俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五感俳句510「人を待つ人を見てゐる十二月」(『アンダンテ』2017)(志磨泉)

2020-12-22 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句510・視覚17・志磨泉01・2020-12-22(火)
○「人を待つ人を見てゐる十二月」(『アンダンテ』2017)(志磨泉01)
○季語(十二月・仲冬)(「→ふらんす堂編集日記」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:「見てゐる」という視覚俳句であるが、方法としては「同質回帰」である。「人を待つ人を見ている」人。そしてその人もまた人に見られている、という永遠の循環性。季節は12月から1月へと循環する。


志磨泉(しまいずみ)
○好きな一句「上手く笑へず上手く怒れず初鏡」(『アンダンテ』2017)02
○季語(初鏡・新年)(引用同上)

【Profile】:1968年和歌山県和歌山市出身。東京都新宿区在住。2010年に「知音」に入会、→西村和子、→行方克巳に師事。2014年「青炎賞(知音新人賞)」受賞。「知音」同人。


コメント    この記事についてブログを書く
« ■五体俳句510「終ひ湯の身に... | トップ | ■特集俳句510「新しき波を育... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

五感俳句」カテゴリの最新記事