サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

そのレコード、俺が買う!

2009年10月31日 14時05分50秒 | 邦楽
勤務地が異動になり、あれよあれよという間に10月も終わり。

すっかり更新もご無沙汰になってしまいました。

いつのまにやら、秋ですね。

今年の秋はどうやら私の中では「読書の秋」のようで、
色々と本をめくっています。

その中で、まずこの一冊。

レコード番長こと、須永辰緒氏による
「そのレコード、俺が買う!」

GROOVE誌の携帯版のWEBで連載されていた
日記コラムを書籍化したもの。

これが面白いです!

ペラペラめくるだけで、マニア垂涎のレア盤がざっくざく。
当たり前ですが、買いっぷりが半端でないです。

巻末には須永さんがよく使うレコード屋一覧が。
知らない店もあったので、早速ブックマークで日々チェックしてます。
そしてある所の新着ものを早速通販してしまいました・・・

子供とレコードの間で揺らぐ心・・・

「爆走」限定7inchで復刻!

2009年09月27日 08時09分57秒 | 邦楽
●コーラス:浜口庫之助,伊集加代子
●沢田駿吾クインテット+2

による

[DRIVING BOSSA NOVA-爆走-]

が、この度ハマクラものなど良質な和モノ、和ボッサ、
和ジャズをリリースしているThink Recordsより限定7INCH復刻!!!

この爆走の7inchは昔から和モノ界では有名で、
3万から5万くらいでヤフオクで度々落札されていた幻の名盤。

それが2,310円で手に入るなんて!

当然私も初めて耳にしましたが、間違いないアイテムです。
特にA-1とB-1は「DRIVING BOSSA NOVA」とは良く言ったもので、
爽快感溢れるボッサ・サンバー!

1967年という絶妙な年がなせる技で、
70年前後の「グルーヴィー」な感じとはまた異なる音質。
どちらも好きですが、「爆走」はすごくお洒落で格好良いです。

DJの方にも人気だとは思いますが、
通常の音楽ファンが聞いてもなんらおかしくないのでは?

そもそも和モノの7inch復刻ってアイテム自体久しぶりではないでしょうか?
直近だと三遊亭円丈の「恋のホワンホワン」がありましたが、
その前だと思い出せないくらい・・・

和モノの再発ものも売り切れの後、値段が定価よりあがっているものもありますし、
この「爆走」の7inchも完全限定みたいなので、
気になっている方は早めにGETしたほうが良いかも知れません!

ゆらゆら帝国の輸入盤「Hollow Me / Beautiful」

2009年09月26日 22時34分50秒 | 邦楽
ゆらゆら帝国の公式HPのNEWSに載っていたDFAからの輸入盤CDを入手!

▼ゆら帝のHPに載っていたNEWSを転載▼
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ゆらゆら帝国のUSでの本格的なリリースが決定!
07年のアルバム「空洞です」に、シングル「美しい」を収録した
US盤『Hollow me/Beautiful』(CD)がDFA (Death From Abroad)より発売決定!
このCDに先行して、国内12 inch remix vinylと
同内容の『Dekinai(できない)/Sweet Surrender(あえて抵抗しない)』(Analog)も発売!
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上の写真がジャケット表。

こちらが裏ジャケ。


デジパック仕様となっており、
これが内側とCDのラベル。


表ジャケは国内盤と一緒だけど、
裏ジャケなど細かい相違点もあり。

曲目はコチラ。
※Hollow Me
1. Ohayo Mada Yaro
2. Dekinai
3. Sweet Surrender
4. Tender Animals
5. Still Alive
6. Listless Dream [Album Version]
7. Beautiful [Album Version]
8. In the Forest
9. Lonely Satellite
10. Hollow Me

※Beautiful
11. Beautiful
12. Listless Dream
13. Miserable and Ashamed
14. Boat

ご覧の通りアルバム「空洞です」にシングルの「美しい」4曲が
合わさった仕様になっていています。

ま・さ・か?英語版になっている?と一瞬思いましたが、
国内盤と同じでした。

全く細かく調べていないですが、MIXなどの違いはなさそう。
→あったらごめんなさい。どなたか教えてください。

アルバムとシングルが合わさった仕様で、
かつ国内盤よりは大分お買い得ということで、
持っていない人はマストバイではないでしょうか?

