こんにちは。しばらく間が空きましたが、また投稿してみたいと思います。よろしくお願いします。
これまで、けっこう長く進路指導について記してきましたが、今度は、生徒指導について考えてみたいと思います。
以下の文章は、文部科学省の資料から、生徒指導に関する部分を引き出したものです。文章は、公的な機関が出しているものらしく、どこからも過不足を指摘されないように、いろいろな要素を一文に盛り込んでいます。そのため、少しわかりにくいように感じられます。でも必要な内容はすべて網羅されているということでしょうか。
「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことです。すなわち、生徒指導は、すべての児童生徒のそれぞれの人格のよりよき発達を目指すとともに、学校生活がすべての児童生徒にとって有意義で興味深く、充実したものになることを目指しています。
生徒指導は学校の教育目標を達成するうえで重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます。」
上の文章について筆者なりに簡潔に説明したいと思います。
「児童生徒の人格を尊重し」とは、それぞれの子どもの人間性を大切にするということです。人間性に反する指導の活動はやってはいけないことと思います。
「個性の伸長を図りながら」は、それぞれの子どもの持つ特性、特に良さを伸ばすようにしながらですね。
「社会的資質や行動力を高める」は、社会に適合して生きる力や適切に行動できる力を育てることです。
本人が自分らしく、自分にとって良い生き方ができることです。
学校生活の中で、充実した生活ができ、その人らしく生活できるようにするための活動を行うことですね。
その意味では、生徒指導は、人がその人らしく生活し、「自分の力で立って、自律的に生活していく能力を育てる活動」と端的に表現してよいかなと思っています。
人が自分の年齢や環境等の様々な条件の中で、自立してしかも自律的に生活していければ、それが素晴らしいことで最終的な目標と思います。そのことに必要ないろいろな知識や技術を教えたり、引き出したり、自ら気づくことができるようにする活動が生徒指導と考えています。
最も端的に表現すれば、「自己指導能力」や「自己統制力」(セルフコントロールする力)を育てる活動と言えるかと思われます。自分で自分を指導できる、セルフコントロールして行動できるようにすることが大切と思っています。
ここで、少し話が変わりますが、「生徒指導」という言葉の意味について記しておきたいと思います。そうしないと生徒指導の本当の意味を理解できないかなと思われます。
生徒指導は、生徒への指導とか、生徒に対する指導とか、指導を行うという意味ではありません。本来は。「ガイダンス」の言葉を訳したものです。生徒指導という言葉の本来の意味は「ガイダンス」ということです。
ガイダンスは「導く」という意味を持っています。一方的に生徒に対して、ああしなさい、こうしなさい、これはしてはダメ等と「指導する」のではなく、いろいろな場面や方法を用いて、生徒が自分の力で適切な行動をとることができるように導く、あるいは、適切なあり方について気づく機会を与えて導く、という意味です。
生徒が主体になっているわけです。支援者指導者は、相手を尊重しながら相手が自身でわかって行動できるように導く、あるいは促すことを行うということです。
我が国の教育では生徒指導というと、教員から生徒への一方的な生徒への指導が生徒指導とされていることが多すぎるようです。生徒指導がガイダンスであることを理解しないで進められていて、時には、指導と称して体罰が行われるような状況になってしまっているようです。
教育の活動が極めて経験主義になってしまっていて、教職員になった時、あるいは自分が生徒であった時に、教員から行われたようなことを引き継いで同様に行ってしまっているようです。
本当に、学問的な科学的な側面はほとんど見られず知られずに生徒指導が行われているようです。本来、ガイダンスの意味を持つ生徒指導には、たくさんの科学的な知見や方法があると思われるのですが、そのような方法等はほとんど取り入れられずに無視されて行われているのが我が国の生徒指導かと思われます。
このような状態では、いつまでたっても自立的で自律的な生徒、人間を育てることはできずに、人からの指示や命令、その場の様子や大勢を見て行動することしかできない大人になっているのではないかと思われてしまいます。
今回はここまでにさせていただいて、次回からガイダンスである生徒指導の実施方法等について触れてみたいと思います。
今回は、表題を子どもの能力を育てる方法としていて、ブログの中身と違うとの指摘を受けそうですが、その点お許しください。
これから、子どもを元気に活力のある、しかも行動できる力を育てることについて触れていきたいと思いますので、今回はまだそこまでいきませんがお許しください。
意欲的に前向きに行動できる力を育てる活動について今後触れていきたいと思います。
では、また。
