アマチュア無線の運用方法に移動運用というものがあります。
自宅からではなく「どこかへ行って」アマチュア無線を楽しむものですが、この移動運用にも各人各様の運用スタイルがありなかなか興味深い。
幸いなことに私の知り合いには「移動運用のオーソリティー」が何人もいます。
私自身は「移動運用の素人」なので、それらオーソリティーを参考に極ささやかに移動運用を楽しんでます。
今回(6/4日曜)は湯河原移動運用でのメモです。
7MHzのホイップアンテナはKWTさんからの借り物(212cm)
実は、先週の金曜夜にAさんが原因(?)の「超ローカル緊急ミーティング」が近所のタコス屋さんで開かれ、これに来たKWTさんの緊急移動運用計画提案でした。
これまた最近移動運用にはまっているRNEさんが入り、結局、KWT、RNE、私の3人でKWTさんがよく行く湯河原に行くことになったわけです。
移動地は真鶴半島が見渡せる高台で、車で上がれるが狭い道ですれ違いはほとんど出来ません。
ちょっと霞んでいるが真鶴半島が良い眺めになっています。
来る人は少ないが、当日、天気もまあまあだったので午前中で4-5台車が上がってきました。
見晴らしがいいので大体景色を見物すると10数分程度でかえっていきます。
無線に関係がないひとにもいいところですよ。
KWT(430MHz)、RNE(50MHz)はタイヤベースに伸縮ポールで八木アンテナの「本格的移動運用スタイル」です。
車内には快適に運用できるグッズがいろいろ。
(そのうち本人たちの了解が得られれば紹介したいけど)
私は今回、移動運用のオーソリティーであるNLO、VXTのスタイルをちょっと真似て、「ローバンド(7MHz)でCWの運用をホイップアンテナで」やってみることにした。
当日は「テレコムパーティー」(郵便番号を交換する)をやっているので便乗参加しました。
運用スタイル補足
アンテナは伸び縮みする7-430のアンテナもあるが、KWTさんが212cmの7MHzセンターローディングのホイップを持っていたので7MHZはこれを使いました。
ロギングはノートPCを持ってきてzlogでやる方法も考えたのですが、今回は簡単にやるため全手動(?)でやることにしました。(紙ログ)
パドルは右手でしか使えないのでセンターコンソールのところにパドルとメモリキーを置き、助手席でやりました。
結果
40局(7MHz以外も含む)との交信をすることができました。
7MHzなのでゼロエリアを除き全国。
これは自分の予想よりかなり良いです。
まあ、HF帯なのでわざわざ高いところでなくともいいかもしれませんが、回りが開けているのでよく入っている感じはします。
気が付いたこと
1.応答率
テレコムパーティー中なのでCQ TCPとして出したが思いのほか7MHzは応答率が良い。
パイルにはほど遠いが適当な間隔で呼んできてくれる。
今回は10MHz、18MHz、21MHzでもやってみたが7MHzが圧倒的によかった。
2.アンテナ性能
伸び縮みするATAS-100アンテナ(21MHzで147cm)と21MHzセンターローディングのホイップ(212cm)と比較すると、受信時約S1つATAS-100のほうがわるい。
長さも違うし、ATAS-100はマルチバンドなのでこのくらいの差は妥当なところか。
S1つなのでこれを踏まえて、操作性、性能を使い分けるのがいい。
3.台が必要
たまたま車のセンターコンソールがパドル置きに使えたが、ログ等を置く台がないので不便だった。
ちゃんとやってる人はここを始めに解決しているので、簡単でもいいのでなにか台がほしい。
4.ノートPC
ハムログへの入力などの後処理を考えると数10局以上やるならPCがあったほうが便利ですね。
ただ、A4サイズのPCだとかなりまじめに置き場所を考えないといけないので、このあたりは思案のしどころ。
小さいノートPCもあるが、キーが打ちにくいしなあ~
まあ、私の場合、通常は交信局数はすくないから手書きでもいいかも?
5.タイヤベース等の本格化
ちゃんとやるにはタイヤベースやポールなど必要になるが、私の場合はまだ当分先なので、この問題はペンディング(保留)。
以上、なかなか実のある1日でした。
TNX KWT,RNE!!
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