私みたいな、「何でも欲しい!」という人以外は、
すでに国内盤を持っている人は要らないと思います。

コチラDFAからのリリースで、
12inchで「Deknai/Sweet Surrender」もリリースされるようです。

この12inchも国内盤と同じ仕様ということで、
持っている人はジャケもなさそうだし要らなそうではありますが、
私は欲しい!と思ってます(笑)

SHOW-OFFにゆら帝坂本登場!

2009年09月24日 01時57分53秒 | 邦楽
いや~、この表紙!!!

この異形さにして、この格好良さ!

どんどん孤高になっていきながらも、
それが最先端に集約されていくような、その動き。

好きです、ゆら帝。

今回高円寺のタウン・マガジンである
「SHOW-OFF」に満を持して登場!

しばらくLIVEからは遠ざかってましたので、
この表紙に相当ハッ!とさせられました(笑)

でも格好良いなー。

インタビューの内容も音楽とはちょっと離れていて、
池袋に住んでいたことや古着屋で働いていたことなど
過去が垣間見れて面白かった。

他の記事も大好きな人間椅子の和嶋氏、
ワジーのおでん食べ歩きの記事もあり、
面白く読ませてもらいました。

あ!人間椅子、11月に新譜ですか!要チェックですね。

あ~ゆら帝のLIVE見に行きたいな~。
そろそろ新譜出ないかな~。

続いての「大百科もの」は・・・?

2009年09月19日 00時42分54秒 | 邦楽
マニアックな出版を進める「スモールライト出版」のガイドもの最新作は
「ラップ歌謡大百科」!!!

(実はこの前に「少女マンガ大百科」というものが第三弾で発売されていましたが、立ち読みしてパスしました・・・)

またしてもマニアック!!!

でも青春時代に「DA・YO・NE」や「今夜はブギーバック」にもろに影響受けたアラサー世代としては見逃せない大百科!

ここでも小沢健二&スチャダラパーの「今夜はブギーバック」、EAST END X YURIの「DA.YO.NE」、mc A・Tの「Bomb A Head」の三曲は重要視されております・・・

しかし歌謡曲は「なんでも飲み込む」のがモットーのようなものですが、黒人のカウンター・カルチャーであるHIP HOPを貪欲に取り込んでしまう辺りはもう流石としか言いようがないですね。

今回の大百科は「歌謡曲・J-POPのラップ計236枚をここに厳選!!」と銘打ってあるように236枚ジャケ付きで掲載。今までよりもサイズが小さくなりはしましたが、今回は時系列に並べられており親切。

1980年代からラップ歌謡誕生期~発展期~全盛期~浸透期~定着期として2009年の現在まで236枚厳選!今回が一番読み応えあったかも!

そんなわけで青春時代を彩ったラップ歌謡代表作をyoutubeで!

「小沢健二featuringスチャダラパー/今夜はブギー・バック」



「m.c.A・T / Bomb A Head!」(LIVE)



「GEISHA GIRLS / KICK & LOUD」!!!



「EAST END X YURI / DA.YO.NE」(LIVE)



※本当はビデオクリップ最高なんですが、貼り付け無効なようなので
 リンク張ります→コチラ!

実はデビューアルバム「denim-ed soul」(当初は手に入りにくかった・・・)も買って大いにはまってました。DAYONE以降の「MAICCA(まいっか)」「いい感じやな感じ」「何それ」なんかももちろんおさえてました。

そしてDAYONEのパクリで派生したこちらももちろんおさえてましたよ!
今田も東野も若い!
「WEST END × YUKI / SO.YA.NA」



これらほとんど94年!15年前!当時中学生!いや~青春カムバックですね。
当時中学生というのもあるけど、今聞いても良い曲ですよ!

思わず「ラップ歌謡大百科」で青春を思い出した今回。
さて次の「スモールライト出版」は何を出すんでしょうか?

