いよいよモスクワ、クレムリンの観光です。まず予約を取ってある武器庫とダイヤモンド庫を観ます。入場規制が厳しくてカメラ、傘、大きな荷物などは持って入ることが出来ません。バッグもA4の大きさ以下と言うのですから、緊張します。19世紀半ば鎧や兵器を保管する所として建てられたためこの名で呼ばれています。工芸美術品、王冠、王笏、各国から贈られた宝物、衣装などロシアの歴史その物を観る事が出来ます。シルクやレースなどの織物は、18世紀自国ロシアでは全く出来ず、フランスから得ていたそうです。豪華な宮廷馬車はフランス、ドイツ、オーストリア、イギリスから持って来ていたのです。
ダイヤモンド庫の宝飾の数々、浮世離れした豪華さは庶民には理解出来ません。グループのため息が大きくなり守衛より”静かに”の声が飛んだ。
ダイヤモンド庫の宝飾の数々、浮世離れした豪華さは庶民には理解出来ません。グループのため息が大きくなり守衛より”静かに”の声が飛んだ。
毎日、ビュッフェ・スタイルの朝食です。食べすぎですね。ハムやソーセージ、チーズは美味しいと言うほどの物ではないが、スモーク・サーモンや鰯のマリネはやはり本場、朝からスモーク・サーモンです。生野菜もいろいろあります。マッシュルームの炒め物は私好みです。デザートのケーキ類もスパイシーでとてもいいのですが甘すぎ!三時のお茶の時間にゆっくり食べたいと思いました。果物は洋梨が美味しかった。スープやパン、ヨーグルトなど沢山の種類が…。ロシアも大したものです。
街を走っている車はどれも大体汚い。泥にまみれている。雪解けの時などいくら洗車してもまたすぐ汚くなるのでしょう。土ぼこりを撒き散らして走っています。
ホテルの前の駐車場、朝早く散水車でお掃除をしていました。
ホテルの前の駐車場、朝早く散水車でお掃除をしていました。
夜、22時、やっと日が暮れます。正面の建物はお役所だと思っていたら、高級マンションなんですって…。スターリン建築と言うそうです。ペレストロイカ後お金持ちが増えて、このような高級マンションの建設が進んでいると言う。一平米5万ドルから10万ドルもします。富裕層は200平米ぐらいの家に住んでいる。ダーチャと言う別荘を持つ事もステータスの一つで、暑い夏があるわけでもないのに何故別荘を持ちたいのか…それは都会では出来ない家庭菜園のためだそうです。冬は勿論、夏ですら温室がなければ胡瓜も出来ません。