からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

David Gilmour / David Bowie / Richard Wright - "Comfortably Numb"

2019-02-19 | 音楽
David Gilmour / David Bowie / Richard Wright - "Comfortably Numb"



NakamuraEmi「雨のように泣いてやれ」MV



宮本浩次-冬の花



愛したい信じたい ブレッド&バター




宮本浩次-冬の花

木枯らしに抱かれて・・・・・?



愛したい信じたい ブレッド&バター

都会派ブレバタとしては珍しい一曲。




(小説もどきの)4.はいましばらく。<(_ _)>

イメージはあるのですが、少し展開に悩むところがありまして・・。
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紙風船/赤い鳥

2019-02-18 | 音楽
紙風船/赤い鳥



コトリンゴ - 悲しくてやりきれない [LIVE]



The Kinks ::::: Come Dancing.









3.

私は北へ真っ直ぐ続く道路を自転車で、その道路が二別れになる手前西側の第一キャンパスに向かっていた。道路の両脇には他のキャンパスの建物が、途中運動施設を挟んで続いていた。

駅から20分程ぎーこぎーこと漕いできたのだけれど、上りだからまだまだと思っていたところ、第一キャンパスの門と入口が見え、ふー、と息を吐くとそこへ左側に弧を描くようなイメージで侵入していき、大学門壁の裏にある駐輪場に自転車を突っ込んだ。

第一キャンパスには大学本部棟があり、その西には人文・社会系、後ろに自然科学系の練、中庭を挟んで学食と文科系のサークル館があった。

夏休みということもあって、学生の姿もまばらだった。

自転車を降り、腕時計を見ると午前10時5分前、サークル館に用がある私は、急がなくっちゃ、と思い少し走り気味に歩き、大学本部棟の前を通り過ぎようとした。

すると軽快だ、と思い交互に動かしていた私の脚は何故か突然膝に力が入らなくなり、左右の足が絡まるとまずは膝から、そして咄嗟に顔を肘から下の両腕で囲って守ったのはいいのだけれど、舗装された大地にこれでもかというほど両腕を打ち付けてしまった。

いてぇ。

擦れたという感覚はなかったのだけれど膝と両腕は痛みとともに強い痺れがあり、しばらくダンゴムシのように体を丸めた態勢で立ち上がることが出来なかった。

その状態は随分長く感じたが、せいぜい3分くらいだったと思う。「まじい・・」と時間を思い出し、手をつきながら顔を少し上げた。

すると目の前を紺色の厚いカーテン(少なくとも私にはそう見えた)のようなものが私の視界をふさぎ、なんだろうと思って少しずつ見上げると、その先には私を覗くように向けた顔と不思議そうに見つめる二つの目があった。

うわぁ!

驚き、そのまま後退りしながらもすっと立ちあがり、冷静さを装ってTシャツとジーンズの尻辺りを、埃を払うようにパンパンした。

「なにしてんの?」

声がしたのであらためて前にいる恐らく人間であろう物体を見ることにした。

女だった。可愛いけど眉が太い男顔。髪は肩まで、細身で170くらいの高身長。

・・・ふむふむ。

そこまで素早く観察したのだけれども、なんかおかしい。

あちゃー、帽子とジーンズかぁ。

今度は全体を見るようにしたら気づいた。

帽子は赤白の野球帽で闘牛ロゴ(多分近鉄バファローズ)、ジーンズは紺のバギーパンツってやつだと思うけれど短すぎてくるぶしよりかなり上で・・・・、可愛いのに。

そして、ちんちくりんだぁ、と私は思った。

それからその気持ちは隠して「いやいや、ちょっとフラッときちゃって」

少し憐みを頂戴するような感じで私が言うと、

「ふーん」と、ちんちくりんはつまらなそうに返した。しかもポケットに手を突っ込んで。

その態度に私はむかついた。

それでへりくだりながらも、でも皮肉を込めながら、

「あのー、確かに他人だし初対面だしそうなんだろうけど、でもこういう時ってどんな人だって普通は大丈夫、とか、気を付けてとか言うんじゃないか?普通ならね」

すると、ちんちくりんは

「・・・・しょっちゅうだから」

寂しそうな顔を一瞬見せ、それから大学本部棟の上部に掛けてある大きな時計を見上げながら歩き始め、すれ違いざま私に向かって右手を挙げた。

一瞬、鼻腔をくすぐる何かを感じた。

まずい、俺もサークル館に行かなくちゃ。

脳天気な私は「何か」の正体に気付くことなくサークル館に向かった。





私はあの時、あの娘の「女の子の匂い」を確かに感じたと今では言える。


そして記憶はそのときの匂いの感覚までも思い起こさせるものだとあらためて知った。






続く。さて明日は如何に・・・。

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Meteor garden, like a river by Bishop Briggs

2019-02-16 | 音楽
Meteor garden, like a river by Bishop Briggs



Gundam LIVE 36. SEED - RIVER 機動戦士ガンダムSEED ED (石井竜也) GUNDAM SEED 2002



松崎ナオ - 川べりの家



「春・音の光」


少し画像がカクカクですが、お許しを。(;^ω^)





2.

