動画が公開されていなかったので
再投稿します。
「こいつぁ春から 縁起がいいわえ」
で有名な、歌舞伎のセリフ
お嬢𠮷三のセリフ
月もおぼろに白魚の 篝もかすむ春の空
冷てえ風もほろ酔いに 心持よくうかうかと
浮かれガラスのただ一羽 ねぐらへ帰る川端で
竿のしずくか濡れ手で粟
思いがけなく手にいる百両
本に今夜は節分か
西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし
豆だくさんに一文の 銭と違って金包み
こいつぁ春から 縁起がいいわえ
河竹黙阿弥が書いた歌舞伎の脚本
「三人吉三廓初買」
(さんにんきちさ くるわのはつかい)の
大川端庚申塚の場での
お嬢吉三のセリフ。
吉三という同じ名前を持つ
三人の白浪(盗賊)が繰り広げる
名刀・庚申丸と百両をめぐる因果の物語。
三人吉三とは すなわち
お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三。
「こいつぁ春から縁起がいいわぇ」
というセリフは、実は
「女を川に蹴落として百両を手に入れた、
こいつぁ目出度え」と
悪党がほくそ笑む場面なのである。
が、あまり深く考えず、
セリフの語調の良さや華やかさを
楽しめばよいかと
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ほかの歌舞伎のセリフの 動画は
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