続いてジュンク堂で見つけたもの・・・

2009年09月18日 00時32分47秒 | 邦楽
つづいて見つけたのが、というか同時に見つけたんですが、
スモールライト出版の第二弾がコレ。

「日本語訳詞の洋楽カバーおもしろ大百科」

なんと意表をつくディスクガイドであった「音頭大百科」につづく大百科もの第二弾は、またしても意表をつく「日本語訳詞カバーもの」しかも「おもしろ」もの!表紙の一番大きな写真がコント赤信号の小宮がMCハマーをパロッたシングルだもの!ただものじゃあないですよ、この「スモールライト出版」(笑)

しかし日本のポップスが洋楽のカバー、漣健児に代表される「カバーポップス」として発展していった事実もしっかりと踏まえ、その頃の作品やGS時代の作品もふくめて現在につなげている点がなかなか鋭い(←偉そうですね、ハイ・・・)

しかし余りにマニアックな内容で、前作品「音頭大百科」同様買い手がいるのか逆に心配になってしまいます。おそらく書いた人の、これらの集める労力は半端ないですよ。。。

と思っていたら、なんと最新号が発売された模様!

つづく。

ジュンク堂で面白い本を見つける・・・

2009年09月17日 00時10分34秒 | 邦楽
新宿のジュンク堂の隅っこの方で面白い本を発見。

「音頭大百科」

なんともマニアック。
音頭ものばかり250枚紹介したディスクガイド。

この本ではじめて知りましたが、「スモールライト出版」というところが出しているようです。

しかしよくまとめたなぁ、というのが正直な感想。

やはり洋楽にはない日本独自のものとしてのみ存在しうる「音頭もの」。
誰しもドラえもん音頭やあられちゃん音頭でお盆の時期に踊ったことあると思いますが、あの太鼓のリズムに思わず日本人の血を感じずには要られません。

しかも驚きなのが、個人的に勝手に廃れたと思っていたこの「音頭もの」ですが、最近でもバンバン作られているそうなので、しっかりと音頭ものは息づいているんだなぁと思いました。まぁ息づいていてはいても、根付いてはいないと思いますが・・・

やはり日本のロック・ファンに避けて通れないの???が大滝詠一氏ですね。
このディスクガイドにも載っている音頭もの代表作を紹介。


このディスクガイドを読んでいて音頭ものが聞きたくなり、改めて「Let's Ondo Again」を聞きましたが、この諧謔精神は本当凄いなぁと思った次第。そして布谷文夫x大滝詠一x音頭ものの破壊力はやはり最強ですね。




シューゲイザーくんとスターゲイザーちゃん3

2009年09月05日 00時27分17秒 | 邦楽
09年8月22日の夜はあつかった・・・

一番目は山口土下座




いや~本当お酒が進むステージ!二番目に墓場戯太郎出演でしたが、
正直こんな素晴らしいアーティストの後に出ても良いのかと
戦々恐々でした・・・それ位良かったです!

ちなみに墓場戯太郎のこの日の「墓場の篭もり歌」でドラムを叩いていたのは
この土下座さんでした!ありがとうございます。


CDも発売中!←買わせて頂きましたがステージ同様素晴らしい内容!

そして我らが墓場戯太郎を挟み、三番手は「kotoh(コトウ)」




チラシの案内はコチラ。

kotoh(コトウ)
ブリティッシュフォーク、ジャーマンロックからエレクトロニカ、現代音楽までを通過、 複雑怪奇系を超越し、幽玄の世界を開かんとする花田コウキ(exオンゴロ、monst ermovie)の夢幻的ギターサウンド。
中国大陸にて老師から伝授された八卦掌を機軸に独自の開花を遂げたコズミック・ダンス で聖なる空間を開示する新部健太郎。
音楽とダンスが螺旋状に絡まりながら、空間を変容させ、賦活する!

youtubeを見ていただければ分かると思いますが、
全くその場の雰囲気を自分達のものにしてしまうkotohは圧巻の一言。
ギターの方は足元に凄いエフェクターの数を並べていましたが、
ロバート・フリップみたいな瞬間もあり格好良かった!


そして最後はこのイベントの企画者である「ドルメンズ」!




