からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

Final Masquerade [Official Music Video] - Linkin Park

2021-12-11 | 音楽
Final Masquerade [Official Music Video] - Linkin Park



Scarborough Fair/Canticle (Simon and Garfunkel cover) - Useful Kid



宇多田ヒカル『君に夢中』



スガ シカオ - Progress MUSIC VIDEO



Pete Yorn - Calm Down (Official Video)



話題になっている「三体」というSF小説を読んでいる。

これは中国の作家が書いたSF小説で、結論から言えば非常に面白い。

特に冒頭、文革の時代から入ってきたのには驚いた。これは歴史小説なのか、という位当時の空気(勿論物語自体は架空なのだが)を緻密に表現していた。

読み進めていくと現代に近いストーリーになっていくが、ともかく色々な物理学者や化学者、社会文化学者まで物語の重要キャラクターとして次から次へと出てくる。その度に物理や化学、宇宙学等の知識が披露され、それがとても興味深く面白かった。

ただ、この小説はそれだけではなく、元軍人でたたき上げのやさぐれ刑事何かも出てきて、サスペンス的な要素もある。そういう場面では結構ドキドキしながら読める。

そして、これは訳者の優秀さもあるのだが文章が非常に躍動感があって上手い。

アジアの中ではSF小説は日本、という風に長いこと言われてきたが、こういう壮大なSF小説を書かれてしまうともうその地位は危ないどころかすでに陥落しているのではないかと思う。多分日本は2000年頃から優秀なSF作家が育っていないのではないだろうか。

最近日本ではSFの人気が急落しているらしい。本屋のコーナーも縮小されてしまっているとか聞いている。

新たなる才能が出て来て、SF人気の復活というのはもう難しいことなのだろうか。

ドラマの「日本沈没」も好評のようだし、それを契機にSFを盛り上げて、さらに新しい才能の出現とはならないかな・・・、と思う。
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Pete Yorn, Scarlett Johansson - Bad Dreams

2021-12-09 | 音楽
Pete Yorn, Scarlett Johansson - Bad Dreams



Sakao noboruno uta    Kimihiko Sato (Keme)



Bernard Butler - Everyone I Know Is Falling Apart [Audio]



OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND "夢の跡"



Daisy the Great -- Scarborough Fair (Simon & Garfunkel cover) Official Audio
 

最近、皆、車の運転が荒い。

今日、歩いていたら後ろから車が私の体すれすれに寄せて通過していった。

気づかずにいたので、一瞬車に引き寄せられるような感覚があった。

田舎の道なので、車二台がすれ違いが出来、プラス人二人分が歩ける程度の道幅。あれは恐らく60キロは出てたな・・・。

あ~、腹立たしい。

車に乗っている時には、まるでこちらにぶつかりに来るような、対向車があるしな。

腹立たしいが、気をつけねばね。

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AI - 「アルデバラン」 (official video)NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌

2021-12-07 | 音楽
AI - 「アルデバラン」 (official video)  NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌
AI「アルデバラン」
作詞・作曲:森山直太朗 編曲:斎藤ネコ


ビートルズのLet it beとHey Judeを足して3で割ったような曲。でもいい曲よ。直太朗君よく作った。

Saturday in the Park Chicago


Chicagoって本当に70年代初頭は最高のバンドだったのだけれど、後半がね、ただの産業ロックになってしまったのは残念。

Somewhere In Hollywood Kevin Godley


10㏄のドラマーだった人。
なかなか、幾つになっても冒険家。いつも古い音楽と現代ポップスの融合を考えているような人。
でも、幾つになるんだ?確か1960年代中頃にはもう音楽活動してたと思うけど・・・。

山下達郎「クリスマス・イブ」完全再現レコーディング | Magical Mystery Sound Tour


この演奏と歌には(ハーモニーも)脱帽。
素直に楽しみましょう。


カレーライス   遠藤 賢司


これは、好きな人は大好き。嫌いな人は大嫌い、と分かれる曲と歌声。
私は大好きな人。
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Ed Sheeran & Elton John - Merry Christmas [Official Video]

2021-12-05 | 小説
Ed Sheeran & Elton John - Merry Christmas [Official Video]



「猫」 各駅停車



SEKAI NO OWARI「Hey Ho」



Lou Rhodes - One Good Thing



(ちんちくりんNo,61)