35年前の私は大学生だった。

その大学は都市圏にあり、神田の古書店街からは少しだけ面倒くさいと思えるような場所にあったけれども、降車駅から大学に通ずる真っ直ぐな道路の周りには、夏、青々とした木々が並んでいて何故かその木々を通して侵入してきた生温かっただろう風は爽やかで、自転車なんかでその道路を真っ直ぐ行くと、前からくる風と相まってとても気分が良いものだった。

あの頃、私は教師を目指して大学に通っていたけれど、それでも進みたい道はひとつだけではなく、もうひとつの可能性も探っている最中であった。

その可能性を探っていくには「船」が必要で、「船」には定員があり、その定員を一杯にすることが港からの出航の条件になっていた。

そんなとき出会ったのが、「とてもちんちくりんで男前な、かほる」だった。



続く。いや続くかな?続けます、細々と。(^.^)



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Tommy Shaw (STYX) - Boat On A River - Live (1981) in Australia on Countdown [HD]

2019-02-16 | 音楽
Tommy Shaw (STYX) - Boat On A River - Live (1981) in Australia on Countdown [HD]



心の底のせつなさ! The river/Bruce Springsteen 和訳



赤い鳥 河



「アンダルシアの虹」




街灯を点けるために、玄関へ向かった。

すると玄関のスイッチの手前で、脳が「トクン」、ふらふら、トンと壁にもたれかかった。

0.01秒くらい意識がとんだ。

たまたまカミさんが近くにいて不思議そうな顔でみていた。

「ふらっとした」

「ふーん」

カミさんはそのまま玄関下に降りドアノブに手を掛けた。

「おいおい、大丈夫?くらい言えないのかい」

「それくらい私だってしょっちゅうあるわよ」

そのままカミさんはドアを開け外に出て行った。

あの~、オレハあなたにとって何なんでしょうか?

口にはださずにテレパシーを送ったあと何故か昔の記憶がすぅっと鮮明に少し離れたドアの表面に映し出された。

・・・そうかあの頃。

たった35年前に過ぎない昔の出来事を私は思い出した。



続く。
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Marianne Faithfull - Yesterday

2019-02-15 | 音楽
Marianne Faithfull - Yesterday



【歌詞字幕】 ささやかなこの人生 風



People In The Box「ニムロッド」



「川の流れはバイオリンの音」




最初にお詫びいたします。

前回の「ユートピアノ」の主役を中尾栄子としてしまいましたが、正しくは中尾幸世さんです。<(_ _)>



ふと考えた。

私とカミさんは昔、お互いにどう呼んでいたかって。


結婚してしばらくは名前で呼んでいた。

長男が生まれたときからは「パパ」、「ママ」だ。

私は子どもには「父さん」、「母さん」と呼ばせたかったが、長男が初めて聞き取れる言葉を発したのが「パパ」だったから、諦め、夫婦お互いに「パパ」、「ママ」と呼び合うようになった。

それがず~と続いて長男も次男もパパ・ママを卒業して、仙台に行きふたりになったときから「なあ・・」、「ねえ・・・」になった。

つまり相手に呼びかける時に相手を指す言葉を省略するようになった。

寂しいことだ。

ただ、カミさんに来客があったとき私は、玄関で「お待ちください」と言って声が届くところまでいったら、少し躊躇しがらも奥にいるカミさんに「お~い」と呼びかける。

で、そう呼んだことに「なんか亭主関白を気取っているようにお客に思われたかな」と反省する。・・・その時は。

一方カミさんはというと、お客に「お待ちください」と言い、ばたばたとこちらに向かいながらこの時だけは「パパ、パパ、パパァ」と大声で呼んでくる。

それで私がお客の前まで行くと、お客は明らかに少し前まで「ニヤニヤ」してたんだろうなっていう過剰に真剣な顔で私を迎えてくれる。

勘弁してよなぁ。



そこで私はこの際どう呼ぶかを統一したいと思って

1 名前で呼び合う。

2 名前に「さん」をつけて呼び合う。

3 私は名前だけ、カミさんは「さん」づけ。

4 私が「さん」をつけカミさんは呼び捨て。

と考えてみたのだけれど、ダメだ!どれも一長一短だ。


どうしようかな・・・・。


ということで今夜はつまらないことでいじいじ考え続け、寝る気がおきない私なのである。

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