●五感俳句447・聴覚110・髙橋千草1・2019-09-02(月)
○「燭継ぎて邯鄲のこゑ降るやうに」(髙橋千草1)
○季語(邯鄲・初秋)(「俳句四季201711」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:蠟燭の焔を継ぎ足すほど長い時間にわたる祈りである。この堂内へも虫時雨が降るようです。→「邯鄲かんたん」:鈴虫に似て体長は12~15㎜程度。細身で体長の三倍の糸状の触角を持つ。寒地・高冷地に多い。淡黄緑色の薄絹を纏ったような色をしている。雄はルルルと美しく儚げに鳴く。名は中国の故事「邯鄲の夢」に由来する(「きごさい歳時記」より)。
●髙橋千草(たかはしちぐさ)
○好きな一句「海展けをり邯鄲の叢に」(『祖の海』)2
○季語(邯鄲・初秋)(「俳句201212」より引用)
【Profile】:1954年北海道札幌市出身。1992年「藍生」「壺」入会。→黒田杏子、→斎藤玄に師事。2012年「壺」第5代主宰継承。
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