平家物語の「扇の的」は、
色彩豊かな絵面やドラマチックな展開で、
読む人聴く人をワクワクさせる。
華麗な装束の騎馬武者が居並ぶ浜辺、
青い海原に白い波がしら、
旗指物をひるがえす平家の小舟の群れ。
鏑矢の唸りは大気を切り裂き、
扇の赤と金とが夕日に映え、
風や波しぶきまで感じられるような
この血沸き肉躍るお話を、
「フツーに朗読」しても
なんか面白さがよく伝わらない気がする。
幸いというか、わたしは未だかつて
アナウンサーでも声優でも俳優でもない、
ましてや朗読のプロでもない。
そして、
自分のブログだから好き勝手ができる。
で、
「ねえねえ、こんなに面白いのよ」
とばかり好き勝手に語った
な~んちゃって講談「扇の的」です。
(扇子で見台をパパンパンとやりたかったけれど
音録りがむずかしくて断念。)
思いが伝わるかどうか・・・
まあ、どうか一席おつきあい下さいませ。
なんちゃって講談・扇の的