家を出発するとき、上の子どもは
「かあちゃん、こんなときに熱出してごめんね。」と言った。
気にしているようだった。
現地につくと駅から宿までは、タクシーしか交通手段が無い。
私たちは、タクシーに乗って、山道を登って行った。
タクシーで約20分。
途中の道では、どしゃ降りにあった。
宿に着くと雨は、止んでいた。
広い宿の敷地を迷いながら、歩いてやっと部屋についた。
指導員の先生にご挨拶をしていると同じ班の子ども達が
部屋の入り口にわあーっと出てきて、歓声とともに歓迎してくれた。
何か起きたのか、わからないまま、私は呆然としていた。
上の子どもは、同じ班の子どもたちに促されて照れ笑いしながら
部屋の中に消えて行った。
私は、その後、指導員の先生にこれまでの経過等をお話していたが、
上の子どもは、とうとう一度も部屋から出てこず、バイバイも言えなかった。
暫く、部屋の外で待っていたが、出てこなかった。
私は、とぼとぼ歩き、宿のロビーに行き、またタクシーを呼んだ。
「かあちゃん、こんなときに熱出してごめんね。」と言った。
気にしているようだった。
現地につくと駅から宿までは、タクシーしか交通手段が無い。
私たちは、タクシーに乗って、山道を登って行った。
タクシーで約20分。
途中の道では、どしゃ降りにあった。
宿に着くと雨は、止んでいた。
広い宿の敷地を迷いながら、歩いてやっと部屋についた。
指導員の先生にご挨拶をしていると同じ班の子ども達が
部屋の入り口にわあーっと出てきて、歓声とともに歓迎してくれた。
何か起きたのか、わからないまま、私は呆然としていた。
上の子どもは、同じ班の子どもたちに促されて照れ笑いしながら
部屋の中に消えて行った。
私は、その後、指導員の先生にこれまでの経過等をお話していたが、
上の子どもは、とうとう一度も部屋から出てこず、バイバイも言えなかった。
暫く、部屋の外で待っていたが、出てこなかった。
私は、とぼとぼ歩き、宿のロビーに行き、またタクシーを呼んだ。