倭彦命・身狭桃花鳥坂墓(桝山古墳)
奈良橿原市にある第28代宣化天皇陵のすぐ南にあるのが倭彦命・身狭桃花鳥坂墓(むさのつきさかのはか)です。旧家沿いの狭い路地を通っていくため駐車場もなく、かといって徒歩も困難。 倭彦命は崇神天皇の皇子で垂仁天皇とは同母弟にあたります。 母は御間城媛(第八代孝元天皇の子の大彦命の娘)。異母兄弟には初代斎宮の豊鍬入姫命や豊鍬入彦命がいます(母は紀伊国の荒河戸畔(あらかわとべ)の娘の遠津年魚眼眼妙媛(とおつあゆめまくわしひめ))。 橿原市鳥見町にある枡山古墳に眠る倭彦命が亡くなった時、従者を殉死させたので生き埋めになった人たちの泣き叫ぶ声が何日も続いた。それが哀れなので、次に日葉酢媛命が亡くなった時に野見宿禰の建言によって人を殉死させる代わりに埴輪を立てた。 その為に出雲の国から100人の土師部を呼んで埴輪を作らせたという。 倭彦命自身の功績は全くの不明で御座います。
桝山古墳は古墳時代中期の築造で、96m×90mの我が国最大規模を誇る方墳とされている。しかし、蒲生郡平の研究の成果を利用した幕末の文久の修陵において、天皇陵など皇族の墓は前方後円墳であるとする考えに基づき、桝山古墳も前方後円墳形に外形が改変がされているという。
尾張大海媛
┣ 大入杵命(古事記のみに登場 能登臣の祖先)
大物主神蛇 ┣ 八坂入彦命
第7代孝霊天皇 ┣ ┣ 渟名城入媛命(倭大国魂神を祭る)
┃┃┣倭迹迹日百襲姫命台与か 姥津媛命 ┃ 遠津年魚眼眼妙媛(紀伊)
┃┃┃ 欝色謎命伊香色謎命母 ┣彦坐王┃ ┣ 豊鍬入彦命
┃┃┣吉備津彦 ┣9 開化天皇 ┃ ┣ 豊鍬入姫命(天照大神を祀る)
┃┃┣稚武彦命 ┃ ┣10崇神天皇(御間城入彦)
┃┃倭国香媛 ┃ 伊香色謎命 ┃ ┣ 倭彦命
┃┃ ┣倭迹迹姫命 ┃ ┣
┃┃ ┣大彦命 ┃ ┣ 彦五十狭茅命
┃┣━━━━━━8孝元天皇┣御間城媛 ┃ ┣ 千千衝倭姫命
┃細媛命 ┃┃┗武渟川別 ┃ ┣ 五十日鶴彦命
┣彦狭島命 ┃┣彦太忍信命 ┃ ┣11垂仁天皇┓
┃ ┃┃武内宿禰の父 ┃ 御間城媛 ┃ ┃
┣稚武彦命吉備の祖 ┃伊香色謎命 x大彦命の娘 ┣ ┃袁邪辨王
┃ ┣武埴安彦命 ━━┛ ┏迦具夜比売┃
┃ 埴安媛 ┣ 大筒木垂根王 ┃
┃ 河内青玉繋┛ 吾田媛隼人族 ┃
┣稚武彦命ー吉備の祖 ┃
絙某弟はえいろど ┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛舒明天皇
┃ ┣吉備武彦━ 御友別 ┣賀陽皇子
┃ ┃┣吉備弟媛 ┣仲彦(上道・香屋祖)━□□━香屋采女
┃ ┃┣吉備兄媛 ┣稲速別(下道国造祖)━□━下道速津彦
┃ ┃┗鴨別 ┃ ┗弟彦 ┗・・・・・吉備真備
┃ ┃ 応神天皇
┃彦坐王 ┗ー┓
┃┣狭穂彦肥長姫(蛇)┣宍戸武媛 葛城高額姫
┃┗狭穂姫命 ┣伊那昆能若郎女 ┣神功皇后170-269
┃ ┣誉津別 ┗播磨稲日太郎姫-122 垂仁天皇 息長宿禰王┃
垂仁天皇 (日岡陵古墳) ┣両道入姫命 ┣15代応神天皇
┃┃ 三足比咩命 ┃ ┃ ┃ ┃
┃┃ ┣磐城別命 ┣櫛角別王 ┃ ┃ ┃
┃┣磐衝別命(三尾氏の祖) ┣大碓皇子 綺戸辺 ┣14代仲哀天皇-200
┃綺戸辺 ┣小碓尊 (日本武尊:白鳥陵) ┣麛坂王 -201
┃(山背大国不遅の女) ┃┃┣武卵王(讃岐綾君祖) ┣忍熊皇子-201
┃ ┃┃┣十城別王(伊予別君祖) 大中姫
┃ ┃┃吉備穴戸武媛
┣五十瓊敷入彦 ┃┣稚武彦王(東征同行)
┃イニシキイリヒコ ┃弟橘比売
┣ーーーーーー12代 景行天皇(大足彦忍代別天皇) -13-130
┣倭姫命 ┣稚足彦尊(13代成務天皇:佐紀石塚山古墳)┃
┏日葉酢媛命 ┣五百城入彦 ┃┣和珂奴気王 ┣神櫛皇子 (母:五十河媛 讃岐国造祖)
┣渟葉田瓊入媛 ┣忍之別皇子 ┃弟財郎女 ┣稲背入彦皇子(母:五十河媛 針間国造祖)
┣真砥野媛 ┣稚倭根子皇子┃ ┣五百野皇女 (母:水歯郎媛)伊勢斎宮
┣薊瓊入媛 ┣大酢別皇子 ┗吉備郎女 ┣豊国別皇子 (母:御刀媛)日向国造の祖
丹波道主王 ┣五百城入姫 ┣武国凝別皇子(母:高田媛)
10代崇神天皇 ┣五十狭城入彦:和志山古墳@愛知 ┣日向襲津彦 (母:日向髪長大田根)
┣八坂入彦命┣吉備兄彦 ┣豊戸別皇子 (母:襲武媛)
尾尾張大海姫 ┃ ┣高城入姫皇女 ┣国乳別皇子 (母:襲武媛)
┃ ┣弟媛皇女 ┣国背別皇子 (母:襲武媛)
┃ ┣香依姫皇女 ┣豊国別皇子 (母:日向御刀姫) 日向国造祖
┃ ┣渟熨斗姫命 ┣真若王 (母:伊那毘若郎女)
┣八坂入媛命 ┣彦人大兄命 (母:伊那毘若郎女)
┗弟媛 ┣五十功彦命 (母:五十琴姫命)
┗大江王 (母:迦具漏姫 日本武尊の曾孫)