うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

そうだ、京都、行こう

2005年10月14日 | お出かけ
秋は京都。

我が家は京都へのお出かけが多い。日帰りもあれば、お泊りもあるのだが、車で出かけることが多く、ここ数年は数ヶ月に一度は行っている。京都といえば寺社巡りということになるのだろうけど、うちは京都通いの「通」なのでちょっと違っている。まず一つ二つ、お寺などに行き、三条・錦辺りに行き、豆腐を買って帰るのだ。
去年の春行ったのは、京都の町から少し離れた伏見。黄桜などの酒蔵がある街だ。新撰組で有名な池田屋もある。川沿いには酒蔵と柳があり、船に乗ることもできる。酒蔵で、買い物をしたり、食事をしたりすることもできる。駅前の商店街は、おみやげ屋と、日常の商店が混在していて、とても歩きやすい。町にはお茶屋さんがいっぱいあり、おいしい宇治茶が比較的安価で売っている。
今年の春は、京都国立博物館に行った。ここは無料駐車場があり、ゆっくりと観覧できる。明治時代にできた建物は、それを見るだけでも、楽しい。近代博物館の向かいは頭痛持ちの後白河院が作った三十三間堂。ここも駐車場に無料でとめられる。仏像一つ一つを見るだけで、1時間くらいはすぐに過ぎてしまう。
文化的なものの後は、当然、おいしいものとお買い物。四条辺りに車を止め、三条、錦市場に行く。京都は学生の町なので、古着屋さん、雑貨屋さんも多い。そこらを見て回ったら、いつもの手拭いやさんへ。私はここのデザインがとても好きだ。復刻柄なのだが、舞妓さんがスキーをしていたり、骸骨だったり、とてもポップで、楽しい。
錦では、豆腐ドーナツを買い、富美家にいく。鍋焼きうどんがおいしいんだけど、力餅の入った富美家うどんもいいし、カレーうどんもいいし、懐かしい感じのの中華そばもいい。とにかく迷う。食べ終わったら、お持ち帰りの鍋焼き、カレーうどんを買う。ちょっと甘めのだしだけど、安くておいしい。さすが京都の名水じこみ。たまにお漬物を買ったりするけど、「通」になった最近はあまり買わない。だし巻き卵や、じゃこ山椒を買ったりする。京の台所なので、生花も売っている。いつだかは、シャクヤクを胸いっぱい抱えて帰った。
もう帰らなきゃという頃には、車を出して、北野天満宮近くに、お豆腐を買いに行く。京豆腐といえば嵯峨釈迦堂清涼寺の「森嘉」(ここに行くなら、飛竜頭と、納豆を買ってみてください。さすがのお味です。京都で納豆は意外だけど、大粒で、本当にふっくらしていてしっかりしています)が有名だけど、うちはもっぱら北野のとようけや。とようけやは、北野天満宮の向かいに、軽食の食べられる茶屋があり、そこで、お豆腐も買えるのだが、品数は多くないし、売り切れも多いので、ちょっと入った北野下の森商店街にあるお店で買う。京都に行く目的の半分くらいはここの豆腐を仕入れる(そう、仕入れといいたくなるような量を買ってしまうのです)ため。青豆、紫蘇、ゴマ、、どれも納得のいく豆の味。当然湯葉も買うし、引き上げ湯葉、そうして、たっぷり厚い、油揚げ、豆乳。地元の人たちもひっきりなしに買いに来ている。普通のペースで、3000円くらいは買ってしまう。しかし、町の豆腐屋の値段なので、たっくさん買える。ずっしりと重い袋を乗せて岐路につき、帰ったら、夜食は豆腐尽くしと富美家うどん。油揚げは軽くあぶり、しょうゆをかける。湯葉に豆腐も盛り付けて、醤油でいただく。富美家のうどんは、具とだし汁がパックになっているので、お鍋で温めるだけだ。だし巻きを切り、漬物を買った日はそれを添えれば、十分贅沢な、お土産夕餉である。
他には、お茶の一保堂もやはりおいしく、缶がかわいい。
一澤帆布店にも行きたい。
東寺や北野天満宮の骨董市にも行きたい。

やっぱり行きたいぞ、京都。
やっぱり行こう、京都。

どこぞ、お勧めの京都があればお教えいただけるとうれしいです。
コメント (20)
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