「錯綜するメランコリアとアバンギャルド、破壊とロマンス」
グランジ~サイケデリック~フォーク路線を爆走するネオ文系ロックバンド。

イマハシリョヲタロウさんの歌とギターと、ミヤシタムソーさんのドラム。

私は特にこの「ユーエフオーと二人旅」が好きです。
UFOつながっりで、四人囃子の「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」を思い出してしまいましたが、四人囃子のどこか懐かしい感じともちょっと共通するような郷愁感がぐっときました。

皆さんと今度は東京で対バンしたいですね。

そしてこのHPも紹介させてください!
当日の写真を撮っておられたサニーさんのHPの写真のページ。
ちょっと恥ずかしくなるような写真ですが、気分は悪くないです(笑)

その後博多の夜はお酒と共に更けていきました。
めちゃくちゃ安い呑み放題/食べ放題なのに、東京ではありえないような食べ物メニュー!
魚がすごく美味しかった!

全く知らない方たちと呑みましたが、同年代で酒の席ということもあり、
大いに盛り上がり、最後は泊めていただく友達の家に移動しそこでも呑んで、
いつのまにか眠りにつく・・・

こうして長いように思えた博多での一日目はあっという間に過ぎたのでした。

09年8月の墓場戯太郎は博多に出現!

2009年09月04日 00時36分40秒 | 邦楽
さて妻と生まれたばかりの息子とおいて8月は博多に行って来ました!

墓場戯太郎オーケストラ、山口、大阪に続いて遠征第三弾!

場所は博多にある「KING BEE

8月22日(土)にドルメンズ企画
「シューゲイザーくんとスターゲイザーちゃん 3」に出演!

ドルメンズのムソーさんに早速LIVE全5曲UPして頂いたので、
曲順通りにアップします!

さてオーケストラは今回は戯太郎くんと私の二人。
バンド編成時は爆音ジャズロックですが、
この二人編成はいかがでしょうか?

一曲目「植物人間万歳」



二曲目「GEGEGE」



三曲目「兵隊と8人の子供達」



四曲目「MANTRA」



五曲目「墓場の篭もり歌」
ラストのドラマーはスペシャル・ゲスト!
急遽リハの時に依頼したこの日の共演者・山口土下座さん!
かつてデキシーのセンパイ(イワジ)の「フレッシュ」でドラムを叩いていた
というだけあって、めっちゃくちゃ上手い、そして一回しかリハしてないのに、
めちゃくちゃ曲にはまってる!本当ありがとうございました。



つづく・・・

はっぴいえんど LIVE ON STAGE

2009年07月30日 23時10分18秒 | 邦楽
東芝(現EMI)からエイベックスへと版権が移動し、
さらに今現在はポニーキャニオンが版権を持っている
アンダーグランド・レコード・クラブこと「URC」。

そのポニーキャニオンからHQ-CD(ハイクオリティCD)仕様で
URCとELECのカタログを再発するシリーズがある。
今のところ「なんで?」的なアイテムや、あの名盤が出ていない!など
まだまだ詰めが甘いのが残念なシリーズですが、
絶対に途切れさすことなく日本のロック/フォークの大元は
発売され続けなければいけないと強く思うので、頑張って欲しいです。

ということで長くなりましたが、あんまり食指が動かないシリーズなので
見逃していたのがこのアイテム。

「はっぴいえんど/LIVE ON STAGE」

もちろん旧規格(私が持っているのは東芝時代の紙ジャケ)は持っていますので
スルーしていましたが、なんと!未発表LIVE音源一曲発掘!
そして曲数も18曲に増え、曲順も変更!ということで、
ええええ???と思いつつ、即手にとってレジへ持っていきました。

発掘されたという曲は帯にも書いてありますが、
1971年8月21日のロック・アウト・ロック・コンサートでの「はいからはくち」!
大滝詠一氏のボーカル・テイクが聞き所満載な必聴テイク!
まだこんなもの残っているんですね!

それにしても1971年の8月はフォーク・ジャンボリーの時といい、
内容といい、演奏といい、本当最高です。この頃の音源が発掘されるなんて!

