過ぎていくもの

2016年10月06日 | 出来事
老化だって。

数日前から右目に黒い点が現れて、それが視線と共に移動する。
初めは、マスカラが付いているのかと目をこすったり、
子バエが飛んでいるのかと手ではらったり、

ああ、、よく聞く飛蚊症か。でもまさかと思い眼科に行けば
老化ですね。病気ではありません。だと。
ならば症ってつけるなよ!
帰りは車に乗らないでくださいだと!?何を言ってるんだか!病気じゃないんだろうが。


でも外に出てびっくりした!外が全部お日様だらけみたいで真っ白!まぶしい!!
こんな下界は初体験!!

瞳孔を開く点眼したからだけど、室内にいるときは運転くらい大丈夫!帰れるさ~って、思ってたけど
すごいね。瞳孔が開くって。
まぶしくて周りが見えなくなる。見ようとすると気持ち悪くなって吐き気がしてきた。

運転、して帰ったけどね。

あたしをなめんなよ~~と、吐きそうになりながら帰ったさ。
な~にが老化だ!




でも
別の老化は突然母親の元にやってきた。
米寿のお祝いをこそっとやったばかりで88歳。
ひたひたと、徐々に、ゆっくり諦めさせるかの如く母の行動を狭めてはいたけれど普通の老化パターンだった。


母の妹が去年、急に泣くなり
今年の6月にも娘が急に逝ってしまった。
その悲しみが計り知れないほど大きかったから、
食欲がだんだん無くなり、動く元気もだんだん無くなり、うとうと昼間に寝てしまうせいもあって
夜眠れないのが辛くて処方してもらった睡眠薬を飲んでぐっすり寝すぎて
夜中にベットから落ちてそれも気がつかずに朝まで床でうつぶせに倒れたままで
家族が気がついたときはうっ血して顔がはれて真っ黒だった。

そして入院。
点滴は、安定剤か何かが入っているとしか思えないほど点滴をするとまだらボケになる。
3日も入院すると本当にボケてしまう。
きつい顔して家に帰りたいといい続ける母を見て自宅介護の大変さが急にやってきた。


それでも仕事と生活を盾に毎週は来れないからと言ったは言ったけど
顔を見せると泣いて喜んでくれる母に、やっぱり逢いたいと素直に思う。

どこまでできるんだろうか、、、、
実家まで往復5時間、車の中で色々な事を考える。
考えるにはいい時間かなとも思う。
出来る事を出来るだけしよう。それしか今はわからない。


入院中の母は、今度いつ逢えるの?もう帰るの?と辛くなる台詞を言ってくれたが
今日の母は、帰りが大変だからもう帰りなさい。と、以前の母に戻っていた。

子供の名前も孫の名前もわからなかったり、何度も同じことを話している母に
「大変だからもういいのよ、帰りなさい」って、言わせてしまったら
もうやらないわけにはいかないじゃないか!


何が老化だ!
どれだけ出来るかやってやろうじゃないか。



はあ~、、、忙しいんだけどね。。実際。
かあちゃん、、まいったね。