広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

ショック!カントリー家具にキズ&落書き

2005-02-06 11:38:06 | 自営業の妻
昨日、お父ちゃんにプレゼントしてもらったばかりの息子くんのチャイルドチェア

お父ちゃん、お仕事から帰ってきて、さっそく「椅子使ってくれてた?」と聞いてきた。
「喜んで、お座りしてお絵かきしてたよ」と答える。
「そうかそうか」と満足げに木の肌触りを楽しむかのように椅子をなでながら聞いている主人。
「あ~!お絵かき、椅子にしたんかぁ!!」
え?!  本当だ・・。
せっかくの新品のチャイルドチェアに、ボールペンでグニャグニャとなにやら象形文字が・・。
息子くん「あ~ぁ。あ~ぁ。」
(最近の息子くん、悪いことをしては自分で「あ~ぁ」と無邪気な笑顔でいうのがお気に入りです)
かわいい笑顔に、怒るに怒れずただただ、がっかりする主人。

でもね、思い出しておとうちゃん!!

パイン材の家具のいいところは、木が柔らかいのである程度のキズは仕方なくって、
時が経つのとともにキズや汚れの一つ一つが思い出として刻まれ、家族の年輪となって受け継がれていく。
そんな温かみのあるところが、よさじゃないの・・・。

とはいえ、今日下ろしたてなのに・・。思い出作るの早すぎ、息子くんよ!
かわいそうなおとうちゃん。

息子くんが、もっと大きくなって落書きしなくなったら、「お前が書いたんだぞ」とかいいながら、一緒にペーパーかけて、
もう一度塗装したらいいじゃん。親子の絆も深まるってもんよ。

オイル塗装の良いところは、素人でも(素人じゃないけど)簡単にメンテナンスでき、キズや汚れのひどいところを
サンドペーパーでこすってその部分にオイルを塗り込めば周りとなじみやすいという点です。
ちょっと、他の塗装方法の家具に落書きされたら、こうはいきませんよね。
家具職人に塗装をはいでもらって、塗りなおしてもらわないとね・・。

ところで、ご存知ですか?アンティーク家具として150年ぐらい経った現在も使われているパイン材の家具のほとんどは、
オイル塗装(オイルステインとは違います)されているものなんですよ。

オイル塗装は木の内部まで深く浸透して硬化する作用があるので長い年月をかけてもほとんど変化しないんですって!
それだけ、パイン材とオイル塗装は相性が良いようです。反対に、相性の悪いニスで仕上げると10年くらいすると
表面がはげてきてみすぼらしくなったり、オイルステインのみでしあげてあるものは、シミだらけになったり、
反りや割れがでてきてしまうんですって!
「無垢材なのにお安いわぁ~」って購入すると、オイルステイン仕上げのものが多い様なのでご注意を!!

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