で、18曲はコチラ。

第2回フォークジャンボリー 70年8月9日/岐阜県椛の湖畔
1. 朝
2. 12月の雨の日
3. 春よ来い

ロック・アウト・ロック・コンサート 71年8月21日/東京日比谷野外音楽堂
4. 春らんまん
5. 空いろのくれよん
6. ももんが(暗闇坂むささび変化)
7. かくれんぼ
8. はいからはくち

加橋かつみコンサート 71年4月14日/東京サンケイホール
9. いらいら
10. しんしんしん
11. 12月の雨の日
12. 抱きしめたい
13. はいからはくち

第3回全日本フォークジャンボリー サブステージ/71年8月7日/岐阜県椛の湖畔
14. 朝
15. 12月の雨の日
16. かくれんぼ
17. はいからはくち
18. 春よ来い(アンコール)

時系列ではないものの、各ライブごとにまとめられてます。

同じようなLIVE盤ではSOLID RECORDSから出ているこのCD。
内容的にはかぶっているものがあって、ややこしいアイテムでした。
でも個人的にはあまりミックスがあまり気に入ってないんですが・・・



今回のポニーキャニオンの18曲盤でほとんど収録されてしまいました。
でもまだここでしか聞けない、しかも貴重な音源がまだ収録されてます!
「バレンタイン・ブルー」から「はっぴいえんど」へ改名した時のLIVE音源。
司会とのやり取りも必聴、歴史的にもよくぞ残してくれました!な音源。
なので、このSOLID盤もまだ持つ価値はあります。

まだ未発表の音源がどこかに残っているかもしれません。

またはっぴいえんどは非常にバラバラに音源が散らばっているので
もっとまとめたもの、集大成的なものを出して欲しいですね。

ちなみにHQ-CDの効果の程は分かりません。

訃報・アベフトシ・・・

2009年07月30日 00時51分02秒 | 邦楽
これにはマイッタ・・・

正直忌野清志郎が亡くなったのよりショック。

色んなところでファンの方が、それぞれの想いをつづってらっしゃいます。
それだけに大きな影響があったんだなぁと思いますが、
今30歳前後の方は高校生くらいの時に思いっきり影響を受けた方もいるのでは?

かくいう私もミッシェル・ガン・エレファントは大好きでした。
最初に出会ったのは、千葉のタワレコだったか、津田沼の山野楽器だったか。
高校生の時に「CANDY HOUSE」が発売されました。

小室サウンドやヴィジュアル系が全盛だった時代に、
スタイリッシュな細身のスーツで、
ロックンロールをかき鳴らしていた彼らの姿がなんと格好よかったことか!

当時オアシスやブラーなどの台頭でネオ・ネオ・モッズと言われたちょっとしたムーブメント(後のブリット・ポップ)があって、そういったところに興味があった私は、ジャムやスモール・フェイセス、フーと同じような感覚でミッシェル・ガン・エレファントを「粋でスタイリッシュ」なバンドとして捉えてました。
(アナログ盤のジャケではフーのジャケのパクリも!)

またTKサウンドやヴィジアル全盛の時にアナログ・レコードをリリースしたのも非常に格好よかった!知った時には「CANDY HOUSE」の7inchは売り切れだったものの、「リリィ」の発売時には7inchを買った!当時まだプレイヤーを持ってなかったけど、でも買った!

この辺りの感覚はこの世代じゃないと分からないかも。

残念ながらLIVEこそ観に行けなかったものの、ずっと好きだった。

初期は大名曲「世界の終わり」や「GET UP LUCY」など歌心あふれるロッキン・ナンバーがあったけど、徐々に3コードのがなる感じのロックン・ロールになってきて、私の音楽の興味が広がっていくのにともなって距離があいてしまったけど、アベフトシが亡くなって改めて聞いてやっぱり好きだと思った。

忌野清志郎は確かに偉大だったけど、より身近だったのはやはりミッシェルだったわけで、そのギタリストだったアベフトシの死は本当にショック・・・

活動当時から言われてましたが、やはりアベフトシのカッティングは凄い!まねしようと思ってもまねできません!抜群のリズム感と強靭な手首から生み出されるんでしょうね。ソロ・フレーズはロックというよりもやはりR&R。単音というよりもダブル・ベンド!背の高さからくるあの立ち姿は形容しがたいほど格好良かった!

心よりご冥福をお祈りましす。

↓やっぱり初期はスタイリッシュで格好良い!

■キャンディ・ハウスのPV
(アルバム収録VERよりシングルの方がテンポが速く格好良い!)



