goo

〔詩〕火星が出てゐる

火星が出てゐる。 要するにどうすればいいか、といふ問は、 折角たどった思索の道を初にかへす。 要するにどうでもいいのか。 否、否、無限大に否。 待つがいい、さうして第一の力を以て、 そんな問に急ぐお前の弱さを滅ぼすがいい。 予約された結果を思ふのは卑しい。 正しい原因に生きる事、 それのみが浄い。(途中略) 火星が出てゐる。 天が後ろに回転する。 無数の遠い世界が登って来る。 おれは昔の詩人 . . . 本文を読む
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )