サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Gary Mcfarland/AMERICA THE BEAYTIFUL

2008年05月30日 23時27分46秒 | 洋楽
和モノファンには、渡辺貞夫がバークリーに留学中に彼と知り合いレコーディングにも参加した、
ゲイリー・マクファーランドのこちらは1968年のアルバム、
『アメリカ・ザ・ビューティフル』。

ジャズ・ロックつながりで、購入しました。
※国内紙ジャケも出ているようですが、今回は輸入版デジパックで。


ジャズ・オーケストラ編成による全6曲

1. オン・ディス・サイト・シャル・ビー・エレクティッド
2. 80マイル離れて
3. サバービア
4. “イフ・アイム・エレクティッド”
5. プロミスト・ランド
6. ドゥー・トゥ・ア・ラック・オブ・インタレスト

参加者がこれまた豪華。

エリック・ゲイル (g)
ウォーレン・バーンハート (p)
スヌーキー・ヤング (tp)
ランディー・ブレッカー (tp)
ジョー・ファレル (ts)
チャック・レイ二― (b)
バーナード・パーディー (ds)
…他
録音:1968年12月 / NYC

こうなると全くジャズを意識して聞けてしまうくらい、格好良い「ロック」です。

特に一曲目!

もう本当にびっくりしました!

冒頭の静寂から、ギターのカッティングが始まったと思ったら、
あれれ!これはひょっとして・・・

そうなんとリップ・スライムの「FUNKASTIC」じゃないですか!





全く知りませんでしたが、リップ・スライム、まんまパクってます。

ん~こんなところからネタを持ってくるとは、リップ・スライム、今更に凄い。

というか、ゲイリー・マクファーランド、感覚がヒップすぎ。

もうリップ・スライムの歌抜きのオケと思ってしまうほどの原曲ですが、
この原曲がもの凄い格好良い!1968年にしてこの感覚。

リップ・スライムを見ていただいて分かるかと思いますが、
まったくジャズではなく、ロック!

この一曲だけでも「買い」な一枚です。