■GET UP LUCYのPV
映画『さらば青春の光』で有名なイギリスのブライトンが出てきます!こういったところがモッズ的にすごく共感がもてたし、格好良いとおもった!




これはオマケ。伝説のミュージック・ステーション。当時何かとセンセイションだった女の子二人組みの「TATOO」がMステ出演で話題となるもなんとドタキャン!急遽口パクでなく、生演奏が出来るTMGEに白羽の矢が立った場面。意外に人がいいです♪



マメ知識。この記事の一番上のジャケ、名盤「HIGH TIME」。
このマスクかぶった人物はアベフトシ(ってみんな知ってるか)。

映画『色即ぜねれいしょん』の主題歌

2009年07月28日 23時22分34秒 | 邦楽
この夏みたい映画が『色即ぜねれいしょん』
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督の
ある一人の若者のひと夏の出来事を綴った青春もの。
映画『アイデン&ティティ』と同じコンビ。

出演者がこれまた話題で、今赤丸急上昇中(死語か・・・)のバンド
「黒猫チェルシー」の渡辺大知という若者が主演に大抜擢。
脇を固めるのが銀杏ボーイズの峯田とくるりの岸田(銀幕デビュー!)の
ミュージシャン陣とリリー・フランキーら個性的な役者が勢ぞろい。

ヒロイン役の「臼田あさ美」という子は、すみません・・・
ノーチェックで誰だか知りませんが、健康的な子の印象。
この子の抜擢も話題かと。

最初はあまり興味がありませんでしたが、
クイックジャパンの色即特集号を読んで俄然興味が。


で、まずは原作の小説を購入。


さくっと読めて、かつこの甘酸っぱい感じ。
ん~いかにもみうらじゅんって感じですが、
凄く共感もできて、すんなり好きになってしまいました。


映画の公開はまだだけど、先行してサントラがリリース。


原作でも主人公が自作の曲を録り貯めていましたが、
実際にみうらじゅんが同じく録り貯めていたものを、
渡辺大知がこの2009年によみがえらせたり、
音楽を大友良英が担当していたりしてサントラだけでも楽しめる作品になってる。

その中でもさらに話題になっているのが、渡辺&峯田&岸田による
村八分の「どうしようかな」のカバー!これが映画の主題歌だそう。

↓これがその「どうしようかな」のカバー。



ん~なんだか、楽しそう!
岸田によるカバーものってのもなかなか珍しくて良いです。
またバックはギターが大友良英、ドラムが中村達也と凄腕揃ってます。
(でも本物の村八分と比べると相当落ちますが・・・)

この曲はなんとタワレコ限定でシングルカットされてます!

(なんだかガロの7inchみたいな構図ですが、狙ってるんでしょうね。)

気になって黒猫チェルシー自体も聞いてみましたが、

現代の「村八分」というのは、言い過ぎですが、
格好良い日本のロック・バンド然としてる感じが好きになりました!

最近映画を全然観ていないので、是非観にいきたい一本です。

この映画のオフィシャル・サイトはコチラ!

Soft Machine「ROME /CROYDON 1972」

2009年06月13日 01時21分01秒 | 邦楽
BTRは今週の平日セールでした。
私もまんまとのせられて最終日の半額6/11(木)に行って来ました。
さすがに最終日とあって凄い人でしたが、私も人のこと言えませんが、
平日の昼過ぎによくこれだけブート屋に人が集まってるなと思ってしまう次第です(笑)

というわけで、あんまり手持ちもなかったので、3タイトル入手。
今回はその内1タイトルということで、残りはいずれ。

Hugh Hopper追悼ということもあり?
相変わらずソフト・マシーンを聞き続けておりますが、
1972年の音源をカップリングしたのがこの音源。
「ROME APRIL 24,1972/CROYDON DECEMBER 3,1972」

2CD-Rです。あんまりCD-Rには何だか負けた気がするの(何に?)で
手を出したくはないんですが、安いので、まぁいいかナァと思った次第です。

どちらも程よく聞くことが出来るオーディエンス録音。

一枚目は、イタリアはローマでのLIVE。(1972年4月24日)

