ウクレレ製作中!Piya Ukulele Studio          ウクレレ製作 & レッスン!

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サイド材

2009年02月14日 | ウクレレ製作中
サイド材を加工します。



まず寸法を決めます。厚みを落とすと同時にサンディングしてある程度木肌を仕上げておきます。
曲げてしまった後ではうまくサンディング出来ない所もありますので・・。
キラキラして綺麗な材ですネ!
上がソプラノ用、下がコンサート用です。



ネック寄りの部分はボディの厚みを薄くするのでこの段階で一度削ります。
写真では判りませんが、2枚重ねて削ってます。そうすれば同じ寸法に仕上がります。



こんな感じ。また後で調整しますけど。


では、曲げましょう!

私にとって最初の難関。
バリッとやってしまってオジャンにならないよう慎重に・・・


最初にくびれの部分を曲げます。



続いて、フリーハンドで全体をある程度曲げてしまいます。



型を使ってアールを決めます。



型どうりの曲線が出来たら、ギュッと締めて固定します。で、丸1日放置。


型からはずして曲げが不十分な時は、再度調整します。


つづく

製作開始

2009年02月12日 | ウクレレ製作中
K&Tさんのレレがまだ未完成でありますが・・・、
Maさん、Miさん、Yさんのレレ、製作開始です。

まず、トップとバックの板接ぎです。


こちらは、Maさんのソプラノの材です。
写真では判りにくいですが、細かくうろこ状にキラキラしてます。
キルテッドコア!ってやつです。
Miさん、Yさんの材も似た感じです。



このようにセンターの合わせ目がギザギザで隙間があるときれいに接着出来ないので
ピッタリ合うように削ります。
ブックマッチの材でも左右の木目が微妙にずれている場合はなるべく合うようにこの時に調整します。
今回の材はあまり調整する必要はないですネ。



削ってます。



仕上げには奥の長いカンナで削ります。
このカンナは『長台かんな』といい、正確な平面を出すためのカンナです。



ピッタリ合いました!
正確に言うと、両端はピッタリ合わせ、中央付近は少~~し隙間が空いてます。



板接ぎ用の冶具にセット。このようにクサビで締めます。



接着。クランプが沢山付いてますが、これは材が浮かないように抑えてるだけで、
接ぎはクサビで締めてます。


つづく

ネック が ネック

2009年02月11日 | ウクレレ製作中
ダジャレにもなっていませんが、K&Tさんのレレのネック、
かなり出来ていたのですが、ちょいと気になることがあり、作り直すことにしました。

折角ですので、前回はしょった工程の写真も撮ってみました。



最初はこの角材の状態。これをへの字にしていきます。



角度をつけた冶具にセットして切ります。



切りました。



ヘッド側をひっくり返して、このように組み合わせます。



接着します。


つづく

祝 完成 オヂサンのレレ

2009年02月10日 | 完成!!
オヂサンよりご依頼のレレ、一昨日お渡しいたしました。

8弦テナーです。
ロングスケールをご希望との事で、通常のテナーより少し長い450mmとしました。
ヘッドのネームとインレイは、オヂサンご自身のオリジナルデザインです。

初めての複弦レレ製作でしたが、何とか無事完成しました。

お渡しする前に試奏してみたのですが
複弦は歌の伴奏専用という固定観念がありましたが、メロディ弾きにもgoodですね。
クラシックっぽい曲なんかだといい雰囲気かも、などと。・・弾けませんけど。





≪Piya ukulele  #015   8-string tenor≫

8弦テナー、弦長450mm  

・ボディー:コア
・ネック:マホガニー
・指板、ブリッジ:エボニー
・ヘッドプレート:ローズウッド
・ブレーシング:スプルース
・ライニング:マホガニー
・ナット、サドル:牛骨
・バインディング:ローズウッド
・ロゼッタ、パフリング:白蝶貝
・ポジションマーク:白蝶貝
・ヘッドインレイ、ネーム:白蝶貝(オリジナルデザイン)
・ペグ:GOTOH UK12(N)
・塗装:ラッカー
・弦:ghs(8弦用)













祝 完成 Hさんのレレ

2009年02月09日 | 完成!!
Hさんよりご依頼のレレ、昨日お渡しいたしました。

フレットレスのテナーです。
フレットが無いのは当然ですが、
ポジションマークもサイドポジションもありません。
Hさん曰く「ウッドベースだって何も付いてないでしょ!」
・・・いちおう納得。
まあ、ウクレレもベースもスチールも弾きこなすHさんのことですので
何とか弾いてもらえるのかな~、ということで製作しました。

蓋を開けてみれば・・、
Hさん、単音弾きどころか、フツーにコード弾きもされてました。




≪Piya ukulele  #014  fretless tenor≫

フレットレステナー、弦長435mm 

・ボディー:コア
・ネック:マホガニー
・指板、ブリッジ:エボニー
・ヘッドプレート:ローズウッド
・ブレーシング:スプルース
・ライニング:マホガニー
・ナット、サドル:牛骨
・バインディング:ブビンガ
・ロゼッタ:コア
・ヘッドインレイ:白蝶貝(Gekko)
・ペグ:GOTOH SE700(CK)
・塗装:ラッカー
・弦:Worth フロロカーボン弦(BT)