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懐かしい町、宮崎

5歳になるまで、父の郷里、宮崎市郊外の生目村で暮らした頃の、不確かな記憶をたどろうと思う。宮崎市への街道を、自転車の荷台のばかでかい籠の中で、左右にすべりながら、3、4歳の私が、どこかへ運ばれている。漕いでいるのは、40代前半の父だ。河畔の食堂で、初めて食べたアイスクリーム、味もだが、それまでの人生で見たこともない、上等そうな持ち手のついた皿に、強い感銘を受ける。銀だったのか、すずだったか、今とな . . . 本文を読む
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