今日は買い物で横浜駅に行ったが今日も突発的な雨が降ったので帰る気にもならず横浜駅周辺を散歩(?)してました。
特に行きたいところもないのでどうしようと考えた。普段横浜駅の東口方面はあまり行かないので今回はそごうの美術画廊に行ってみることにした。
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そごう6階のアートサロンで「一四代 平戸悦山 白磁展」があったので入ってみた。
正直言って陶器類はそれほど興味があるわけでもないので単なる時間つぶし程度
だったが、、
ちょっと見て驚いた!!
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超絶技巧!
白磁での彫刻のような造形でよくもこんなに細かな細工ができたもんだ。
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鳥かごをテーマにした作品がいくつかあったが、よくもこれほど細かな細工を根気よくやったもんだとおどろくやら感心するやら。
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あらためてリーフレットを見ると堂々と超絶技巧の文字が。
横浜人なら焼き物の超絶技巧は横浜焼きの宮川香山がすぐ出てくるが、宮川香山以外は全く知らなかった。
平戸悦山は長崎県指定無形文化財のようで単なる超絶技巧の作家ということでもなさそう。おもしろかったのは郷土玩具の舌出三番叟人形
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詳細説明は写真の説明みてください。
焼き物なので舌を出したり首が動く!
どうやって作るのか興味津々。
たまたま会場にこれらを作った15代目のかた(女性)がいて話しかけたら親切にもいろいろ教えてくれた。
「粘土をこねて作るんでしょうが粘土では動くように細工しても焼いている途中に変形したりくっついたりしないんですか?」
「もちろんそういうのもありますよ。ここにあるのはうまくいったものだけ」
そりゃそうだ!
「焼くと縮むと聞いたんだがどのくらい小さくなるんですか?」
「大体20%くらい小さくなりますよ」
かなりの変化なのでこれを想定して元のを作るのは大変そう。
縮み方のバラツキがありそうだが、当たり前だが素材の品質や均一性をきちんとやるのが重要らしい。
また、鳥かごの作り方などいろいろ教えていただきました。
「写真撮っていいですか? ブログに載せていい?」
「どうぞどうぞ」
ということで今回このブログに上げておきました。
何も知らない素人に親切に教えていただきまして感謝、感謝です。
まあ、ともかくこの細工に驚いたので自分のブログに上げて忘れないようにしたいと思った次第。
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横浜駅東口のそごうです。