ひだまりーん

むだばなし。

キャンプへ-4。

2008年07月29日 | イベント
家を出発するとき、上の子どもは
「かあちゃん、こんなときに熱出してごめんね。」と言った。
気にしているようだった。


現地につくと駅から宿までは、タクシーしか交通手段が無い。
私たちは、タクシーに乗って、山道を登って行った。
タクシーで約20分。
途中の道では、どしゃ降りにあった。

宿に着くと雨は、止んでいた。

広い宿の敷地を迷いながら、歩いてやっと部屋についた。
指導員の先生にご挨拶をしていると同じ班の子ども達が
部屋の入り口にわあーっと出てきて、歓声とともに歓迎してくれた。
何か起きたのか、わからないまま、私は呆然としていた。
上の子どもは、同じ班の子どもたちに促されて照れ笑いしながら
部屋の中に消えて行った。

私は、その後、指導員の先生にこれまでの経過等をお話していたが、
上の子どもは、とうとう一度も部屋から出てこず、バイバイも言えなかった。
暫く、部屋の外で待っていたが、出てこなかった。

私は、とぼとぼ歩き、宿のロビーに行き、またタクシーを呼んだ。