これまで、けっこう長く進路指導について記してきましたが、今度は、生徒指導について考えてみたいと思います。
以下の文章は、文部科学省の資料から、生徒指導に関する部分を引き出したものです。文章は、公的な機関が出しているものらしく、どこからも過不足を指摘されないように、いろいろな要素を一文に盛り込んでいます。そのため、少しわかりにくいように感じられます。でも必要な内容はすべて網羅されているということでしょうか。
「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことです。すなわち、生徒指導は、すべての児童生徒のそれぞれの人格のよりよき発達を目指すとともに、学校生活がすべての児童生徒にとって有意義で興味深く、充実したものになることを目指しています。
生徒指導は学校の教育目標を達成するうえで重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます。」
上の文章について筆者なりに簡潔に説明したいと思います。
「児童生徒の人格を尊重し」とは、それぞれの子どもの人間性を大切にするということです。人間性に反する指導の活動はやってはいけないことと思います。
「個性の伸長を図りながら」は、それぞれの子どもの持つ特性、特に良さを伸ばすようにしながらですね。
「社会的資質や行動力を高める」は、社会に適合して生きる力や適切に行動できる力を育てることです。
本人が自分らしく、自分にとって良い生き方ができることです。
学校生活の中で、充実した生活ができ、その人らしく生活できるようにするための活動を行うことですね。
その意味では、生徒指導は、人がその人らしく生活し、「自分の力で立って、自律的に生活していく能力を育てる活動」と端的に表現してよいかなと思っています。
人が自分の年齢や環境等の様々な条件の中で、自立してしかも自律的に生活していければ、それが素晴らしいことで最終的な目標と思います。そのことに必要ないろいろな知識や技術を教えたり、引き出したり、自ら気づくことができるようにする活動が生徒指導と考えています。
最も端的に表現すれば、「自己指導能力」や「自己統制力」(セルフコントロールする力)を育てる活動と言えるかと思われます。自分で自分を指導できる、セルフコントロールして行動できるようにすることが大切と思っています。
ここで、少し話が変わりますが、「生徒指導」という言葉の意味について記しておきたいと思います。そうしないと生徒指導の本当の意味を理解できないかなと思われます。
生徒指導は、生徒への指導とか、生徒に対する指導とか、指導を行うという意味ではありません。本来は。「ガイダンス」の言葉を訳したものです。生徒指導という言葉の本来の意味は「ガイダンス」ということです。
ガイダンスは「導く」という意味を持っています。一方的に生徒に対して、ああしなさい、こうしなさい、これはしてはダメ等と「指導する」のではなく、いろいろな場面や方法を用いて、生徒が自分の力で適切な行動をとることができるように導く、あるいは、適切なあり方について気づく機会を与えて導く、という意味です。
生徒が主体になっているわけです。支援者指導者は、相手を尊重しながら相手が自身でわかって行動できるように導く、あるいは促すことを行うということです。
我が国の教育では生徒指導というと、教員から生徒への一方的な生徒への指導が生徒指導とされていることが多すぎるようです。生徒指導がガイダンスであることを理解しないで進められていて、時には、指導と称して体罰が行われるような状況になってしまっているようです。
教育の活動が極めて経験主義になってしまっていて、教職員になった時、あるいは自分が生徒であった時に、教員から行われたようなことを引き継いで同様に行ってしまっているようです。
本当に、学問的な科学的な側面はほとんど見られず知られずに生徒指導が行われているようです。本来、ガイダンスの意味を持つ生徒指導には、たくさんの科学的な知見や方法があると思われるのですが、そのような方法等はほとんど取り入れられずに無視されて行われているのが我が国の生徒指導かと思われます。
このような状態では、いつまでたっても自立的で自律的な生徒、人間を育てることはできずに、人からの指示や命令、その場の様子や大勢を見て行動することしかできない大人になっているのではないかと思われてしまいます。
今回はここまでにさせていただいて、次回からガイダンスである生徒指導の実施方法等について触れてみたいと思います。
今回は、表題を子どもの能力を育てる方法としていて、ブログの中身と違うとの指摘を受けそうですが、その点お許しください。
これから、子どもを元気に活力のある、しかも行動できる力を育てることについて触れていきたいと思いますので、今回はまだそこまでいきませんがお許しください。
意欲的に前向きに行動できる力を育てる活動について今後触れていきたいと思います。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます