魔夢炎上には、義経と静御前の悲哀が満ち満ち、当時の無常を迫力とともに感じることができます。
14分のロングランですが、じっくりどうぞ^0^
【ちょこっと説明】
頼朝の命を受け、一の谷合戦・屋島の合戦・壇ノ浦の合戦に勝利し凱旋帰京した義経は当然のように労いの言葉をもらえるものと思っていた。しかし、意に反し鎌倉入国を許されない立場となっていた。頼朝より刺客まで送りこまれた義経はその本意を確かめようとする。頼朝の門前払いに、落ち込む義経は昔育った平泉に藤原氏を訪ねる。しかしながら頼朝に屈した藤原秀衡は義経を討つことになる。義経31歳であった。義経を庇い無数の矢を受けつつ仁王立ちした弁慶の話は有名である。
いっぽう、頼朝に捕われた静御前は白拍子の舞を強要されるが、死を覚悟して「しづやしづ しづのをだまき くりかへし昔の今を なすよしもがな」と詠う。義経への想いを歌いながらの舞は有名である。
その後義経の子を身篭るが、男の子であったため頼朝の手に落ちる。悲しみとともに静御前は義経を求めて平泉に向かう。旅の途中で、その死を知った静御前はその身を投げることになる。この物語を詠ったのがこの曲です。
http://www.geocities.jp/ushiki1/onyoshitune.mp3