 話が一段落したところで、「あ、もう社に戻らないと、じゃあね。次は僕の方から連絡するよ」そう言い残して七瀬社長はテーブルの上に一万円札を置き、立ち上がった。少し間が空いてしまって、「支払いには多すぎる」僕は言いかけたが間に合わなかった。七瀬社長はすでに階段を降りてしまったのか姿が見えなくなっていた。「大丈夫。いつもそうだから」かほるはいつまでも七瀬社長がいなくなったのであろう方向を見ている僕にそう声をかけ笑った。「ここね、ケーキもね、美味しいの。食べよ」ハイハイわかりました。おススメでたのむよ。
 それにしても、人生こんなにも物事が上手く進んで良いものだろうか。僕の小説を気に入ったとはいえ、僕自身は全くの無名。素人といってもいい。いくらそういう新人を育てたいとはいっても、リスクは相当のものだ。そのようなリスクを負って迄もこの僕を使うのか。本当にこれは現実のことなのだろうか。白昼夢か・・・。僕は未だ「自己暗示」にかかりきっていなかった。いくら暗示を繰り返したところで、完全には信じられない。つまり自分を信じきれていないのだ。“自信”それがこれからプロの作家を目指す上で絶対に必要になるだろうことを僕は感じずにいられなかった。
 そんな中、ふと思い出したのは、七瀬社長が会話の中で、新しい文芸雑誌は新人だけではなく、既存の作家も一人書いてもらうと言ったことだった。「勿論商業誌であるからには売らねばならない。だから、“薫りいこ”にも書いてもらうことになっている」
 薫りいこ、というのは当代随一の流行作家であった。その十年ほど前に何らかの新人賞をとったことが始まりだったかと思う。その後、見る見るうちに世間に注目され、十年のうちに出した本は全て十万部以上売れ、百万部まで達成した本もあった。何故そんなに売れたのか。筆力やストーリー性もさることながら、彼女或いは彼が覆面作家であったということも影響したかと思う。その実像は徹底的に伏せられ、経歴も写真も男か女かさえも衆人には知る術がなかった。
 その薫りいこに書いてもらえるのか。中小出版社が初めて出す文芸誌に?どういった経緯があったのだろうか。僕は非常に驚いたのだが、七瀬社長にはその説明を拒むような雰囲気があったので、気になりながらも訊けずじまいになってしまった。かほるはメニューを眺めている。すっきりした表情だ。勝手にしたことを詫びてきた時とは明らかに違う、生涯最後の断捨離をし終えた満足感のようなそんな気持ちが顔に表れていた。僕はやおら立ち上がり、テーブルを回って七瀬社長が場を去り、空いた向かいの席に移った。かほるの顔が正面にあった。

「どうしたの」

「いや、空いてるしこの方が話し易いと思って」

「そう」

 かほるがメニューを脇に置いて、丁度皿を片しに来た店員に「ティラミスを二つ」と注文し終えるのを待ってから話を続けた。

「それで、ちょっとさ・・・」

「なに」

「薫りいこが書いてくれるって言っていただろう?」

「ああ、そうね。そう言ってたけど、それが?」

「・・・ちょっと失礼かな、と思うんだけど何で売れっ子の薫りいこが、大手でもない出版社のしかも初めて出す文芸誌に書いてくれるのかと思ったんだよね」

「それは、叔父さんと約束していたからよ。龍生書房を立ち上げてからの約束だもの」

「約束・・・。そうか、薫りいこはデビュー前から社長の知り合いだったということか」

 合点がいった。そしてもしかしたら、薫りいこというのは社長が育てた作家なのかもしれないと思った。と同時に別の疑問が沸いた。

「何故、それを知ってるの。叔父と姪の関係とはいえさすがにあの薫りいことの関係を、社長が?かほるに?」

「あら、知ってて当たり前よ。だって薫りいこは叔父さんの姉さんなんだから」

 さらあ、と言われて最初は「叔父の姉さんだからなんだよ」と思った。でも、かほるとの関係はと考えたら、かほるは週刊誌並みの暴露をしたんだってことに気がついた。

「かほる・・・、かほるのお母さんって薫りいこなの?」

「そうよ。それが何か」

 全く動じることなくあっさりとかほるは応えた。




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なぜ こんな時代に・・・泉谷しげる

2021-12-05 | 音楽
なぜ こんな時代に・・・    泉谷しげる



Catherine Anne Davies & Bernard Butler - The Breakdown



Tooryanse     Kimihiko Sato (Keme)



Over And Over     Nana Mouskouri



Tonight   McAlmont & Butler



ジェンダー差別「考えたことがない」―― 世界的"女性アーティスト"が背負ってきたもの

ジェンダー差別をまた違った視点で捉えた記事。

それにしても、こうした世界的アーチストがお見合い結婚というのは意外。

別にお見合いが悪いというわけではないが、敢えて偏見として言わせてもらえば、「前衛アーチストがお見合い結婚」というのはどうも似合わない。

そんなこと言うと、塩見允枝子さんに「あら、いいでしょ。お見合い結婚も結構いいわよ」と言いかえされそうだが。




コメント (4)
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