1. Plain Tiffs - All White
2. Slightly All The Time
3. Drop
4. MC
5. Out-Bloody-Rageous
6. As If
7. LBO
8. Pigling Bland

Mike Ratledge - organ, electric piano
Hugh Hopper - bass
Elton Dean - alto sax, saxello, electric piano
John Marshall - drums

2枚目はイギリスのクロイドンでのLIVE(1972年12月3日)

1. Fanfare - All White - Between - Riff
2. 37 1/2
3. Gesolreut - E.P.V.
4. The Soft Weed Factor - Lefty - Stumble
5. 5 From 13 - Riff II

Mike Ratledge - organ, electric piano
Hugh Hopper - bass
Karl Jenkins - keyboards, piano, sax, oboe
John Marshall – drums

面子と曲目を見ていただければお分かりの通り、
一枚目は、ジョン・マーシャルのいる「5」のメンバーでのLIVE。
そして2枚目はディーンが去り、マーシャルのニュークリアスつながりで
カール・ジェンキンスが加入した後のLIVE。

同じ1972年でも音は全然違います。
4月はディーンの影響でまだまだジャズ色が濃厚ですが(マーシャルのドラミングが凄い)、12月のジェンキンス加入後は確実にミニマルになっていることが分かります。

「5」のメンバーでの「Slightly All The Time」や「Out-Bloody-Rageous 」といった「3」辺りのナンバーや「Drop」のLIVEテイクや「6」のメンバーでの「The Soft Weed Factor」のLIVEテイクなど聴き所は意外に多く楽しめます。

「5」から「6」の移行期の移り変わりが分かるマニア必聴盤ですが、
音質はそんなに良くないです。
ジャケもロバート・ワイアット在籍時のものだし・・・

2009年5月23日南正人LIVE!!!

2009年05月31日 22時59分40秒 | 邦楽
5月23日は、白金高輪のエリザベスカラーでライブでした。
このエリザベス・カラーはWEBで調べてもHPがありませんが、
自称サイケ坊主が経営してらっしゃる非常にオシャレなサイケ・カフェ。
知らない女性が立ち寄っても自然にサイケを耳にしながら
お茶をするまことにナイスなカフェ!

そんなカフェ主催のライブがこの日に行なわれました。
出たのは三つ。
・マシュー・バートン&トンプソン
・墓場戯太郎オーケストラ
・南正人

マシュー・バートン&トンプソンは、ブリティッシュ・トラッドをベースにしたようなナイスなトリオ。余りにも居心地がよく寝ちゃいました。すみません。

我が墓場戯太郎オーケストラは、カフェでのライブということもあり、トミーをアコースティックギターに加えたアコースティックな編成。曲もアコースティックぽいアレンジでいつも爆音なジャズ・ロックなので、演奏しているコチラも非常に新鮮で楽しめました。個人的には年明けから始めたクラリネットを一曲で初披露。出来は、まぁ、もっと頑張ろう!という気持ちになりました。

そんなことよりも、この日のオオトリは「南正人」!!!
ライブ自体はアコギ&ハープの南正人さんとエレクトリック・ギターの二人だけでしたが、その声とノリが非常に独特で、大きなグルーヴを発してました!なんとぬ部構成で、途中に休憩を挟む長丁場。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」を日本語で途中で挟んだり、サンタナの「Evil Way」の日本語カバーもあったり、知ってる曲、知らない曲多々ありましたが、ブルースをベースにした曲、そして何より不思議な説得力のあるあの声にはうっとりしてしまいました。正直結構な方が気持ち良さそうに寝てましたが、前向きに解釈するようにしましょうか(笑)

ライブ始まる前にカフェでご一緒しましたが、非常にフランクな方で偉ぶった様子もなく、うちらやもう一つのバンドに話しかけてくださり、人柄も大変良かったです。個人的にもラリーズの水谷や細野さんも参加したファーストや、キャラメル・ママが参加した日本のスワンプ名盤のベルウッドでのファースト、そして70年代の「Let Me Go」や「希望峰」など好きで色々と聞いてきた、正にその方との一時だったので、非常に嬉しかったです。可能ならまたご一緒したり、ライブを見たいです。



5/23のライブのすぐ後、5/27のライブがyoutubeにアップされてました!
この曲もやってましたね!