅が山沿いの平坦地に着々と建設され、復旧復興にみんなで力を合わせ立ち直りつつあることも事実のようですのでご放念いただきたく思います。
おじさんも否応無しに故郷を離れ、さぞ残念でならないことでしょう、暦の上では立秋とは云え、当分暑さは厳しい日々が続きそうです、何卒御身体大切に留意され、お健やかに過ごされんことを切にお祈り致しております。



定義如来

2011-08-15 21:34:11 | Weblog
終戦記念日、今年は東日本大震災があったので、このお盆はひときわ鎮魂の思いが大きいお盆のことと思われる。
毎年の恒例により小生の両親と家内の両親の供養に定義如来に孫を連れてお参りし御札を頂いてくる。
南無阿弥陀仏。
帰り、作並温泉の「一の坊」日帰り温泉で汗を流してくる。

恐怖

2011-07-16 09:15:14 | Weblog
福島第一原発事故の影響で、子ども達の「県外脱出」が加速しているという。親元を離れて転校したり、夏休みは遠方の山里で過ごしたり、母親達の苦悩が続いている。真綿で首を絞められているような放射能の恐怖、「せめて子どもだけでも遠くに」。親心は家族離散という苦渋の決断を伴う。「安全への逃避」、終わりが見えないという点で置かれている状況は益々深刻になっていくのではないのか!