海月美紗のおでかけ日記

おでかけ大好きです
見つけた小さな“happy”を記録していきます

ウツギの仲間たち

2024-05-27 10:20:00 | 

みんな「ウツギ」と名前のつく花たち。でも、科目や属目が違うので、完璧に同じ仲間とは言えないのかもしれないが…

△ウツギ(アジサイ科ウツギ属)

枝の中が空洞になっていることから「空木」。花が卯月(旧暦4月)に咲くことから「ウノハナ(卯の花)」とも言われる。枝先に1~1.5cmくらいの白い花がまとまって付く。

山道を走っていると真っ白い花が見事に咲いていて、よく目立つ。

△ヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属)

ウツギとよく似ていることから「ヒメウツギ」。ウツギほど大きくならず、樹高は1mくらい。ウツギに比べて葉っぱに生える毛が少ない。

山あいの民家の庭先で見つけてウツギかと思ったが、花の咲き方がウツギほど密集していない。白い花が清楚な雰囲気。

△ハコネウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)

「箱根」と名前に付いているが、神奈川県の箱根には自生しないらしい。白い花が次第にピンク色、紅色に変わっていき、色とりどりの花が一度に咲いているように見える。

潮風に強く海の近くに植えられることが多いということ、確かにこの辺では道ばたに限らず、あちらこちらで見かける。

△タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)

谷などに多く自生していることから「タニウツギ」。花は淡紅色。田植えの頃に山道を通ると、新緑の中で色鮮やかに咲くピンクの花が目立つ。

優しい華やかな色が美しいが、満開になると枝がしだれて重たそうなくらい。

△ベニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)

濃い紅色の花が特徴。日本では九州の一部にしか自生しないらしいが、品種改良された園芸種が多く、身近に見ることができる。タニウツギを別名ベニウツギとも言うので、園芸種のこちらはオオベニウツギと呼んで区別。

△ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)

ガク片が羽根つきの「衝羽根」に似ていること、枝の様子がウツギに似ていることから「ツクバネウツギ」。枝の先に白色~淡黄色の花を2個ずつ咲かせる。花の内側に黄色い網目模様がある。

ぱっと見たときアベリアかと思ったけど、花の大きさが全然違った。

△タキネツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)

福島県の阿武隈山地の滝根町で発見されたことから「タキネツクバネウツギ」。東北地方南東部~関東地方北東部の標高300~1000mの山地に自生する。枝先に淡紅色の花を2個つけ、内側に網目模様がある。

大滝根山を見上げて育った私には、この上なく懐かしい花。

△ミツバウツギ(ミツバウツギ科ミツバウツギ属)

小葉が3枚ずつ付く複葉、ウツギに似た白い花を咲かせることから「ミツバウツギ」。枝先に7~8mmくらいの小さな花が円錐状に集まってぶら下がる。

花びらもガクも白く、花びらは開ききらない。可愛らしい雰囲気の花。

△コゴメウツギ(バラ科コゴメウツギ属)

ウツギに似た花を付け、小さな白い花が米粒のように見えることから「コゴメウツギ」。5mmくらいの小さいが花がびっしりとまとまって咲く。

普通に山道で見かける花、一つ一つの花はよく見ると可愛らしい。

△バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)

ウメに似た花が咲くことから「バイカウツギ」。3cmくらいの4弁の白い花を5~10個つけて咲く。山地の林内に自生するが、庭木や園芸品種として栽培されている。

白い花、優しい甘い香りがして清楚な感じ。鉢植えがあったら絶対に購入する。


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